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2006年2月 1日 (水)

ホテル・ルワンダ

Hotel_rwanda 無関心は罪になり得る。

■あらすじ■

1994年、ルワンダの首都キガリ。 
ベルギー系の高級ホテル、ミル・コリン・ホテルで働くポール(ドン・チードル)は人望も厚く 有能な支配人。 

長年 争ってきた、多数派フツ族と少数派ツチ族の内戦がようやく終息し、和平協定が結ばれようとしていたが、ラジオからは公然とツチ族非難が流れ、街中にはフツ族の民兵が威圧的に練り歩いていた。

それでも、ポールは事態はそのうちに収まると、不安気なツチ族の妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)に言い聞かせる。
しかし、和平協定に応じたフツ族の大統領が暗殺される。 

ラジオからはツチ族を攻撃するように放送が流れ、フツ族のポールに匿ってもらおうと隣人たちが集まってくる。
ポールは自分の持っているコネを使って、ツチ族をホテルに匿うことにするが・・・。

(2004/南アフリカ・イギリス・イタリア) ★★★★★

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もっと公開劇場が増えて、たくさんの人に見てほしいです。

絶望的な状況の中で、どこまで強くいられるのでしょう。 

諦めたほうが簡単。 見放した方が楽。

それでも、逃げずに立ち向かう。 

そんなポールと対照的なのが、無力な国連の平和維持軍。 
たとえ武器を持っていても、なんの役には立たないのだ。 

それでも、いないよりはマシ。 
ホテルをガードする国連軍にフツ族の民兵も手が出せない。 

次第にツチ族がホテルに避難し始め、難民キャンプの様相を呈してくる。

国際社会の救助を待つポールの元に届いた、オリバー大佐(ニック・ノルティ)からの報せは「外国人の退去命令」。

ルワンダは見放されたのだ。 

アフリカ人の命の重さ。 欧米人の命の重さ。 同じ命なのに、違いがあるの?

フツ族、ツチ族の命も、また然り。 

川沿いに延々と続いた、遺体の山の光景は忘れられません。 

ラジオを使ってフツ族の反ツチ族感情を煽る様や、根っこには以前ツチ族がフツ族を支配していたことの不満があることなどが提示されていて、この大量虐殺に発展した所以も分かりやすかったです。

カメラマン・ジャーナリスト役でホアキン・フェニックスが、ミル・コリンの親会社社長役でジャン・レノが、それぞれ 印象的に出演してます。

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Cinema 2006」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
私もやっと観てきました。
遠い国のことだから――と無関心でいることが、何よりも罪なことなんだと痛感しました。
でも、観て良かったです!!
そして出来れば、たくさんの人達にも観て、何かを感じてもらいたいです。

投稿: honu | 2006年2月19日 (日) 08時10分

>honuさん

こんにちは!
コメントありがとうございます!

感動したと言うのは簡単ですが、そんな言葉では足りないくらいに心を揺り動かされました。
上手く映画の感想を言葉で伝えられなくて、もどかしいです。

とにかく観て!!

そんな激情に駆られます。
本当にたくさんの人達に観て欲しいですね!!

投稿: 双葉 | 2006年2月19日 (日) 17時42分

こちらもおじゃまします。昨日見ましたよ!
ルワンダの涙を見てさすがに続けては見れないということで
間に数本はさんで昨日見ました。
やはりいたたまれませんでしたね、時は同じくして違う場所を
描いてルワンダ人の視点から同じ民族紛争を描いてましたね
ポールは素晴らしいです。フン族でありながら1000人以上のツチ族
守りきったのですから尊敬に値しますね、彼を演じたドン・チードル
も見事な演技でした。
彼がまだオスカーを受賞してないことが不思議で仕方がないです

投稿: せつら | 2007年11月24日 (土) 22時19分

>せつらさん

コメントありがとうございます!

ドン・チードルの演技は本当に素晴らしかったですよね!
私も彼にアカデミー賞をあげたかったです。

「ルワンダの涙」とは違うアプローチからルワンダの大量虐殺事件を描いていますが、何か考えさせられる点では同じでしたよね。

機転を利かせて、最大限のコネを使って、出来る限りの努力をする。
どこかで諦めてしまえば簡単に命が絶ち切れてしまうほどに、絶望的な状況のなか、
ポールは本当に尊い行動を取りますよね。

「どうしてアフリカはひとつになれないの?」

エンドロールの歌も未だに印象に残ってます。。。

投稿: 双葉 | 2007年11月25日 (日) 00時50分

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