« 点子ちゃんとアントン | トップページ | ラヴェンダーの咲く庭で »

2005年12月 2日 (金)

ヴェラ・ドレイク

Vera_drake マイク・リー監督からの問題。

Q.「男」と「女」の最大の違いは?

A.男は子供を産めません。

■あらすじ■

1950年、イギリス。 
ヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は家政婦をしながら、愛する夫、息子と娘に囲まれて、つつましく生活していた。

病気で働けない近隣の人を訪ねては、笑顔を絶やさず甲斐甲斐しく世話をするヴェラ。 

そんな彼女には、誰にも言えない「秘密」があった。

(2004/フランス・イギリス・ニュージーランド) ★★★☆

-----------------------------

ヴェラの「秘密」とは、「堕胎」処置のこと。 
望まない妊娠をした女性たちを、密かに“助けて”いるのだ。

しかし当時、「堕胎」は重大な犯罪だった・・・。 

ほんの50年ほど前、と言う事実が重い。 

妊娠した女だけが悪いのか? 責められるのは、何故、女だけなのか。

映画は「告発」も「啓蒙」もせずに、淡々と「事実」だけを描写する。

見終えても、モヤモヤが残ってる。 
答えは出ずに、頭の中はグルグル・・・。

ただ、「堕胎」については、すごく考えさせられた。

倫理的な問題から、「堕胎」を認めないっていうのも判るけれど・・・。 

ちなみに、ローマ教皇は「人が猿から進化した」ことを認めても、「堕胎」を認めていない。  
そして世界には、思春期になった女の子の性器を切り取る馬鹿げた風習が、今なおあるのだ!

好きで子供を堕ろすわけじゃないもの。 

1人で妊娠できるわけじゃないもの。

「白」か「黒」か、そんなことを決めるより大切なのは、問題意識を持つことなのかな。 
「堕胎」に限らず、言えることだけど。

ダイヤのごとき、優しいハートの持ち主ヴェラ。

彼女の優しさはどこから来たのでしょう? 

優しい気持ちは、優しくされないと育たない。 

意地悪な気持ちは、意地悪をされないと育たない。

なんて聞いたことがありますが、ヴェラと母親の関係を見ても、何が彼女を突き動かしているのか不思議でした。

|

« 点子ちゃんとアントン | トップページ | ラヴェンダーの咲く庭で »

Cinema 2005」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/7422060

この記事へのトラックバック一覧です: ヴェラ・ドレイク:

« 点子ちゃんとアントン | トップページ | ラヴェンダーの咲く庭で »