バティニョールおじさん
■あらすじ■
1942年、夏。
ドイツ軍はフランス国民に対し、ユダヤ人一斉検挙の協力を要求。
肉屋兼総菜屋の主人バティニョール(ジェラール・ジュニョ)の娘婿候補のピエール=ジャンはナチスに傾倒し、階上に住むユダヤ人医師バーンスタインを密告。
図らずも検挙に協力してしまう形になったバティニョール。
ピエール=ジャンはドイツ将校に取り入り、バーンスタイン一家が住んでいた豪華なアパートを手に入れる。
しかし、検挙されたはずのバーンスタイン家の次男シモン(ジュール・シトリュク)が玄関前に立っていて、思わず匿うバティニョールなのだが・・・。
(2002/フランス) ★★★★
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バティニョールおじさんは、始めから善人でないところが良いです。
憎らしげに思っていても、嫌ってはいない。
面倒に巻き込まれたくはないけど、放っては置けない。
シモンを見捨てられないバティニョールおじさんは、いよいよ発奮!
出来うる限り奮闘する!
聖人ではなく一般市民のおじさんの人情話。
だけど、感動モノ路線に走ってないところがいいです!
遂には子供達のため、自らの手を汚してしまう劇的展開には驚いてしまいました。
そこまでやるか!?と言うのと、定型に収まらない話の展開。
ハリウッドにはないですね(笑)。
子供達とバティニョールおじさんの逃避行は、ハラハラしつつも深刻ぶらずにどこかユーモアもある。
そもそも、自分の家族を放って置いてるけど、そんなことは気にしちゃだめです(笑)。
とにかくひたすら、おじさんの一人奮闘記。
バティニョール役のジェラール・ジュニョは、「コーラス」で子供達に歌を教える先生を演じてました。
この人の、とぼけた顔つきが良いです(笑)。
豚とかハゲとか散々云われて、本当に「豚になる夢」を見ちゃったり(笑)。
実は主演だけでなく、この作品の監督もしているそうです。
シモン役のジュール・シトリュクは、ほっぺがプクプクしていて可愛い。
賢そうな子です。
「ぼくセザール10歳半1m39cm」の男の子だよね。
これが映画デビュー作!
ニセモノの親子を演じ続けたバティニョールおじさんだけど、旅の終わりが近づきピンチになった時、ふいに本当の父親として心の叫びを上げる。
そんなこと言っちゃって大丈夫なの? バティニョールおじさん!
ホッとしたり、ハラハラしたり、もう終わりが近い。
一体どうなっちゃうのかな?
ニセモノだけど、本物の愛情を持ったおじさんと子供達の物語。
最後はあったかい気持ちだけが残る・・・。
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