シン・レッド・ライン
そこで、チョイスしたのがこの作品。
戦争映画で171分は気合を入れないと、なかなか手が出せません。
「天国の日々」以来、20年ぶりの発表になると言うテレンス・マリック監督作品。
■あらすじ■
1942年、太平洋戦争の激戦地、ガダルカナル島の高地トーチカを死守する日本軍と、それを奪取しようとする米軍の攻撃。
サディスティックまでの突撃命令と部下を犬死にさせまいとする大尉、すべてを突き放した目で見続ける曹長。
戦闘と、その合間の緊張的時間に、幾人もの兵士たちの心のつぶやきが流れる。
(1998/アメリカ) ★★★★
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戦争映画なのですが、とにかく映像がキレイで圧倒されます。
どこで止めても絵になる。こんな映画には滅多に出会えないですね!
出演している俳優人も、とにかく豪華です。 ジム・カヴィーゼル / ショーン・ペン / ベン・チャップリン / ニック・ノルティ / エイドリアン・ブロディ / ジョン・キューザック / ジョン・C・ライリー など・・・。
最初に ジョン・トラボルタ、最後に ジョージ・クルーニーも、ちょっとだけ出てきました。
ベン・チャップリンの美人妻役は、 ミランダ・オットー(「ロード・オブ・ザ・リング」の戦う姫様) 。
エンドクレジットを見たら、他にもティム・ブレイク・ネルソンを見つけましたが、本編では発見できず・・・。
どっかにいた気もするけど、気づかなかったです。
戦争映画では役者の顔って、とても大事ですよね。
見ていて誰が誰だか判らないといけないし。
今回の「シン・レッド・ライン」 では、見知った顔が多くて助かりました。
そして、この映画はモノローグがとても多いので、役者さんの声もポイントです。
皆、ぼそぼそつぶやいているけれど・・・(笑)。
でも、モノローグ部分はやや難解で哲学的なので、早々に理解することを諦めて、映画に身を委ねてしまいました。
ストーリーよりも自然と戦争部分の対比が鮮やかで、映像で語っている映画のような気がします。
いくら人間が争ったところで、何も動じない自然と言うものがあり、自然の前では敵も味方も関係のないものであると・・・。
人によって色んな解釈の出来る映画だと思います。
そして、どれも間違いはない気がします。。。
一人ひとり、戦争を望んでいるわけではなくても、戦わなくてはならない状況。
絶望的な戦況。
見ていて胸が痛くなりました。
世界のどこかで今も戦争が起きていることを考えると、平和な世界を願わずにはいられません。
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