« リンダ リンダ リンダ | トップページ | アンナ・マデリーナ »

2005年10月12日 (水)

メゾン・ド・ヒミコ

Himiko 作品は別物。 

分かっているけど、どうしたって期待してしまう。 
犬童一心監督×渡辺あや脚本の「ジョゼと虎と魚たち」のコンビ。

■あらすじ■ 

塗装会社で働く沙織(柴咲コウ)の元に、春彦(オダギリジョー)が訪ねてくる。
死期迫る絶縁状態のゲイの父、卑弥呼(田中泯)の始めた「ゲイの為の老人ホーム」に来ないかと言うのだ。

お金をちらつかされ、沙織は「メゾン・ド・ヒミコ」に足を運ぶが・・・。

(2005/日本) ★★★

-----------------------------

「ジョゼ虎」が軽やかに障害を飛び越えて見せてくれたので、今回は何を飛び越えて見せてくれるのだろう。
「ゲイの老人ホーム」が舞台だから、「差別」? なんてことを思いながら、見に行ったのでした。

ん~、今回は、「軽やかに飛び越える」って言うより、「壁にぶち当たる」って感じでした。 

先行き不透明で、心もとない。 
誰かにすがりたくても、頼れる人はだれもいない。 
そんな人がいっぱい、出てくる映画でした。

しかし、そういう風に見てたら、もう少し印象が変わったかもしれませんが、見ている最中は夢中だから(笑)。 
そんなこと、考えながら見てませんから!

見ていて、話の主軸が見えてこなかったから、ぼやけた印象が残った作品です。 
沙織と卑弥呼の話を描きたいのか、沙織と春彦の話を描きたいのか・・・。 

結構、色々と詰め込まれてる映画ですよね、淡々としているわりには。 

雰囲気とかは好きなんですけど、感情的に盛り上がる部分ではいまひとつ・・・。

私が“プラトニック”なのが好きっていうのもありますが、沙織と春彦の関係は、特に釈然としませんでした。 
沙織が春彦に惹かれるのは判るけど(オダギリ君がセクシーだから。ゲイだと分かっていても惚れるでしょう・笑)、
春彦はなんで沙織を? なんで、キス?? う~ん。。。

まあ、百歩譲って、沙織に惹かれたことにしても、「次の日」のシーンは嫌だ。
あれは、無い方がより“切ない”映画になったと思うけど、ぶつかってみたかったんでしょうねぇ。
ぶち当たって、玉砕。 
とても不器用な人たちです。

でも、ぶつかることも出来ない、もっと不器用な人が好きだったりします。

(都合が良すぎるとは思いつつも) ようやく暖かな「居場所」を見つける最後のシーンは好きです。 
あそこで、ガツンとやられてしまいました。

ホームに悪さを働く少年たちの1人が、それとなく「ゲイ」かも・・・と思わせる辺りは、上手かったですね~。 

しかし春彦の 「これでしばらくは、ホームは安泰と・・・」 という台詞とか、なくてよかったのに・・・。 

|

« リンダ リンダ リンダ | トップページ | アンナ・マデリーナ »

Cinema 2005」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/6358758

この記事へのトラックバック一覧です: メゾン・ド・ヒミコ:

« リンダ リンダ リンダ | トップページ | アンナ・マデリーナ »