アンナ・マデリーナ
■あらすじ■
ピアノの調律師ガーフ(金城 武)のアパートに、自称・小説家のモッヤン(アーロン・クォック)が転がり込む。
しばらくして、上の部屋に越してきたマンイー(ケリー・チャン)に、ガーフは一目惚れするのだが・・・。
(1998/香港) ★★★★
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切ない・・・。 片思いって、切ない・・・。
とにかく金城くん演じるガーフが切なくて私的にはヒットなんですが、
こういうのがダメな人はダメそう…(笑)。
生真面目すぎて告白も出来ずに、相手を想うばかりのさえない青年ガーフ。
静かに心の中で想うだけでは相手に届かない。
そんなガーフと対照的な、お調子者で憎めないモッヤン。
マンイーとは犬猿の仲で、会っては口論を繰り返してばかりいる。
ガーフにも望みアリかと思われたのに、ある出来事をキッカケにモッヤンとマンイーは親密になってしまう。
そうして3人の関係が変わり始め、終焉を迎える。
私はこの映画を見る時はいつも、ガーフの視点から見てしまうのですが、
モッヤンやマンイーの視点から見ても、最終的に 『切ない』 気持ちになる映画かもしれないですね。
ところどころに挿入される劇中劇は突飛で可笑しいです。
「オバサン・ケリー」は強烈なインパクトを放ってました。
ちょっと壊れ気味で(笑)。
後半はガーフが書いた「物語」を出版社に持ち込んで、映画のトーンがガラリと変わります。
出版社のシーンにはアニタ・ユンとレスリー・チャンが出てるんだよね~。
出番はちょっとだけど、嬉しい!
アパートの管理人さんには、「インファナル・アフェア」のサム役エリック・ツァンが出てます。
バッハの 「アンナ・マデリーナ」 も印象的に使われているけれど、
耳に残るのは 「未来世紀ブラジル」 でも使われている 「Brajil」 という曲!!
大好きです!この曲!
タッタッタッ・タ・タラ・タラ・タッタッタッ♪
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