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2005年11月30日 (水)

ポビーとディンガン

Pobby_and_dingan “目に見えないお友達”・・・

私は“現実的な子供”だったので(笑)、そのようなお友達はいなかったけれど、なんだか羨ましいですね!

欧米では5,6歳までは 割りと “イマジナリー・フレンド” と言って、ポピュラーに容認されているようです。

■あらすじ■

オーストラリアのクーパー・ペディに住む11歳のアシュモル(クリスチャン・ベイヤース)の悩みの種は、“ポビー”と“ディンガン”。

9歳の妹・ケリーアン(サファイヤ・ボイス)にしか見えないお友達。

ある日、ケリーアンは 「ポビーとディンガンがいなくなった!」 と騒ぎ出し、その日以来、体調を崩していく。

(2005/イギリス・オーストラリア) ★★★★

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アシュモルの住む町・クーパー・ペディは、宝石オパールの採掘地。 
オパールを掘り当てて一旗 揚げようと夢見る野心家の集まる町。

アシュモルの父親レックス(ヴィンス・コロシモ)も、そんな一人。

オパールの複雑なキラメキ。 

採掘場の突き抜ける青空と、小山に盛られた白い瓦礫。

舞台になる町・クーパー・ペディは不思議な町です。 

一面に広がる、砂漠の砂のように盛り上がった瓦礫の山々は、オパールを夢見た、夢の形跡。 

そして、オパールを求め、採掘は続く・・・。

埋まっているかもしれない不確かなものを求める町の人々。

他人には見えない確かな友達を持つケリーアン。

「ない」けどある。 「ある」けどない。 

なんだかややこしいけれど、実はシンプル。 
信じれば存在する。

「ない」ものを信じ、妹のため奮闘するアシュモル。

子供の無邪気さからとは言え、些細なことで深刻な事態に発展し、孤立化する家族の絆をつなぐアシュモル。 

アシュモルの姿が健気で、心打たれました。

それまでの不協和音を払拭すような、家族4人のラストシーンに光がさして、じんわり心に染み込みます。

原題も 「Pobby And Dingan」 だろうと思っていたのですが、「Opal Dream」だそうです。 

1度も姿を見せないポビーとディンガンだけど、映画の中での存在感は、かなりのもの。

「ポビーとディンガン」という題名の方が好きだけど、「オパール ドリーム」も素敵な題名ですね。

実は原作には、オパールが見せた夢の続きがあるそうです。 映画の“その後”を知って、ちょっと衝撃を受けた。。。

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2005年11月29日 (火)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

Harry_potter_and_the_goblet_of_fire ドビーが登場しなかったのは、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムに比べて、人気薄だからでしょうか・・・。

なんて、のたまってみましたが、実際のところ「ドビー」は人気あるのか、ないのか良く判りませんね(笑)。 

今回、「ドビー、しいては“屋敷しもべ妖精”」のシークエンスは、ばっさりカット! 
脚本の長さに関係しているのでしょう。 
全部を映像化したら、それこそ「前編」「後編」の2部作になっちゃうものね。

■あらすじ■ 

クィディッチ・ワールドカップが開催され 興奮冷めやらぬ その夜、デス・イーター(死食い人)によって「闇の印」が不気味に夜空に浮かび上がる。

不穏な空気の中、新学期を迎えるが、数百年ぶりに“三大魔法学校対抗試合”が開催される。

“ボーバトン校”代表は、フラー・デラクール。

“ダームストラング校”代表は、ビクトール・クラム。

“ホグワーツ校”代表は、セドリック・ディゴリー。

そして、年齢制限のため参加資格のないはずのハリー(ダニエル・ラドクリフ)が、4人目の選手として選ばれてしまう。

(2005/アメリカ) ★★★☆

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それにしても、ロン(ルパート・グリント)は置いておくとして(笑)、ハリーのロン毛はあんまり似合ってないと思うよ。
ハーマイオニー(エマ・ワトソン)からも、言ってやって!(笑)

今までの「ハリー・ポッター」がハリーの成長を描いているとしたら、今回は「イベントムービー」でやや物足りなさも・・・。 

“三大魔法学校対抗試合”という、「イベント」。

“ヴォルデモート(闇の帝王)復活”という、「イベント」。

ハリー自身の成長は、あんまり見られないかな。
だって、試合のヒントを貰ってばかりいるんだもん。

とは言っても、何も無い訳ではなくて、やってくるのは避けては通れない思春期! 
ハリーの「初恋」。

お相手、チョウ・チャンはイメージと違い「お姉さま」なカンジでした。 

ハリーってば、近くにかわい子ちゃん(死語)がいるのにね~ぇ。 
ハリーとロン、そしてハーマイオニー。 
これから、3人はどんな風に関係が変わっていくのでしょうね。 

3人の“恋のもつれ”を見てみたいと思っているのは私だけ?
密かに期待してるんですが・・・。

原作の情報量をさばくため、スネイプ先生(アラン・リックマン)の秘密とか、あっさり片付けられちゃって物足りなさも 有りました。
結構、大事なとこだと思っていたのに。

しかし、脇目も振らずに ひたすら「ハリー」に焦点を絞っていたので、「映画」としては見やすかったです。 

心配なのは、シリーズで通して見た時に、次の「不死鳥の騎士団」にちゃんとつながるのかな?ってこと。
ま、そこはちゃんと押さえてあるのでしょうけど。

新たに登場したキャラクターでは、リータ・スキータ(ミランダ・リチャードソン)がハマってました~! 
原作では、憎たらしくて嫌いなんですが、映画版は許せる(笑)。
コミカルで可愛らしい人ですね。 
語尾の「ザンス」も許せるくらいに。

毎度、お騒がせな“闇の魔術に対する防衛術”の新教授 マッド・アイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)は、“魔法の眼”にガックリ↓きました。

右眼と左眼のバランスが悪いし、明らかにニセモノっぽいおもちゃのような“眼”だった。
もう少し本物っぽい眼球にして欲しかったです。

ダンスパーティーのシーンでは、イギリス監督らしい正統派な舞踏会を感じました。

そして最大の目玉シーン。
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の御姿! 
ご覧になった方はどうでした?

私は“鼻”が気になって仕方がなかった! 
“ヘビ”なのは分かるけど、“バケモノ”っぽい・・・。

折角のレイフの美顔を台無しにしちゃうなんてもったいないなぁ。 

レイフ・ファインズの瞳って、ちょっと悲しげで好きなので、瞳だけでも いじられなくて良かったです! 
次回作までには、ヴォルデモート卿の姿がマシになっていることを祈ろう。

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2005年11月27日 (日)

未来世紀ブラジル

Brazil 極上のナイトメアを・・・。

■あらすじ■

20世紀のどこかの国。 
情報局に勤めるサム(ジョナサン・プライス)は、ヒーローになった自分が 夢の中の“金髪の娘”(キム・グライスト) と大空を飛び回る空想に浸っていた。

ある日、印字ミスの事後処理のため訪れたアパートでサムは、夢の中の“金髪の娘”に出会う。

(1985/イギリス) ★★★★★

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管理社会をたっぷり皮肉っていて、書類書類の山なのに苦笑い。

あとはテリー・ギリアム監督のイマジネーションに、ただ感服します。
書類を筒に入れてやり取りする様は、今で言う「Eメール」ですよね。

「紙」と「パイプ」。
「アナログ」と「ハイテク」。

その同居感が面白いと思うし、「21世紀」になっちゃったけど、まだまだ古くないよね、この映画。

コンクリートとパイプの「灰色=無機質」さ。 
整形手術の「グロテスク」さ。 
夢に登場する「消える大魔神」(笑)。

意味不明な判らなさも含めて、全てが面白い。

そして更には、「夢」と「現」の境が曖昧になって、訳が分からなくなる。
かと思ったら・・・な、終わり方も好き! 

全編にいろんなアレンジでかかる 「Brajil」 が印象的で、この曲を聴くとこの映画を思い出してしまいます。 

クリップで留められた頬のたるみと、ラップでグルグル巻きにされた顔にはかなりの衝撃を受けました。

そして、紙くずに埋もれるハリー(ロバート・デ・ニーロ!若い!)にも。

でも、なんと言っても主人公サム役のジョナサン・プライス。 

この人が主人公?(失礼な!)という、しょぼくれたサラリーマン役が一転、夢の中ではものすごい格好してヒーローを演じてる。 

かなりのサプライズです。

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2005年11月23日 (水)

Jの悲劇

Enduring_love 11月某日。 
母が 「Jの悲劇」 のチラシを貰って帰ってきた。
それが、全ての始まりだ。

なんて、ちょっと気取って始めてみましたが、このチラシは一目見て 「面白そう!」って思いました。

■あらすじ■

大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)は、長年の恋人クレア(サマンサ・モートン)と草原でピクニックを愉しんでいた。
そこに、操縦不能となった気球が降りてきて、風にあおられ予想外のアクシデントが起こる。

(2004/イギリス) ★★★

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「Jの悲劇」・・・なんとも文学的な香りのする題名ですよね。

イアン・マキューアン著 「愛の続き」が原作だそうです。
「愛の続き」・・・悪くないけど、この題名だったら見に行ってないかもしれません(笑)。 
それくらい、インパクトのある良い“邦題”じゃないでしょうか。

主な登場人物にジョー“JOE”とジェッド“JED”(リス・エヴァンス)、2人の「J」が出てきます。

しかし、他にもジョン・ローガン、セリフの中に出てくるジェズ、ジョーゼフ、ジョ・ジョなど、「J」の付く名前のオンパレード。

題名がインパクトあるだけに「J」を気にしながら見てたのだけど、ストーリーには関係なかった(笑)。 

これは、ジョーとジェッド、2人の「J」が出会った悲劇です。 

オープニングの映像は素晴らしいものがありました! 
だだっ広い草原に突然現れる赤い気球。 
緑の相対色の〈赤〉が画面によく映えていて、目に焼きつきます。

主人公ジョーが〈赤〉に反応して、〈事件〉を思い出す、美術館の彫刻。
赤いリンゴ。 赤ワイン。  

こういう、色彩の暗示は結構、好きです。
他にも、赤いロンドンバスや赤い紐のスニーカーなんてのもあったみたい。

リス・エヴァンズは「ノッティングヒルの恋人」での、ヒュー・グラントの変わった同居人役が忘れられない。 

「Jの悲劇」では、怪しげなジェッド役。 
“スイカ”(赤!)を食べるシーンは、笑顔が不気味で怖かったです。 

主人公のジョーが感情的に揺さぶられている時だけ(?)カメラワークが、物陰から覗いているようなものに変わるのも、怪しい雰囲気を出してました。
あ色々、想像をかきたてられたけど、成功しているのかは、評論家じゃないので判りません。 

見所は、次第に〈事件〉から〈ジェッド〉に神経過敏になっていくジョーの壊れっぷりでしょうか。 

容姿端麗、ユーモアも、人望も、お金もあるブルジョア生活を満喫しているジョーが、精神的に追い詰められて、無神経で凶暴な性格に変化して、まるで「別人」のようです。

ただ、ストーリーにもう一ひねりあれば・・・という不満も残りました。 
本編が101分なので、こんなもんと言えばそうなのかもしれないけれど。 

なんか、思い込みの激しいキャラでは「愛してる、愛してない・・・」のオドレイ・トトゥを思い出しますね。 
と言うか、同じなのだ・・・。

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2005年11月17日 (木)

ルパン

Arsene_lupin ルパンなんて「ルパン3世」しか知らないよ。

■あらすじ■

1882年。 
幼少のアルセーヌ・ルパンは従妹のクラリスと共に、スビーズ公爵の館で暮らしていたが、父親が盗人であることがバレて、館を追い出されてしまう。

怪盗に成長したルパン(ロマン・デュリス)は母の死後、クラリス(エヴァ・グリーン)の助けを借りてスビーズの館に職を得るが、ある晩、カリオストロ伯爵夫人(クリスティン・スコット・トーマス)を助けたことから、陰謀に首をつっこむことになる。

(2004/フランス) ★★★

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怪盗ルパンシリーズの「カリオストロ伯爵夫人」をベースに「奇巌城」、「813」の名場面などが組み合わさっているらしく、内容量が ぎゅうぎゅうでした。

止まらない。
終わらない。 
最後まで、全力疾走!(←豪華客船での“垂直走り”には、笑っちゃった!)

面白かったけど、やや疲れました・・・。 

ストーリーは全体的に荒業を用いて、1本に仕上げたってカンジ。 
中盤あたり(灯台のシーンとか)の話の強引さと、荒さが気になった。

でも、エンターテインメントを目指したそうなので、その点では及第点をあげてもいいかな。

主人公がイケメンだったら・・・とは思ったけど、ルパンの「変装」を見て、何故、ロマン・デュリスなのか、なんとなく納得しました(笑)。
ルパンは変装が得意。

2枚目の「変装」って、バレバレだもんね。

いえ、デュリス君が2枚目じゃないと言うわけじゃないですけど・・・変装してる時の方が、格好良く見えたのは何故かしら~。

それにしても、チョイ役だと思っていた(失礼!)、ボーマニャン(パスカル・グレゴリー)が意外に話しに絡んできて、結構、重要人物だったことが一番ビックリでした☆ 

まだ見てない方は、ボーマニャンをチェックして見て下さーい!

この映画で不満なのは、ルパンとクラリスの絡みです。
クラリスの純情に対してのルパンの行動って酷くない?

久々の再会でも、全然気付いてもらえないし、相思相愛になったかと思えば、他の女に走るし、身重なのに川に飛び込んだりさせて!
プンプンッ。

可哀想なクラリス!
クラリスに対しては、全然 紳士じゃないルパンでした。 

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2005年11月16日 (水)

ダーク・ウォーター

Dark_water ウォルター・サレス監督を信じてる。

今のところ、この監督作品に「ハズレ」は、ないです。

ちなみに、オリジナルの邦画「仄暗い水の底から」は、未見です。

■あらすじ■

離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は娘のセシリア(アリエル・ゲイド)を連れてニューヨークの外れ、ルーズベルト島の古びた集合住宅の9階に移り住む。

寝室の天井に“シミ”を見つけるが、“シミ”は広がり、やがて水漏れしてくるようになる。

(2005/アメリカ) ★★★

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閉塞感の漂う映画でした・・・。

セシリアが 「この部屋には空気がない」 と言っていたのが、印象的です。

“ホラー”ではなく、“ドラマ”でしたよね? 
そんなに怖くない。

話の流れは予想通りだったけど、「ナターシャ」の存在を丁寧に描写していているので、ただの「怪奇現象」に終わらせていないところに好感が持てました。

しかし、予想通りのストーリーも、ラストは想定外でした。

バッド・エンディングじゃないけど、切ない。
淋しい。  

母親の愛情に恵まれなかった「ナターシャ」と、実は「母親」との間にトラウマを抱えていた、ダリア。

引き合う作用を持っていたのは、娘のセシリアではなく母親のダリアだったのだ。 
そして、「ナターシャ」の本当の目的も・・・。

現代社会の寂しい情景や、都会の人間関係をさりげなく提示。 

親権問題で神経過敏になっているダリア。

一方的に話を打ち切る夫カイル(ダグレイ・スコット)。

頼んでも、なかなか腰を上げない管理人のヴェック(ピート・ポスルトウェイト)。 

他人任せにして仕事を切り上げる、不動産屋のマレー(ジョン・C・ライリー)。 

独り者なのに家族がいると偽る、弁護士プラッツァー(ティム・ロス)。

「さみしい」人ばかりですが、一番さみしかったのは「ナターシャ」だったんだよね。

そしてまた、セシリアも「さみしい」連鎖に加わるのだろうか? 

ラストでセシリアの淋しそうな瞳が、微笑みに変わるのが救いでした。

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2005年11月15日 (火)

親切なクムジャさん

Sympathy_for_lady_vengeance どんな「感情」を持てばいいのか・・・
見終わった今も、自分の「感想」が見つかりません。

パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く、復讐3部作の最終章。

■あらすじ■

無実の罪で服役中のクムジャ(イ・ヨンエ)は、いつも微笑を絶やすことなく優しい人柄から“親切なクムジャさん”と呼ばれるようになる。

13年の刑期を終え出所したクムジャは、ある“計画”を実行に移す。

それは、“生き別れた娘を探すこと”。
そして、“自分を陥れた男へ復讐すること”。

(2005/韓国) ★★★

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韓国では、豆腐のような白い心で、二度と罪を犯さないようにとの願いから「刑務所から出所したら、豆腐を食べる」風習があるそうです。
それを知らないと、この映画の意味が半減するかも知れません。

※【注意:ネタバレあり】…未見の方はご注意下さい。

出所後、差し出された“豆腐”を拒否するクムジャさん。
それは、彼女がこれからすること、やるべきことを覚悟している決意の表れ。

そして、その対称に当たるのがラストシーンの「白いケーキ」。
娘・ジェニーの言葉に、声を上げて泣き出しケーキにかぶりつくクムジャさん。

全てをやり遂げて、尚、埋められない喪失感。 
自分の穢れた手。 
清らかな娘の幸せを願う、親心。 

犯罪者だと知っても、それでも、子が親を思う気持ちを知ったクムジャさんは、これからどんな風に生きるのだろうか。

でも、見ているときに「ケーキ」=「豆腐」って、すぐに反応できなかったです。 ぼんやり、「パイ投げ」を連想しちゃってました・・・(トホホ・・・)。

“クムジャさんの親切”、“クムジャさんの計画”は、用意周到で見応えはあるけれど、ちょっと常人離れしてました。
美人なうえに、なんでも器用にこなしちゃうんだもん。
ケーキ作りも天才的だなんて!

女を敵に回すと、怖い。
って言うより、クムジャさんを敵に回すと、怖い。

罠にハメられ刑務所に入れられた時から、復讐は始まっていた訳で、
刑務所の中では“親切なクムジャさん”の、そして出所後は“復讐の鬼”の仮面をかぶっている。

本当の“クムジャさん”は、一体どんな人なのか。 
お腹の子供の父親は?

たぶん、何らかのエキセントリックな部分を見つけて納得したいのです。 
何故、クムジャさんはあそこまで執念深くなれたのか。 

けれど、クムジャさんは1人ではなく、仲間に協力してもらい“復讐”を実行する。 

仲間も協力を惜しまないことから、クムジャさんへの忠誠が厚いことが判るけど、少し嫌な気持ちがします。 
好きでもない相手と結婚したりは出来ない・・・。 

そうして、急展開を見せる最終戦。
クムジャさん個人の“復讐”から、被害者の家族を集めての“復讐の儀式”へ変化する。 

このあたりで気持ちが追いつかなくなってきちゃいました・・・。

警察官同伴の復讐講座。 儀式の段取り。 ・・・・・・。

クムジャさんに気のある牧師さんが、クムジャさんの復讐相手のパク先生(チェ・ミンシク)にクムジャさんの写真を渡しているのは、よく分からない。 
なんで知っているの?
クムジャさんが話したのかな? 
あそこまで、周到なクムジャさんが?って気もするけどね。

チェ・ミンシクやソン・ガンホユ・ジテなど今までの“復讐シリーズ”に登場した俳優が出演して“復讐3部作”を総仕上げしているそうです。

私はこの3人くらいしか、気付けませんでした・・・。

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2005年11月14日 (月)

エリザベスタウン

Elizabethtown 溶け込めない。

■あらすじ■

仕事で失敗をして、会社に大損失をさせてしまったドリュー(オーランド・ブルーム)。 
気力を失って死のうとする時に、父親の訃報が届く。

父の元へと急ぐ飛行機の中、フライト・アテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)と知り合いになる。

(2005/アメリカ) ★

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仕事の大失敗にも、あまりピンと来なくて話に取り残されてしまった。
後半でドリューが「会社を倒産させた」と発言して、ようやく「それは、一大事だ!」と認識する有様でした・・・。 

10億ドル・・・。 
想像つかない・・・(悲)。

それにしても、クレアは「風変わり」を通り越して「正体不明」でした~。
見る前から「どうなんだろう?」とは思っていたけど、現実感の無いキャラでした。

男性から見たら、「あんな子、いたらいいな♪」ってカンジなのでしょうか?

「不思議な地図」をドリューにプレゼントするけど、「いつ、作ったんだ!」と、つっこまずにはいられなかったよ。

ドリューと会っている時は無理だからと考えると・・・ん~、これは用意周到。 
短時間で仕上げたのだとしたら大したものですが、きっと夜なべして作ったんだんだろう。
そう考えると、面白いかも(笑)。

けど、クレアのアプローチがすごいから、飛行機で接客している時からドリューを狙ってたとしか思えないっ! 
なので、最初から「ベン」はいないのだろうなと思ってました。

街中から敬意を表されるくらい愛されていた父親というのも、なかなかに理解しづらくて取り残された。 
そもそも、そこに住んでいたのは何年も前のこと。
土地柄で説明されても、なんで子供が自転車で先導してくれるのかが分からないよ・・・。

それにお葬式のエピソードでは、私は全くの「赤の他人」なので、まるで「情」が湧かなかったのです・・・。
ごめんなさい、薄情なんです。 誰にも感情移入できなかった。

でも、ドリューがガスの火を見てようやく「火葬」にすることの意味を理解し、止めようとするところは好きです。 
時すでに、遅しだけど・・・(笑)。 

映画を彩る数々の名曲も、スルー。
良い曲だなとは思うけど、知らない曲ばかりでした・・・。

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2005年11月13日 (日)

ブラザーズ・グリム

Brothers_grimm テリー・ギリアム監督作品ですもの。
見に行かないと!って思っていたけど、予告編を見て嫌な予感が・・・。

何だろ、これは。 
予告だけで、お腹いっぱいになるよ! 
ラストもバッチリ挿入されてるし・・・。 

内容をダイジェストにする、「ごった煮」の予告編は嫌いです。

■あらすじ■

19世紀のドイツの村。
呪われた森で次々と少女たちが姿を消す。

その事件の解明を依頼されたのが、魔物退治で有名な“グリム兄弟”だ。
しっかり者の兄・ウィル(マット・デイモン)と、学者肌で夢見がちな弟・ジェイコブ(ヒース・レジャー)は、森に詳しいアンジェリカ(レナ・ヘディ)の助けを借りて調査に乗り出す。 

(2005/アメリカ) ★★★

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マジック・ビーンズ!!

思い出すのは「ジャックと豆の木」ですよね。
これって、グリム童話だっけ・・・? 
知らなかったよ~って思ったら、なんだ、やっぱり違うみたいですね(笑)。

かなり執着してたから、夢見るジェイクに“本物のマジック・ビーンズ”をあげたかったな! 
鏡の女王(モニカ・ベルッチ)が望みを叶えてくれるって言った時も「マジック・ビーンズ!」って言い出すかと思ったんだけど(笑)。

最後まで登場しなかった「豆の木」が残念でなりませんが、グリムと関係ないなら仕方ないか~。 

でも、関係ないといえば「ジンジャー・ブレッドマン」だって・・・。
しかも、可愛くないの! なんだ、あのふてぶてしさは!(笑)

グリム童話で出てきたのは、「赤ずきん」、「シンデレラ」、「カエルの王子様」、「ラプンツェル」、「いばら姫」、「ヘンゼルとグレーテル」、「白雪姫」。

「ごった煮」でしたけど、知っている話が出てくるのは面白かったですね。

映画の意外性は、グリム兄弟が実は詐欺師で・・・ってことくらい(?)でしょうか。

少女がさらわれて、塔には魔女が住んでいて・・・グリム兄弟が魔女と対決!
・・・予告編にチラチラ映っちゃってましたよね。 
鏡の女王の最後とか・・・。 

こんなに見せちゃっていいの?っていうくらいに、てんこ盛りな予告編です。

なので、サブキャラ(?)のデラトンベ将軍(ジョナサン・プライス)と、カヴァルディ(ピーター・ストーメア)が可笑しかった!

とくに、カヴァルディは処刑好きで いやみな奴です!
なのにさ、最後はあんなに “いい奴”になっちゃって、どういうこと?(笑)

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2005年11月11日 (金)

八月のクリスマス

Christmas_in_august_1 先月、「8月のクリスマス」を見た時に、オリジナルを再度見たくなってしまったんですよね・・・。

と言っても、ほとんど覚えてなかったから、内容の「そっくり」ぶり (否、「忠実」と言うべきなのかな?) に、驚いてしまった!
細かいところまで、同じだよっ!!

■あらすじ■

写真店を経営するジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、葬式帰りのある日、現像に来た 駐車違反取り締まり員 のタリム(シム・ウナ)と知り合う。

(1998/韓国) ★★★★

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これは、「オリジナル」と「リメイク」、どちらがいいか優劣を付けられる作品じゃないですね(笑)。 

ほんとに、そっくり同じなんだもん!

「8月~」で、私の心に染み込んだ、洗濯物・スイカ・食卓のシーン。 
オリジナルにも登場してました。 
いかにも日本的な風景に思えたんですけど・・・。

多少の変更はあるけど、ほぼ「忠実」です。 
「おならの幽霊」まで同じで、可笑しかった!

初めて見た時は、ハン・ソッキュ扮するジョンウォンがいつも笑みを絶やさないのが印象的でしたが、今回、目を引いたのはシム・ウナの可愛らしさ☆

えくぼ がキュートで綺麗です!

日本版のゆきちゃんは生命力に溢れていて、寿俊をぐいぐい引っぱてた(振り回してた)けど、韓国版のタリムは、そこまで強引じゃないです(笑)。
そこが、一番大きな違いかも。

でも、恋する切ない時間は同じでした・・・

疲れて寝入っていた車から、振られる手。 

オートバイの後部座席と広い背中。

雨の日の相合傘。

坂道で、そっと つかんだ腕。

想いをぶつけた石。

個人的に一番 共感してしまったのは、道端でファーストフードでお昼を済ませている時に、とっさに ご飯を隠すところ!(笑)

格好悪いところは、見せたくない!というのは、万国共通の乙女心なんだね!

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2005年11月 6日 (日)

バタフライ・エフェクト

Butterfly_effect 〈バタフライ・エフェクト〉とは・・・

「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起きる。」

初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味の〈カオス理論〉の1つ。

■あらすじ■

7歳のエヴァンは、時折、記憶を喪失〈ブラックアウト〉させて 母親を心配させる。 

故郷を離れ、大学生になったエヴァン(アシュトン・カッチャー)。 
ある日、治療のために書き続けた日記を読み始めると、日記の“過去”に戻れることを知る。
幼なじみのケイリー(エイミー・スマート)との約束を果たせなかったことを悔やんだエヴァンは、過去に戻って彼女との約束を果たそうとするが・・・。

(2003/アメリカ) ★★★★☆

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タイムパラドックスとは、あんまり関係ないかもしれないけど、私は小さい頃「ドッペルゲンガー」が怖かったんです。
「自分とそっくりな人間を見たら、死ぬ」とか、「世界には自分とそっくりな人間が3人いる」とかいった、ウワサ話が はやっていた時期があったんだよね。

エヴァンは日記を読んで過去に戻るけど、“過去の自分”に戻るから、“ドッペルゲンガー”には遭遇しない。

「バック・トゥ・ザ・フーチャーPART3」では、マイケル・J・フォックスが未来の自分と遭遇しちゃって、気絶するシーンがあったよね。
同時に同じ人間は存在し得ないからと、運悪ければ自分が消滅してしまうと言うドクの説明に、子供心にドキドキした覚えがあります(笑)。

「バタフライ・エフェクト」では“ブラックアウト”の種明かしが、“過去の自分”に戻るってことで一気に解決。 
鮮やかでした。
記憶が先か、記憶障害が先かは「卵と鶏」の理論になって、堂々巡りをしてしまうけど(笑)。

面白いのは、過去を修正するたびに、どんどん酷い事態に陥ってしまうとこ。 
やっぱり、むやみに過去はいじっちゃイケナイんですね~。

過去を書き換えたことで、自分だけでなく友人の性格までもが変わってしまうのも可笑しかったです。
過去に戻って正しい方へ修正しようとしても、必ずしもそれが報われるとは限らない。
行動には反動が伴うのだ。

何回見ても面白いんですけど、最後のタイムトリップだけは、ちょっと謎。
それまで、〈ドロップアウト〉した時間だけに戻れていたのに、急に「ホームビデオ」が出てくるんだもん。 
そこでも気を失っていたのか、〈ドロップアウト〉以外の記憶にも飛ぶことが出来るのか気になる~。

折角、DVDを買ったのだから収録されてる「ディレクターズ・カット版」も見たいんですけど、まだ見てないや。
どこが、どう違うのか比べてみたいな。

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2005年11月 5日 (土)

エターナル★サンシャイン

Eternal_sunshine_of_the_spotless_mind 俳優や監督には注目しても、脚本家に注目したことなんてあんまりない。
しかし「マルコヴィッチの穴」以来、チャーリー・カウフマンには大注目!

変わった作品が多いけど、「エターナル★サンシャイン」は何度も見たくなるような作品でした!

■あらすじ■

恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と喧嘩別れしてしまったジョエル(ジム・キャリー)。 
仲直りをしようと思っていた矢先、クレメンタインはジョエルの記憶を消してしまったことを知る。
ショックを受けたジョエルは衝動的にクレメンタインの記憶を消そうとするが・・・。

(2004/アメリカ) ★★★★★

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ジム・キャリーって実は苦手な俳優さんなんですけど、今作のジム・キャリーはジム・キャリーじゃないみたい! 
まるで、別人。
しかも黙っていたら、いい男じゃない!(笑)
ごめんね、いままで気付かなかったわ。

いつもの有り余るエネルギーを封印させただけでも、賞賛されるべきだと思うのですが、なかなかアカデミー賞には ノミネートすらされないよね。 
私から個人的に“頑張ったで賞”をあげたい(笑)。

ダメ男が“ツボ”なこともあって、この映画の“ジョエル=ジム” を好きになってしまったんだけど、
何と言ってもこの映画で“きゅぅん”とくるのはストーリーが一回転して、始まりに戻るところ。

あぁ、そうか。 
2度目の恋に落ちてたのか、と。

注目はケイト・ウィンスレットの髪の色です。 要チェック!

人を“好き”になる気持ちって、どうにもならないところがある。
好きになろうと思って好きになるわけじゃないし、いつの間にか恋に落ちてる。

それに、実は“好き”“嫌い”の判断は、脳の中の〈偏桃体〉という部分で決められているから、容易に好みが変わったりしないんだそうですよ。

似た人を好きになっちゃうのは仕方ないんですね。
嫌なら経験から学ぶしかない(笑)。 

この映画を見て、元の木阿弥じゃないかって思う人もいるかもしれないけど、
私は記憶を消して後悔しているジョエルのもがきっぷりにクレメンタインへの愛を感じました。

付き合って、ケンカして、また付き合って・・・。
愛があるなら何度でもぶつかってみたらいいんじゃないかと思う。
少なくともパトリック(イライジャ・ウッド)と付き合うよりは健全でしょう(笑)。

受付嬢メアリーを演じたキルスティン・ダンストが、可愛かったです!
いつもこのくらい可愛いといいんだけど、映画によって落差があるよね、彼女。

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2005年11月 4日 (金)

ヴェニスの商人

Merchant_of_venice 私のシェイクスピア体験は演劇でもなく、本でもなく、全て 「映画」です。
ざっと、私がこれまでに鑑賞したものを挙げてみると・・・

・・・少ねぇ(笑)。

いかに貧相な 映画体験かが、露呈してしまった気がします(汗)。

■あらすじ■

1596年、ヴェニス。 
ユダヤ人の金貸しシャイロック(アル・パチーノ)は貿易商人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)から侮辱を受ける。

放蕩生活で 財産を使い果たしたバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は 親友アントーニオに、ベルモントに住む、財産を受け継いだ 美しいポーシャ(リン・コリンズ)へ求婚するために 資金が必要なのだと、相談を持ちかける。

しかし、アントーニオの全財産は世界の海を航海中。 
手元にお金のないアントーニオは、シャイロックからお金を借りる。

(2004/アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス) ★★★★

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「肉1ポンドをよこせ」 と迫る予告編に押され、残酷そう…と、見に行ったのでした(なんて理由からだ)。

しかし、こんな可哀そうな話だなんて、知らなかった。
当時のユダヤ人に対するキリスト教の仕打ちも、かなり酷いです。

ユダヤ人だからと迫害を受けるシャイロック。 
金貸しだからと侮辱されるシャイロック。

それなのに、娘のジェシカまで家出しちゃって…そりゃ、荒れるよ。

そんな嘆きのシャイロックをアル・パチーノは大熱演でした! 
パチーノの演技って演劇向きだよね。

裁判を終え、ヨレヨレになったパチーノの哀愁・・・。 
すっごい、可哀そうなのに、“大岡越前” 並みに円満解決なんですよね。 
やるせない~。

一方のアントーニオは親友バッサーニオの為に自分の身を危険にさらす。
・・・愛ですねぇ。
あからさまなゲイ表現はないけど、ジェレミー・アイアンズって色気のある俳優さんだし、ほのかにそんな雰囲気が出てて、良かったです。

で、問題はバッサーニオなんですよ。 
よく解かんないんですよね~。

アントーニオの友情を利用したり、お金持ちのお嬢様に求婚したり、結構したたかな策略家だと思うんですけど、これが好青年なんですよね~。

無自覚なお調子者? 
それじゃあ、アントーニオも報われないよね~。 
でも、アントーニオは、一歩、引いたところがあるから、側にいられるだけでいいのかも・・・。

自分は教養の無い女だと謙遜していたポーシャが意外な行動力、頭の回転の速さを見せ、大活躍。 
慈悲の無い仕打ちはポーシャにも言えるよと、結構、怖いヒロインでした。 

バッサーニオは ポーシャの尻に敷かれることになるんだろうね(笑)。

最後のシーンで 海面に浮かぶ小船を、ジェシカ(ズレイカ・ロビンソン)が見つめるから シャイロックの遺体を運んできたのかと思ってしまったのですが・・・。
↑拡大解釈しすぎ!

父に思いを馳せて、海を見つめる…が、正しいようです(冷汗)。 

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2005年11月 3日 (木)

青い棘

Love_in_thoughts 自殺願望なんかじゃない。
重要なのは、いつ死ぬかだ。
人生で一番幸せなときに、時を止めよう。

1927年、ドイツで実際に起きた「シュテークリッツ校の悲劇」を基にした作品。

■あらすじ■

事件の3日前、パウル(ダニエル・ブリュール)はギュンター(アウグスト・ディール)に初めて別荘に招待される。
そこでギュンターの妹ヒルデ(アンナ・マリア・ミューエ)に会えると、パウルの胸は期待に膨らむ。

(2004/ドイツ) ★★★★★

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予告編や チラシを見ると、パウルとギュンターの同性愛関係を 思わせますけど、違うのです。

2人は同志。 
志、思想を同じくした者。 

そうして、2人が結んだ“自殺クラブ”の約束。

しかし、事態はもっと複雑なのです。

 「ハンスはどこだ?隠れてたら殺す」 

ギュンターがハンス(トゥーレ・リントハート)を嫌うのは何故?
ハンスって何者?

 「僕は (ヒルデに) 積極的にセマるべきかな?」 「そうだ」

ギュンターがパウルの恋を応援するのは何故?

人物関係の説明は、ほとんどない。 
だから観客はストーリーが進むにつれて、全体像を把握する。

そして、ギュンターの真意が判明した時、その狂おしい恋心に胸が締め付けられたのです。

物語を担うパウルも また、切ない恋をしていてるけど、エリ(ヤナ・パラスケ)の存在が映画の中では「救い」に似た効果を 持っている気がします。 

実際には、どうだったのかは判らないけどね。

その場の空気を切り取ったカメラワークや、最小限に抑えられた音がスクリーンに不思議な透明感を漂わせてました。

必然とそこに表現される、パウルとギュンターの絆。 
だから、2人の友情がよりピュアに映ったのかもしれません。

同性愛を扱うなら美形俳優を、っていうのが鉄則(?)ですよね。

今回、ダニエル君も格好良かったけど、ギュンター役のアウグスト・シェラーの思いつめた表情が良かったです。 

そして、小悪魔ヒルデ役のアンナ・マリア・ミューエ。
ほっぺ がぷっくりしてて可愛い! かなりの色香を出してました。 

男同士のベッドシーンが登場しないので、同性愛物はちょっと・・・って言う人にも、受け入れられやすい映画になっているかも しれません。

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2005年11月 2日 (水)

ロバと王女

Peau_dane メルヘン全開☆ 

■あらすじ■ 

「妃よりも美しい王女を妻にする」

お妃様の遺言を果たす為に王様(ジャン・マレー)が探し当てたのは、なんと自分の娘(カトリーヌ・ドヌーヴ)だった!
王女は“リラの妖精”の助けを借りて身を隠した先で、王子様(ジャック・ペラン)と出会う。

(1970/フランス) ★★★★★

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ジャック・ペランにメロメロ~☆ 
とぉっても、チャーミングなのです!

私の中での、ぺラン様といえば、「ニュー・シネマ・パラダイス」の おじ様。
初老なのか、中年なのか、年齢不明の“ミドルエイジ”っていう印象なんだよね(笑)。

しかし、今作は35年も前の作品なので、さすがに若いです!
はじける笑顔がステキ☆

この作品は、シャルル・ペローのおとぎ話 「ロバの皮」をジャック・ドゥミ監督が実写化したものだそうです。

“青の国”と“赤の国”の違いも判りやすかったし、見ただけで おとぎの世界に入っていける。 

馬も青けりゃ、従者も青い。 
色彩のインパクトがとても 強く出ています。

しかし、お妃様のドーム型の棺や、ラストの「○○○○○ー」の登場には未来志向も感じられ、ビックリしたけど面白かった。

王様の玉座が白いライオンもどきのぬいぐるみだったり、カエルを吐き出す老女とか、オウムとか、随所で笑えるところもあって、楽しい作品ですね。

裾が たなびくドレスは乙女の憧れ。 
「太陽の色のドレス」には、ウットリします! 

でも、なんたって乙女が一番弱いのは 「王子様」 なわけですよ! 

王女も 王様になびいていたくせに、王子の登場でコロッと王様のことを忘れていたものね(笑)。

「二人の世界」で いきなり、でんぐり返しを始めちゃうのには仰天したけど、ハッピーエンドに免じて許します。

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2005年11月 1日 (火)

SAW<ソウ> 2

Saw_2 前作「SAW」が面白かっただけに、続編ってどうなんだろう? 
ジグソウは出てくるのか?

不安いっぱい、期待チョビット(笑)で、見に行ってきました。

■あらすじ■

密室に監禁された男が目覚めると、顔に特殊な装置が付けられている。
ビデオモニターからは『ジグソウ』からのメッセージ。

「さあ、ゲームをしよう」

しかし、これはジグソウの新たな『ゲーム』の始まりでしかなかった!

(2005/アメリカ) ★★★★★

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前作「SAW〈ソウ〉」を観てから、鑑賞すべし!!!!!!

前作の知識を持って観たほうが、断然 楽しめます!
“楽しめる”と書いてしまったけれど、楽しい話ではないですね・・・。 

今回も残酷描写は容赦ないです。

しかも、密室に閉じ込められるのは男女8人。
ということは、死人もそれなりの数に上るわけで・・・。

しかし、「SAW〈ソウ〉2」はちょっとした進化を遂げてました。

人数が「2人」から「8人」に増えたのも そうなのですが、密室も「1室」から「家」へ。

ドアを開けるたびに、新たな展開が用意されているところ、狂気を持った人間が登場するところなどは「CUBU」を思い出してしまいましたが、
“三輪車に乗った人形”の登場や、“バスルーム”など、前作「SAW〈ソウ〉」を見ていれば思わずニヤリとしてしまうところがあって、期待を裏切らない。

そういった細かい設定も感心してしまったけど、脚本が良く練られてました!

前作から1年で、良くぞここまで完成度の高い作品に仕上がったものだと、感嘆するしかないですね。

前作「SAW〈ソウ〉」でも、監禁されたバスルーム、人質に取られたDr.ゴードンの家族、犯人ジグソウを追い詰める老刑事と、事件を多面的に描いて緊張感を生んでいたけど、
今回も監禁された家の中と、犯人の隠れ家での攻防を描いて容赦なく叩きのめされる。

特に最後の監視カメラの映像がズレるトリックは上手いですね。
あれっ?と混乱させられたまま、ラストのシークエンスまで持っていかれちゃった!

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