パニッシャー
蜘蛛に咬まれて超人的な力を持った訳でもなく、放射能を浴びて超人的な力を持った訳でもない。
生身の“普通の人間”であるところが ポイント!
■あらすじ■
FBI特別捜査官フランク・キャッスル(トム・ジェーン)は、密輸組織を暴くため潜入捜査を行っていた。 そこで、犯人の一人が死亡。
死亡したのが悪名高いハワード・セイント(ジョン・トラボルタ)の息子だったことからフランクは報復を受ける。
愛する妻、息子を含む、家族全員を殺害されたフランクは、法律の力では充分に裁けない相手に対して、自らの手で処罰を下す決意を固める。
(2004/アメリカ) ★★★★★
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アクション映画にしては、おとなしめの前半。
10分おきにドハデな爆破シーンとかは「ない」ですが、フランクが復讐に燃えるまでを丁寧に描いているのは好感が持てました。
桟橋の爆破シーンまでは「不死身の男」なフランクですが、その後は自分の信念を貫き通す「不屈の男」ってカンジかな。
ちょっと酒びたりで、アル中疑惑もある主人公ですが、寡黙でストイックなキャラクターはステキ。
程よく腹筋も割れていて、体脂肪が低そうな身体も格好良かった!(マッチョでないところが特に良い。笑)
アパートの住人達とのかみ合わないやり取りも、なんだか面白かった。
必要かどうかも判らないのに、車に弾除けシャッターを取り付けてみたりするフランクは、完璧主義の芸術家。 ある意味、「芸術家」。
取り付けたいから、付ける。 それだけ(笑)。
フランクに差し向けられた刺客の一人。 赤いボーダーシャツを着たロシア人マッチョとの戦いは可笑しかったです。
窓から覗く住人達との対比も面白かったけど、銃撃戦じゃなく肉弾戦で、不似合いな曲が笑いを誘う。
きっとコミックの中に出てくる人物なんでしょうね、あのマッチョ。
簡単にセイントに復讐するのではなく、一計案じて追い詰めていくところも良かった。 続編決定らしいので、今度は劇場で見てみようかな。
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