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2005年11月16日 (水)

ダーク・ウォーター

Dark_water ウォルター・サレス監督を信じてる。

今のところ、この監督作品に「ハズレ」は、ないです。

ちなみに、オリジナルの邦画「仄暗い水の底から」は、未見です。

■あらすじ■

離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は娘のセシリア(アリエル・ゲイド)を連れてニューヨークの外れ、ルーズベルト島の古びた集合住宅の9階に移り住む。

寝室の天井に“シミ”を見つけるが、“シミ”は広がり、やがて水漏れしてくるようになる。

(2005/アメリカ) ★★★

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閉塞感の漂う映画でした・・・。

セシリアが 「この部屋には空気がない」 と言っていたのが、印象的です。

“ホラー”ではなく、“ドラマ”でしたよね? 
そんなに怖くない。

話の流れは予想通りだったけど、「ナターシャ」の存在を丁寧に描写していているので、ただの「怪奇現象」に終わらせていないところに好感が持てました。

しかし、予想通りのストーリーも、ラストは想定外でした。

バッド・エンディングじゃないけど、切ない。
淋しい。  

母親の愛情に恵まれなかった「ナターシャ」と、実は「母親」との間にトラウマを抱えていた、ダリア。

引き合う作用を持っていたのは、娘のセシリアではなく母親のダリアだったのだ。 
そして、「ナターシャ」の本当の目的も・・・。

現代社会の寂しい情景や、都会の人間関係をさりげなく提示。 

親権問題で神経過敏になっているダリア。

一方的に話を打ち切る夫カイル(ダグレイ・スコット)。

頼んでも、なかなか腰を上げない管理人のヴェック(ピート・ポスルトウェイト)。 

他人任せにして仕事を切り上げる、不動産屋のマレー(ジョン・C・ライリー)。 

独り者なのに家族がいると偽る、弁護士プラッツァー(ティム・ロス)。

「さみしい」人ばかりですが、一番さみしかったのは「ナターシャ」だったんだよね。

そしてまた、セシリアも「さみしい」連鎖に加わるのだろうか? 

ラストでセシリアの淋しそうな瞳が、微笑みに変わるのが救いでした。

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ジェニファー・コネリー、アリエル・ゲイド主演 鈴木光司の仄暗い水の底からのリメイク ホラーと言うより心理スリラーの色が強い映画です ダリア(ジェニファー・コネリー)は離婚調停中で 娘セィシアの親権をめぐり父親と闘っている 夫は娘の住む所の環境が悪くなるとダリアの言い分を否定します ダリアはそんな事は無く自分で良い場所を探すと言い セシィアをとりあえず引き取る事になります ダリアは収入も無く、街から離れた小さく汚れた安いアパートしか 自分の条件にあてはまる物件がありません セィシアも最初はそ... [続きを読む]

受信: 2005年12月 5日 (月) 23時19分

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