フロム・ヘル
実際に起きた娼婦連続殺人事件“切り裂きジャック”をもとにした映画。
ホントの事件は未解決ですが、それに大胆な仮説を立てて映画化したものが本作だそうです。
■あらすじ■
物語の舞台は1888年のロンドン。
のどを切り裂かれた娼婦の連続殺人事件が発生し、アバーライン警部(ジョニー・デップ)が捜査に当たる。
一方、娼婦のメアリ・ケリー(ヘザー・グラハム)は以前の娼婦仲間が誘拐されるのを目撃、仲間の娼婦も次々殺害される。
医学の知識に長けた人物が犯人だと推理したアバーライン警部は王室お抱え医師のウィリアム・ガル卿(イアン・ホルム)に協力を求めるが・・・。
(2001/アメリカ) ★★★☆
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ジョニーの役どころのアバーライン警部はただの警部にあらず。
アヘンの力を借りて事件を幻視するという、およそ警部らしくない警部なのですがジョニーが演じると似合ってしまいます(笑)。
細身のスーツにベスト姿が格好良いですね!
アヘンのほかに、アブサンも出てきます。
アブサン・・・良くは知りませんが、緑色のなんとも魅惑的なお酒ですよね。
初めて、アブサンを知ったのは高校生の時に観た「太陽と月に背いて」 でした。
最近だと「ムーラン・ルージュ」とか? アブサンの緑の妖精が出てきたよね。
アブサンが出てくると、不思議に耽美的で艶めかしく見える。
「フロム・ヘル」 でもお風呂中のアブサンのシーンがステキでした。
もちろん、お風呂に入っているのはジョニー(笑)。
セクシー女優ヘザー・グラハムが娼婦役で〈R-15〉指定とくれば、ジョニーとの絡みを心配してしまいましたが、無くて良かった!!(笑)
キスシーンくらいでした。 ホッ。
ラブシーンはないけど、殺人描写とか死体描写がちょっとグロいかも。
私は内臓系には強いので平気ですが、ダメな方はご注意を・・・。
その他、アバーライン警部の部下に ロビー・コルトレーン (ハリー・ポッターのハグリッド)が出演。
ハグリッドの素顔は意外と普通・・・、だけど体格はやっぱりハグリッド並!!
でかっっ!
ストーリーではそんなに驚きは無いけど、キャラクター造形やダークな雰囲気の映像美が良かったです。
ラストもハリウッドっぽくなく、センチメンタルに終わるところが好き。
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