シティ・オブ・エンジェル
■あらすじ■
天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、寿命が来た人の魂を天国に届けるのが仕事。
人間に興味津々のセスは、今日も迎えに来た女の子に「一番好きなもの」を聞く。
ある日、いつものように病人を迎えに来たセス。
そこで懸命に命を救おうとする医師マギー(メグ・ライアン)と出会い、強く惹かれる。
(1998/アメリカ) ★★★☆
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天使役はニコラス・ケイジ。
翼のない、黒のロングコート姿の天使像が、公開当時は話題だった気がします。
そしてメグは、パーマを当ててくるくるんとした髪型がとてもキュートで大好きです。
医者のマギーは患者を死なせたことに強い絶望感を持つ。
セスはそんなマギーに惹かれて、そっと近づく。
触れ合うことは出来ないけれど、寄り添うことでマギーを守り、暖め、救うかのよう。
決して交わることは出来ないのに、見えない力で引き寄せあうのは、互いに求めているものが同じだからなのかな。
マギーはセスを必要とし、セスはマギーを必要とする。
人間に姿を見られちゃいけないくせに、セスは何度もマギーの前に姿を現すから、“上”からお咎めがあったりしないのかと心配しちゃうわ(笑)。
朝焼けの海岸に集う天使の群像。
高層ビルを背景にした天使たちの会話。
図書館で聞き耳を立てている天使たち。
至るところで私たちの生活を見守っていてくれると思うと、ちょっぴり嬉しくなる。
しかし公開時に見た印象も、今回 見た印象も「ラストが微妙・・・」。
ラブストーリーだけど、天使が愛する人のために永遠の命を捨てて「人間」になる。
いわゆる、人間賛歌のお話でもあるんだよね。
セスがどこまで人間を肯定して決心したのか分からないので、本当にそれで良かったの?って気がしちゃう。
元には戻れないから、最後には肯定するしかないのだけれど。。。
いつかオリジナルの「ベルリン 天使の詩」を見てみようと思います。
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