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2005年11月 4日 (金)

ヴェニスの商人

Merchant_of_venice 私のシェイクスピア体験は演劇でもなく、本でもなく、全て 「映画」です。
ざっと、私がこれまでに鑑賞したものを挙げてみると・・・

・・・少ねぇ(笑)。

いかに貧相な 映画体験かが、露呈してしまった気がします(汗)。

■あらすじ■

1596年、ヴェニス。 
ユダヤ人の金貸しシャイロック(アル・パチーノ)は貿易商人アントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)から侮辱を受ける。

放蕩生活で 財産を使い果たしたバッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は 親友アントーニオに、ベルモントに住む、財産を受け継いだ 美しいポーシャ(リン・コリンズ)へ求婚するために 資金が必要なのだと、相談を持ちかける。

しかし、アントーニオの全財産は世界の海を航海中。 
手元にお金のないアントーニオは、シャイロックからお金を借りる。

(2004/アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス) ★★★★

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「肉1ポンドをよこせ」 と迫る予告編に押され、残酷そう…と、見に行ったのでした(なんて理由からだ)。

しかし、こんな可哀そうな話だなんて、知らなかった。
当時のユダヤ人に対するキリスト教の仕打ちも、かなり酷いです。

ユダヤ人だからと迫害を受けるシャイロック。 
金貸しだからと侮辱されるシャイロック。

それなのに、娘のジェシカまで家出しちゃって…そりゃ、荒れるよ。

そんな嘆きのシャイロックをアル・パチーノは大熱演でした! 
パチーノの演技って演劇向きだよね。

裁判を終え、ヨレヨレになったパチーノの哀愁・・・。 
すっごい、可哀そうなのに、“大岡越前” 並みに円満解決なんですよね。 
やるせない~。

一方のアントーニオは親友バッサーニオの為に自分の身を危険にさらす。
・・・愛ですねぇ。
あからさまなゲイ表現はないけど、ジェレミー・アイアンズって色気のある俳優さんだし、ほのかにそんな雰囲気が出てて、良かったです。

で、問題はバッサーニオなんですよ。 
よく解かんないんですよね~。

アントーニオの友情を利用したり、お金持ちのお嬢様に求婚したり、結構したたかな策略家だと思うんですけど、これが好青年なんですよね~。

無自覚なお調子者? 
それじゃあ、アントーニオも報われないよね~。 
でも、アントーニオは、一歩、引いたところがあるから、側にいられるだけでいいのかも・・・。

自分は教養の無い女だと謙遜していたポーシャが意外な行動力、頭の回転の速さを見せ、大活躍。 
慈悲の無い仕打ちはポーシャにも言えるよと、結構、怖いヒロインでした。 

バッサーニオは ポーシャの尻に敷かれることになるんだろうね(笑)。

最後のシーンで 海面に浮かぶ小船を、ジェシカ(ズレイカ・ロビンソン)が見つめるから シャイロックの遺体を運んできたのかと思ってしまったのですが・・・。
↑拡大解釈しすぎ!

父に思いを馳せて、海を見つめる…が、正しいようです(冷汗)。 

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