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2005年11月23日 (水)

Jの悲劇

Enduring_love 11月某日。 
母が 「Jの悲劇」 のチラシを貰って帰ってきた。
それが、全ての始まりだ。

なんて、ちょっと気取って始めてみましたが、このチラシは一目見て 「面白そう!」って思いました。

■あらすじ■

大学教授のジョー(ダニエル・クレイグ)は、長年の恋人クレア(サマンサ・モートン)と草原でピクニックを愉しんでいた。
そこに、操縦不能となった気球が降りてきて、風にあおられ予想外のアクシデントが起こる。

(2004/イギリス) ★★★

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「Jの悲劇」・・・なんとも文学的な香りのする題名ですよね。

イアン・マキューアン著 「愛の続き」が原作だそうです。
「愛の続き」・・・悪くないけど、この題名だったら見に行ってないかもしれません(笑)。 
それくらい、インパクトのある良い“邦題”じゃないでしょうか。

主な登場人物にジョー“JOE”とジェッド“JED”(リス・エヴァンス)、2人の「J」が出てきます。

しかし、他にもジョン・ローガン、セリフの中に出てくるジェズ、ジョーゼフ、ジョ・ジョなど、「J」の付く名前のオンパレード。

題名がインパクトあるだけに「J」を気にしながら見てたのだけど、ストーリーには関係なかった(笑)。 

これは、ジョーとジェッド、2人の「J」が出会った悲劇です。 

オープニングの映像は素晴らしいものがありました! 
だだっ広い草原に突然現れる赤い気球。 
緑の相対色の〈赤〉が画面によく映えていて、目に焼きつきます。

主人公ジョーが〈赤〉に反応して、〈事件〉を思い出す、美術館の彫刻。
赤いリンゴ。 赤ワイン。  

こういう、色彩の暗示は結構、好きです。
他にも、赤いロンドンバスや赤い紐のスニーカーなんてのもあったみたい。

リス・エヴァンズは「ノッティングヒルの恋人」での、ヒュー・グラントの変わった同居人役が忘れられない。 

「Jの悲劇」では、怪しげなジェッド役。 
“スイカ”(赤!)を食べるシーンは、笑顔が不気味で怖かったです。 

主人公のジョーが感情的に揺さぶられている時だけ(?)カメラワークが、物陰から覗いているようなものに変わるのも、怪しい雰囲気を出してました。
あ色々、想像をかきたてられたけど、成功しているのかは、評論家じゃないので判りません。 

見所は、次第に〈事件〉から〈ジェッド〉に神経過敏になっていくジョーの壊れっぷりでしょうか。 

容姿端麗、ユーモアも、人望も、お金もあるブルジョア生活を満喫しているジョーが、精神的に追い詰められて、無神経で凶暴な性格に変化して、まるで「別人」のようです。

ただ、ストーリーにもう一ひねりあれば・・・という不満も残りました。 
本編が101分なので、こんなもんと言えばそうなのかもしれないけれど。 

なんか、思い込みの激しいキャラでは「愛してる、愛してない・・・」のオドレイ・トトゥを思い出しますね。 
と言うか、同じなのだ・・・。

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