« NOTHING [ナッシング] | トップページ | 甘い人生 »

2006年5月 4日 (木)

やさしくキスをして

Ae_fond_kiss 現代版、ロミオとジュリエット。

ケン・ローチ監督の作品を見るのは、「KES/ケス」「SWEET SIXTEEN」に続いてまだ3本目。 

■あらすじ■

スコットランドのグラスゴー。 カソリックの高校で音楽を教えているロシーンは、聡明で自分の意思を持った女性。

ある日彼女は、教え子の兄でクラブDJとして働く、パキスタン移民二世のカシムと知り合う。 

2人はすぐに深く愛し合うようになるが、カシムは親の決めた婚約者、従姉妹のジャスミンとの結婚が数週間後に控えていた。 

また、ロシーンも厳しいカソリックの教えのもとで、カシムとの事が原因で仕事を追われることになる。

(2004/イギリス・イタリア・ドイツ・スペイン) ★★★

-----------------------------

この映画での2人の障害は「異教徒であること」だけど、「国籍」、「人種」、「肌の違い」、「言葉の違い」、「差別」、「偏見」・・・なんだって当てはまりそう。

いくら国際化が進んでいるとは言え、「宗教」は信仰の自由が保障されているから超えるのは大変そう・・・。 

この前見た「ぼくの国、パパの国」でも、イスラム教徒の結婚についてが描かれていたから、親が勝手に決めた許婚の存在には驚かないけど、

時代に合わなくなってきているのでしょう。 だから、世代間で摩擦が起きる。 

イスラム教徒同士の結婚によりイスラムの団結力を高めて、そうやって支え合って暮らしてきたのも分かるし、自分達の文化を守ろうと言う思いも理解できる。

だから、そこでは個人の幸せが 家族の幸せの上に成り立たない。

家族の幸せあってこその、個人の幸せなのだ。 

やっぱり すごく難しい問題を突きつけられていると思う。 

誰かを傷つけないと一緒になれない・・・。 それを「幸せ」と呼べるのか?

カシムの苦悩は私の理解をはるかに超えて、そのラストが「BEST」なのか分からない。 

分からないけど、かすかな望みを次女のタハラに見た気がする。 

「私は、色んな文化のミックスよ!」

自身の出身を恥じることなく、高らかに宣言する。 

世界を知り、吸収した彼女は、どんな女性になってゆくのだろう。

|

« NOTHING [ナッシング] | トップページ | 甘い人生 »

DVD etc.」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/9858472

この記事へのトラックバック一覧です: やさしくキスをして:

» やさしくキスをして AE FOND KISS [travelyuu とらべるゆう MOVIE]
エヴァ・バーシッスル、アッタ・ヤクブ主演 スコットランド・グラスゴー カソリック高校でパキスタン人のタハラが人種差別に対して訴えます そんな彼女をクラスメート達がからかいます  下校を迎えに来ていた兄のカシムの静止を振り切り からかった相手を音楽室に追い詰めます 音楽室ではアイルランド系の音楽講師ロシーンが 生徒に詩人ロバート・バーンズの主題による AE FOND KISS=やさしくキスをしてを教えていました 教材のギターを壊したタハラをなぐさめカシムはロシーンに謝るのです 数日後ロー... [続きを読む]

受信: 2006年5月 8日 (月) 16時19分

« NOTHING [ナッシング] | トップページ | 甘い人生 »