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2006年7月23日 (日)

ほえる犬は噛まない

Barking_dogs_never_bite 「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督、長編第一作目がこの作品。 

■あらすじ■

中流家庭の住む閑静なマンション。 
大学の非常勤講師ユンジュ(イ・ソンジェ)は出産間近の妻ウンシルに養われながら教授を目指している。
しかし最近、飼う事が禁止されているはずの犬の鳴き声がマンション内に響き渡り、ユンジュの神経をイラつかせている。
そんなある日、ユンジュはマンション内でたまたま「犬」を見つけて、地下室に閉じ込めてしまう。

一方、マンション管理事務所で働くヒョンナム(ペ・ドゥナ)は、平凡で退屈な毎日を送っていた。
そんな時、団地に住む少女の愛犬がいなくなったことを知り、正義感を燃やしてビラ貼りを手伝い始めるが・・・。

(2000/韓国) ★★☆

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文化の違いなのかなぁ・・・。
よく韓国人は時間にルーズっていうのは聞くけど、マンションのルールも平気で無視できるんでしょうか。
ペット禁止のマンションで犬を飼ったりしたら、日本じゃ近所トラブルになりそうだけどねぇ。

この映画、犬好きには向かないですね(笑)。
犬を投げ落とすわ、犬の死体は出てくるわ、犬鍋までも・・・。
ブラック・ユーモアにしては笑えない。 
シュールって言うよりも、ちょっとリアルすぎました。

韓国に犬を食す習慣(文化?)があることは知っていたけど、この映画の中に登場する犬って「小型犬」だから美味しそうじゃないの。
もっと肉付きのいい犬だったら、食べたくなるのも分からんでもないけど、肉なんて付いてない小型犬を鍋にして食おうってんだから、かなり好んで食べてるってカンジ。

犬の鳴き声に神経過敏になっているユンジュにしても、行動が突飛だよね。
犬を捕まえる→閉じ込める or 投げ落とす。
普通は飼い主に苦情を言いに行くとか、管理事務所に訴えるとかするよね(効果なさそうそうだけど・笑)。
そこから一転、犬を探すハメになるあたりも、今更「いい人」になられても・・・って戸惑ってしまう。
それまでの暗黒面が強すぎました。

でも、この映画ってそんな風に、一人ひとりの人物を多面的に描いてる気がする。

ユンジュも、用務員のおじさんも、元はと言えば平凡な人物。
キャンキャン吠える犬を飼ってるおばあさんは、孤独な人物。
非凡に憧れるヒョンナムは、内に秘めた勇気を持っていて、
夫に無理解な妻は、実は。。。

人間って複雑だから、きれいに割り切れない。

そして、連続“犬”失踪事件も無事に解決したのに、やりきれない。
ワンちゃん、死んでるし・・・。 食われてるし・・・。 

でも、ペ・ドゥナは可愛かったし、屋上で犬を助けるシーンは好き!
応援団、最高!

部分部分は面白いんだけど、全体を見るとよく分からない。 
そんな感じで、私には掴みどころがない映画でした。

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