クラッシュ
機械的な言葉しか交わさないまま、また、ハコに乗っておうちへ帰る。
乾いた心はアメリカも日本も同じ。
ただ「人種のるつぼ」アメリカの、人種差別は根深い・・・。
■あらすじ■
深夜のロサンゼルス。
ロス市警の黒人刑事グラハム(ドン・チードル)と同僚で恋人のリア(ジェニファー・エスポジト)は、交通事故に巻き込まれる。
グラハムは事故現場の脇で発見された死体に引きつけられる・・・。
その前日。
ペルシャ人の雑貨店経営者ファハド(ショーン・トーブ)は銃砲店で護身用の拳銃を、娘のドリ(バハー・スーメク)の取り成しで購入する。
いつも差別にイラついている、アンソニー(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)とピーター(ラレンツ・テイト)の黒人2人組み。
彼らを見た瞬間に怯えた素振りを見せた女性ジーン(サンドラ・ブロック)に腹を立て、ジーンとその夫で地方検事のリック(ブレンダン・フレイザー)に銃を突きつけ、車を強奪。
カージャックに遭ったジーンとリックは家の鍵を交換するが、やってきた鍵屋のダニエル(マイケル・ペニャ)がヒスパニック系でスキンヘッドにタトゥーという身なりのためジーンは警戒する。
警察に手配されたジーンとリックの車の捜査中、人種差別主義者のベテラン警官ライアン(マット・ディロン)と新米警官ハンセン(ライアン・フィリップ)は、明らかに事件とは関係のないTVディレクターのキャメロン(テレンス・ハワード)とその妻クリスティン(サンディ・ニュートン)を職務質問する。
(2005/アメリカ) ★★★★☆
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アンサンブル・キャストの脚本が見事です!
アカデミー賞には脚本賞も含めて、6部門でノミネートされました!!
何気ない出来事が、見ず知らずの他人との衝突を生み出す。
必ずどこかでつながっている。
傷つき、傷つけ、何かを掴む。
解からないから、解かりあいたい。
人間としての根源的な衝動。
言葉で、身体で、ぶつかり合いたい。
人種差別主義者の警官を演じたマット・ディロンが、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。
個人的にはTVディレクターを演じたテレンス・ハワードと、鍵屋のマイケル・ペニャが印象深かったです。
透明マントのエピソードは、子役も可愛くて良かった!
テレンス・ハワードは別の作品「ハッスル&フロー 」で、主演男優賞にノミネートされているのですね!
スクリーンを豊かに彩る有色人種の俳優陣に比べると、白人俳優は淡白な気もしました。
そこがやけにリアルでもあるけど。
偏見に基づく油断の危うさ。 誤解。
「人種のるつぼ」アメリカで生活する困難さに、日本に生まれてよかったと思ってしまったけれど、自分の心を見つめれば偏見はここにも存在する。
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