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2005年11月15日 (火)

親切なクムジャさん

Sympathy_for_lady_vengeance どんな「感情」を持てばいいのか・・・
見終わった今も、自分の「感想」が見つかりません。

パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く、復讐3部作の最終章。

■あらすじ■

無実の罪で服役中のクムジャ(イ・ヨンエ)は、いつも微笑を絶やすことなく優しい人柄から“親切なクムジャさん”と呼ばれるようになる。

13年の刑期を終え出所したクムジャは、ある“計画”を実行に移す。

それは、“生き別れた娘を探すこと”。
そして、“自分を陥れた男へ復讐すること”。

(2005/韓国) ★★★

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韓国では、豆腐のような白い心で、二度と罪を犯さないようにとの願いから「刑務所から出所したら、豆腐を食べる」風習があるそうです。
それを知らないと、この映画の意味が半減するかも知れません。

※【注意:ネタバレあり】…未見の方はご注意下さい。

出所後、差し出された“豆腐”を拒否するクムジャさん。
それは、彼女がこれからすること、やるべきことを覚悟している決意の表れ。

そして、その対称に当たるのがラストシーンの「白いケーキ」。
娘・ジェニーの言葉に、声を上げて泣き出しケーキにかぶりつくクムジャさん。

全てをやり遂げて、尚、埋められない喪失感。 
自分の穢れた手。 
清らかな娘の幸せを願う、親心。 

犯罪者だと知っても、それでも、子が親を思う気持ちを知ったクムジャさんは、これからどんな風に生きるのだろうか。

でも、見ているときに「ケーキ」=「豆腐」って、すぐに反応できなかったです。 ぼんやり、「パイ投げ」を連想しちゃってました・・・(トホホ・・・)。

“クムジャさんの親切”、“クムジャさんの計画”は、用意周到で見応えはあるけれど、ちょっと常人離れしてました。
美人なうえに、なんでも器用にこなしちゃうんだもん。
ケーキ作りも天才的だなんて!

女を敵に回すと、怖い。
って言うより、クムジャさんを敵に回すと、怖い。

罠にハメられ刑務所に入れられた時から、復讐は始まっていた訳で、
刑務所の中では“親切なクムジャさん”の、そして出所後は“復讐の鬼”の仮面をかぶっている。

本当の“クムジャさん”は、一体どんな人なのか。 
お腹の子供の父親は?

たぶん、何らかのエキセントリックな部分を見つけて納得したいのです。 
何故、クムジャさんはあそこまで執念深くなれたのか。 

けれど、クムジャさんは1人ではなく、仲間に協力してもらい“復讐”を実行する。 

仲間も協力を惜しまないことから、クムジャさんへの忠誠が厚いことが判るけど、少し嫌な気持ちがします。 
好きでもない相手と結婚したりは出来ない・・・。 

そうして、急展開を見せる最終戦。
クムジャさん個人の“復讐”から、被害者の家族を集めての“復讐の儀式”へ変化する。 

このあたりで気持ちが追いつかなくなってきちゃいました・・・。

警察官同伴の復讐講座。 儀式の段取り。 ・・・・・・。

クムジャさんに気のある牧師さんが、クムジャさんの復讐相手のパク先生(チェ・ミンシク)にクムジャさんの写真を渡しているのは、よく分からない。 
なんで知っているの?
クムジャさんが話したのかな? 
あそこまで、周到なクムジャさんが?って気もするけどね。

チェ・ミンシクやソン・ガンホユ・ジテなど今までの“復讐シリーズ”に登場した俳優が出演して“復讐3部作”を総仕上げしているそうです。

私はこの3人くらいしか、気付けませんでした・・・。

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