クイズ・ショウ
■あらすじ■
1956年。アメリカの人気クイズ番組「21」。
生放送と、賞金金額の大きさに視聴率は急上昇。
現在のチャンピオンはステンペル(ジョン・タトゥーロ)。
しかし、視聴率が横ばいになり、視聴者に飽きられたと感じたプロデューサーは、新チャンピオンに好青年チャールズ・ヴァン・ドーレン(レイフ・ファインズ)を据えることにする。
番組を降ろされたステンペルは、「やらせ」を裁判所に訴えるのだが、訴えは封印されてしまう。
何かあると感じた弁護士グッドウィン(ロブ・モロウ)は、調査に乗り出す。
実際に起きた、クイズ番組のやらせを映画化。
(1994/アメリカ) ★★
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TVの「やらせ」は多かれ少なかれあることなんでしょう。
見つかるか、見つからないかというだけで・・・。
TVは視聴者に与える影響力を自覚すべきだと、思うのですが、 そういった、大衆扇動に踏み込んだ映画を期待したのに、いまひとつ・・・。
暴露、スキャンダラスというには迫力がない。
かといって、ドラマという程にも 濃密でないし・・・。 ドキュメンタリーでもない。
盛り上がり部分が無いんです。
物語の主軸を担うのは、ステンペル、チャールズ、グッドウィンの3人。
感情移入できる人物がいないのが残念です。
力点が置かれているのはチャールズだけど、グッドウィンが出てきて邪魔をする。
主役になれない主役って感じでした。
ハイヤーの中で時間稼ぎをして、チャイムと共に出て行き、歓声に包まれる。
チャールズの功名心とか、虚栄心がもう少し描かれていれば、良かった気がします。
後半の追い詰め、追い詰められてってところも、淡々としてたし・・・。
事実を描くことに力点を置いた故、そうなってしまったのかな。
嬉しかったのは、イーサン・ホークの出演シーンを発見したこと!
教授(チャールズ・パパ)にドンキ・ホーテについて聞いて、画面 手前を横切る男子学生3人のうちの1人がイーサン。
でも、端役すぎて、普通に見てたら、見逃しちゃう・・・。
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