8月のメモワール
■あらすじ■
ベトナム戦争から家族の元へ帰ってきたステュワート(ケビン・コスナー)。
しかし、家は取り壊され、仕事も見つからない。
そんな中でも、息子ステュー(イライジャ・ウッド)と娘のリディアに、戦うことの無意味さを教えていく。
だが、子供たちの間では、ツリーハウスをめぐり 諍いが起きていて・・・。
(1994/アメリカ) ★★★★
-----------------------------
物語は父親のパートと、子供たちのパートと、交互に自然な形で進んでいきます。
父親のパートでは主にケビン・コスナーが、イライジャに自分の経験を語り、争うことでは何も解決しないことを諭します。
一方、子供世界ではめまぐるしい変動が起こっていて、最初は〈ツリーハウス〉をめぐって、リディア組 vs ステュー組 と男女で対立。
やがて、リディア+ステュー組 vs リップニッキ 7兄弟に発展。
それぞれのエピソードを交えながら、スムーズに話が展開する脚本の力が素晴らしいです。
そして、たくさん出てくる子役たちの演技が芸達者で、役者なのです。
リディアの友人役の黒人の女の子が、ラップで言い返したりするのがとても上手くて感心しました。
一方、リップニッキ兄弟のふてぶてしさも、すごくいい!
よく、見つけてきたなぁ、この子たち。
でも、実を言うと、あなどって見ていました。
子供たちのシーンは見ていて楽しいものの、ケビンのパートはオーソドックスだったし、これくらいの親子愛では泣けないぞと・・・(へそ曲がりなんです)。
だから、お父さんが亡くなってからが、この映画の白眉でした。
イライジャの独白、子供戦争勃発・・・。
怒涛の物語展開で、無駄なく終わって、完。
この作品の良いところは、子供たちの間で本格的に(?)争いが起こるところ。
ケンカはダメって言われても、何故かは なんとなくしか分からない。
自分が「体感」すること、「納得」すること、「体得」することで、初めて何故なのか実感を伴って理解する。
学ぶって、こういうこと!
| 固定リンク
「DVD etc.」カテゴリの記事
- ブラッドウルフ(2009.05.18)
- 東京マーブルチョコレート(2009.02.27)
- ただ、君を愛してる(2009.02.26)
- フローズン・タイム(2008.12.26)
この記事へのコメントは終了しました。



コメント