ベルリン、僕らの革命
高い志と 熱い思いを持った肉体が武器。
僕たちは思想で武装する。
■あらすじ■
正義感の強いヤン(ダニエル・ブリュール)とピーター(スタイプ・エルツェッグ)は15年来の親友。
彼らは“エデュケーターズ”と名乗り、留守中の金持ちの家に押し入っては部屋を荒らし、「ぜいたくは終わりだ!」とメッセージを残して 家人に恐怖を与える活動をしていた。
しかしピーターの旅行中に、ヤンがピーターの恋人ユール(ユリア・イェンチ)を仲間に引き込んでしまったことから、歯車が狂い始める。
(2004年/ドイツ) ★★★
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恋愛と革命は、相容れない関係。
若い男2人と女1人・・・話は当然のように恋愛のもつれに展開するのでした。
前半部分のヤンとユールの家宅侵入シーンでは、酔っ払いユールに かなり腹が立ちます。
酔った勢いで(?)後先、見ずに行動する。
理性的に行動できない人って苦手。
ついでに酔っ払いは、大大大嫌い!!(笑)
しかも、犯罪中にラブモードに突入するしさ・・・。
おいおいおい!!逃げないの?
しらふのはずのヤンはユールに押されっぱなし、君がしっかりしなくてどうするの!
全く、女の子に弱いんだから!
と、心内で毒づきながら観てました(笑)。
しかし予想外の誘拐劇に発展してからは、結構、面白かったです。
特に人質のハーデンベルク(ブルクハルト・クラウスナー)が良かったですね!
最初は身体を拘束されて身動きが取れないけど、次第に若者に打ち解けていくのが面白い。
美味しそうにパスタを食べ、洗濯に勤しみ、コーヒーを入れる。
いきいきしてましたね、ハーデンベルクのおじさん。
そして、ついには自由に小屋を動き回っていたし。
実はおじさんは過去に・・・というのも含め、テーブルで交わす議論も世代間の考え方の違いが よく出ていたと思う。
けど、若者の主張も判るけど、おじさんの言葉のほうがしっくり来る自分は、俗世間にどっぷり漬かって生きているんだょぉ・・・。
人生、崖っぷちの3人にどのような結末が待っているのか、見当も付かなかったけど、彼らはいつまで そのままでいられるのかな。
大人になることを拒否したようなラストシーンに、少し失望感を抱いてしまいました。
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