明日に向って撃て!
「イージー・ライダー」、「俺たちに明日はない」と並ぶ、アメリカン・ニュー・シネマの代表的作品。
ちなみに「アメリカン・ニュー・シネマ」とは・・・
★1960年代後半から作られた、アンチ・ハリウッド的(スター不在・低予算・アンハッピー・バイオレンスetc.)作品を指すみたいですが、特に定義は決まってないようです。
1969年 アカデミー賞 脚本/撮影/音楽/主題歌(雨にぬれても)賞 受賞
■あらすじ■
要領のいいブッチ(ポール・ニューマン)と、早撃ちキッド(ロバート・レッドフォード)は、銀行強盗や列車強盗を繰り返してばかりいる。
近代化の波が押し寄せる中で、ブッチは“ボリビアに行かないか”とキッドを誘うが、2人を捕えるための尖鋭隊が組織される。
実在したアウトローに脚色を加えて、映画化。
(1969/アメリカ) ★★★★
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この作品、西部劇では無いですね。
尖鋭隊との“追いかけっこ”とか、普通の映画じゃない。
逃げる、追う、逃げる、追う・・・。
えぇー、こんな話なの!?って、ビックリ☆
あのまま永遠に“追いかけっこ”が続いたらどうしようかと思ったー(笑)。
しかし、観ていて一番感じたのは“男同士の友情”です。
だから、映画が古くならないのかな。
不器用な2人だけど、そこが好きです。
ロバート・レッドフォードはこの作品でブレイクしたみたいですが、私はポール・ニューマンの方が好きでした。
愛想が良くて、要領が良くて、頭脳派、ブッチ。
キッドの恋人エッタ(キャサリン・ロス)との、切ない恋模様が乙女心にヒットしました。
2人で自転車で出掛けるシーンとか、いいですよね~!
唐突に流れる、“雨にぬれても”には不意打ちを食らいましたが、ポールのはじけた笑顔がステキでしたー。
ちゃんと、腹筋が割れてたし!(笑)
そもそも、本当にボリビアへ行くとは思わなかったので、後半の展開にまたビックリ☆
そして、「俺たちに明日はない」みたいなラストシーンに、衝撃。
格好良すぎるぅー! 一体どこまでが、脚色なんだろう。
そういえば、この映画の洋題は「Butch Cassidy And The Sundance Kid(ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド)」。
人名に馴染みがないからピンとこないですが、「明日に向って撃て!」と言うのは、とても良い題名ですよね!
配給会社の人には、このようなビビッと来る邦題をお願いしたいです。
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