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2006年3月10日 (金)

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

Chronicles_of_narnia_the_lion_the_witch_ 「ロード・オブ・ザ・リング」ほどののスケール観はなく、
「ハリー・ポッター」の魔法世界ほどにワクワクもしない世界。

■あらすじ■

第2次世界大戦下のロンドン。 
ぺベンシー家の4兄弟妹も母と離れて疎開することになる。 
疎開先は、口うるさい家政婦のマクレディさんが切り盛りしている、カーク教授(ジム・ブロードベント)の古いお屋敷。

ある日、末っ子のルーシー(ジョージー・ヘンリー)は空き部屋の一つに迷い込む。 
そこには荘厳な雰囲気を漂わせた衣装たんすが置かれていた。

扉を開けて中に入ると、そこは一面雪で覆われた森の中。

森の中にポツンと佇む街頭の下で、ルーシーは半神半獣のフォーン、タムナスさん(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。

(2005/アメリカ) ★★★

-----------------------------

ファンタジーとしては良く出来ているけど、映画として観ると物足りない・・・。 

“大作”と謳われているからには、それなりに期待もしちゃうわけで、「ロード・オブ・ザ・リング」が凄かったからには、それを超えるものを観たいわけで、膨らんだ希望は“オリジナリティ”で勝れば満足しただろうけど・・・。 

やっぱり心配だったCGクリーチャーがいまひとつでした。
ビーバー夫妻から始まって、最後のバトルシーンのジャイアントやらサイやら、微妙な出来。

唯一、良いなと思ったのはグリフィンでしょうか。
でも、あんまり活躍しない。

登場した中で、一番好きなのはタムナスさん。 お茶目でカワイイ。 
けど、タムナスさんもあんまり活躍しない。 
でも、要所要所で出てきて、良い役でした。

子供達のキャスティングはすごいですね! 地味だけど演技派を揃えて、普通っぽさが良かった。 

特にルーシー役のジョージーちゃんは光ってました。 

Lotta どっかにルーシーは奈良美智の描く女の子に似てるって書いてあったけど(評論家の森山京子さんが書いてたかな?)、似てますねぇ~! 本当にそっくり!(笑)

←ちなみに これは、奈良美智画伯の描いた「ロッタちゃん」♪ 

4人兄弟妹の成長物語とも読み解くことが出来る、このナルニア国物語ですが、気になる4兄弟妹の1人は次男のエドマンド(スキャンダー・ケインズ)です。

母親には素直になれず、兄への反発を募らせ、かなり屈折したところがある。 
だから白い魔女(ティルダ・スウィントン)にも簡単に取り込まれてしまう・・・。

他の3兄弟妹は物語の王道を行くのに、エドマンドは白い魔女に傾倒し、捕まって閉じ込められたり、利用されたり・・・果ては「裏切り者」として重要なポジションの役割を振られるけど、決していいものではない。 
なんだか、複雑ですね。

それこそ、エドマンドの心に後の影を落としそうなほどのトラウマになるんじゃないかと思ったりしました。 

そのエドマンドを白い魔女から救出すべくアスラン(声:リーアム・ニーソン)に助けを求める3兄弟妹だけど、アスランは「困難だ」とか言いつつ、結構 簡単に救出しちゃうのも拍子抜けしでした。 

そして、最後の白い魔女との戦いでも あっさり魔女を倒しちゃって、魔女の城になんか寄り道しないで戦場に行けば良かったのにと思ったり・・・。  

それにしても、良い子しかプレゼントを貰えないクリスマスのプレゼント。 
あんな物騒なプレゼントを贈るサンタクロースって・・・! 
夢も希望もないけど、いいのかな(笑)? 

それでもお話としては結構好きでした。 

好きなんだけど、ディズニーが威信をかけて作った作品がこの程度なのかと思うと複雑な気分です。 

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