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2006年5月20日 (土)

ヒトラー ~最期の12日間~

Downfall 終焉の断末魔。

「es [エス]」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品。 

■あらすじ■

1945年4月20日、ベルリン。 
迫りくるソ連軍の砲火を避けるためヒトラー(ブルーノ・ガンツ)はドイツ首相官邸の地下要塞に退却。 

敗戦の気配が濃厚に漂う中、ヒトラーは正常な感覚を失いつつあった。

そして、ついに敗北を決意したヒトラーは、ある重大な決意をすることになる。

(2004/ドイツ) ★★★★☆

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秘書から見たヒトラーの姿。

「人間・ヒトラー」を描くことが今までタブーだったのだと、改めて思い知らされました。 

けれど、それもまた、ヒトラーの一面でしかないのでしょう。 
秘書のユンゲも、ヒトラーの謎には迫れない。 

けれど、決して知ることの出来なかった部分を知ることは出来た。

その昔、ヒトラーがどのような人で、その最後が地下トンネルでの自殺だと知った時に、周りにいたであろう人たちはどうしたんだろうって思っていた。

その疑問を深く追求することもなかったけど、この映画でヒトラーの最期に向けての準備を興味深く見守りました。

側近達や近しい人と最期のお別れまでして、ヒトラーの自殺行為が周知の事実だったのは驚きです。 

段取りまで行われて、まるで普通の自殺とは違う。 
死ぬことよりも死体を消滅させることが大事なようでした。 

終焉を迎えようとしている末期の戦場と、無機質な地下空間。 

ピリピリとした緊張感が漂う極限状態に見えてくる人間の本質。 

真実が耐え難いものであればあるほど、その真実と向き合うことは困難を伴う。

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ヒトラーの最期を描く史実に基ずく映画 1942年にヒトラーはミュンヘン生トラウドゥル・ユンゲを秘書として雇う このトラウドゥル・ユンゲの目から ヒトラー最後の12日間が語られる 1945年ドイツ劣勢のベルリン その地下壕にヒトラーは住まう そして多くの側近らと共にナチスドイツの最後が訪れて行きます 史実として淡々と映画は進み戦争における人の狂気、悲惨さ、無意味さを 静かに冷静な脚色で進めていく映画です あえてコメントをする必要は無いと思います ドキュメンタリーのように俳優たちがその状況を... [続きを読む]

受信: 2006年5月22日 (月) 16時47分

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