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2006年4月 1日 (土)

バティニョールおじさん

Monsieur_batignole 肉屋のおじさん、奮闘記。

■あらすじ■

1942年、夏。 
ドイツ軍はフランス国民に対し、ユダヤ人一斉検挙の協力を要求。

肉屋兼総菜屋の主人バティニョール(ジェラール・ジュニョ)の娘婿候補のピエール=ジャンはナチスに傾倒し、階上に住むユダヤ人医師バーンスタインを密告。 
図らずも検挙に協力してしまう形になったバティニョール。 

ピエール=ジャンはドイツ将校に取り入り、バーンスタイン一家が住んでいた豪華なアパートを手に入れる。 

しかし、検挙されたはずのバーンスタイン家の次男シモン(ジュール・シトリュク)が玄関前に立っていて、思わず匿うバティニョールなのだが・・・。

(2002/フランス) ★★★★

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バティニョールおじさんは、始めから善人でないところが良いです。   

憎らしげに思っていても、嫌ってはいない。 
面倒に巻き込まれたくはないけど、放っては置けない。 

シモンを見捨てられないバティニョールおじさんは、いよいよ発奮! 
出来うる限り奮闘する! 

聖人ではなく一般市民のおじさんの人情話。 
だけど、感動モノ路線に走ってないところがいいです! 

遂には子供達のため、自らの手を汚してしまう劇的展開には驚いてしまいました。 

そこまでやるか!?と言うのと、定型に収まらない話の展開。 
ハリウッドにはないですね(笑)。

子供達とバティニョールおじさんの逃避行は、ハラハラしつつも深刻ぶらずにどこかユーモアもある。 

そもそも、自分の家族を放って置いてるけど、そんなことは気にしちゃだめです(笑)。
とにかくひたすら、おじさんの一人奮闘記。

バティニョール役のジェラール・ジュニョは、「コーラス」で子供達に歌を教える先生を演じてました。 
この人の、とぼけた顔つきが良いです(笑)。 

豚とかハゲとか散々云われて、本当に「豚になる夢」を見ちゃったり(笑)。 
実は主演だけでなく、この作品の監督もしているそうです。 

シモン役のジュール・シトリュクは、ほっぺがプクプクしていて可愛い。 
賢そうな子です。 
「ぼくセザール10歳半1m39cm」の男の子だよね。 
これが映画デビュー作! 

ニセモノの親子を演じ続けたバティニョールおじさんだけど、旅の終わりが近づきピンチになった時、ふいに本当の父親として心の叫びを上げる。 

そんなこと言っちゃって大丈夫なの? バティニョールおじさん! 

ホッとしたり、ハラハラしたり、もう終わりが近い。 
一体どうなっちゃうのかな?

ニセモノだけど、本物の愛情を持ったおじさんと子供達の物語。 
最後はあったかい気持ちだけが残る・・・。 

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