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2006年8月13日 (日)

大統領の理髪師

Presidents_barber 近くて遠い国、韓国。

■あらすじ■

1960年代、韓国。 大統領官邸「青瓦台」のある考子洞で理髪店を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は、政治には疎いが時の政権を全面的に支持する無学な庶民。

助手のキム(ムン・ソリ)を無理やり口説いて結婚し、やがて かわいい息子ナガン(イ・ジェウン)が生まれる。
そんな幸せな毎日に突如 転機が訪れ、彼は大統領の理髪師に選ばれてしまう。

(2004/韓国) ★★

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大統領の理髪師に選ばれてしまった小市民の笑い泣きコメディーかと思っていたんですけど、思っていた以上に韓国史が絡んでいました。

不正選挙、革命、軍事クーデター、ヴェトナム派兵、北朝鮮ゲリラ事件、大統領暗殺・・・

韓国の歴新に詳しい人は、あの時代のことねって分かるかもしれないけど、
私は全く疎いので知らないことだらけ。
唯一、分かったのは北朝鮮ゲリラ事件でした。
これって、「シルミド」の発端になった事件だよね?

理髪店主のソン・ハンモは、バカが付くほどのお人好し。
友人の話を信じて不正選挙に関わってしまったり、歴史的事件の目撃者になったり、庶民のささやかな日常の中に歴史を織り込んでストーリーが進む。

そんなささやかだけど幸せな日常が一変。
ある事件から大統領の理髪師に任命されてしまう。 
必要以外は頭を下げ、大統領の顔に傷をつけるなんてもってのほか!
命が縮む思いをしながらも、どこか誇らしくもあり、些細なことに一喜一憂する。

よく分からなかったけど、この時代って独裁政権?
っていうことは、大統領って独裁者? 
あまり大統領のことは語られないし、いい人そうだけど どこか堅い。
理髪師と大統領の交流もささやかなもので心温まるって感じじゃなかったです。
でも13年も仕えたって言ってたし、それなりに信頼関係はあったんだろうね。

「マルクス病」なんてものが本当にあったのか知らないけど、大統領の理髪師だったばかりに息子を酷い目にあわせるソン・ハンモ。
望んでそうしたわけじゃないけど、結果を見たら、酷いよオヤジ!って思ってしまった。
子供を拷問にかけるのもどうかと思うし・・・さすがに子供が酷い目にあうことはなかったけど・・・。
当時の風潮や反体制派への暴行なんかを揶揄してるのかもしれないけど、笑えなかった。

大統領側近たちの勢力争いに巻き込まれているのも、よく分からなかったし、
そのあと親子の感動ものに向うのも、ちょっと強引。
漢方の名医なのに、仙人みたいな予言をする医者も不可解で、なんで染料が薬になるのかも分からない。
息子の難病と大統領の死。
無理やり結びつけたようで感動できなかったです。

笑えるところなら、ちょっとはあるけど・・・全体的に、引き込まれなかったです。

韓国の怒涛の60年代を感じながら、ある親子の感動物語を見る映画だったようで、私が不勉強すぎたみたい。

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