カル
韓国版「セブン」?
確かに「連続猟奇殺人」と「雨」の組み合わせが「セブン」っぽかったです。
でも内容は全く違うけど。。。
主演は「八月のクリスマス」のハン・ソッキュとシム・ウナ。
2人とも「八月のクリスマス」とは違った顔を見せてますね~!
ハン・ソッキュは「シュリ」の時も格好良かったし、むしろ「八月のクリスマス」の時の平凡さが新鮮だったけど、
「八月のクリスマス」でしか見たことなかったシム・ウナは、今回違った面が見られて良かったです。
美しい~。
■あらすじ■
ソウル市内で3人の男性のバラバラ殺人事件が相次いで発生。
捜査を開始したチョ刑事(ハン・ソッキュ)は、3人の被害者と以前交際していた美しい女性スヨン(シム・ウナ)にたどり着く。
しかしスヨンは自分の過去を一切語ろうとしない。
そんな中、スヨンにストーカー行為を繰り返しているギヨンに疑いの目が向けられるが、決定的な証拠がなくギヨンは釈放されることに・・・。
(1999/韓国) ★★★★
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「カル」は韓国語で「刃物」と言う意味だそうです。
初っ端からメスで人体を切り刻んだりするシーンがあって、かなりグロい。
しかも、リアル。
大量の血はもちろん、切断された腕とか頭とかいっぱい出てくる。
グロいのがダメな人は要注意ですけど、私、こういう内臓系は平気です(笑)。
ホラーはダメだけど、スプラッターは大丈夫なのだ!
「殺人の追憶」は、実際に韓国で起きた連続婦女暴行殺人事件をモチーフにした映画で、警察の初動捜査の怠慢が揶揄されてましたけど、
この映画を見てると、殺人現場の遺体とか遺品を刑事が素手でそのまま触るのが気になる。
いいんですかね?
しかも、遺体からボタンを引きちぎって持ち帰るなんて、ちょっとありえない気が・・・。
同僚もそれを容認してるし。
日本映画でそんなことしたら、バッシングの嵐だろうなぁ(笑)。
でも、そのボタンが犯人につながる、重要なヒントになってたわけなんですよね。
他にも、チョ刑事が犯人の車に襲われるシーンでは、車のナンバーを!!
と、思ってしまう私。。。
きっと、車のナンバーからは犯人が割り出せなかったんだろうと納得しておこう。
でも、そしたら高速の速度違反で写真に撮られた車のナンバーも違ってくるんじゃない?
なんて、・・・あまり、つっこまずに見たほうがいいですね(笑)。
走るハン・ソッキュは格好良かったです!
犯人らしい人物が二転三転していくのは面白かったけど、
この刑事さんは最後に死にそうだなーとか、この友人は怪しいなーとか、これで終わらないだろうなーとか、割りに先のストーリー展開を予想させる語り口でした。
それでも、それなりに面白かったんだけど、どこか消化不良。
犯人が分かっても動機がはっきりしないし、疑問が沸いて出る。
その疑問を解決しようして見る2回目、3回目の方が、より混乱するかもしれないなって思いました。
最初に見た時の直感や自分の映画の感想で、この映画のストーリーを補足していくしかないんじゃないかな。
十人十色のいろんな見方が出来ちゃうね・・・。
してやったり!的な、「まんまと騙された~!」って言う映画だったら文句なしですけど、あまりに説明不足でハッキリしないので、自分の中でもこの映画の評価が分かれるところです。
わざと細部まで描かなかったのか、そんな力量がなかったのか。。。
見ている側としては、もう少し情報がほしいところです。
※【以下、ネタバレあり】======================
特に見ていて引っかかったのは、スヨンがチョ刑事に「残ってくれて、ありがとう。」と言うセリフ。
意味深です。
私の解釈は、「知りすぎる(近づきすぎる)と、いつか殺してしまうかもしれないから、離れていてくれてありがとう」。 (笑)
どう訳しても、なんか変な違和感が残る~。
片がついて また殺人を犯すことはないのか、まだまだ、この先も続けていくのか分からないけど、
もし、自分の中にモンスターがいることを自覚しているなら、次の犯行予告にも受け取れる?
最後のシーンで隣に座っている男性が、次に狙われそうな予感がするよね(笑)。
スヨンとスンミンの関係は、もうちょっと描き込んで欲しかった。。。
でないと、スンミンが最後に取る突飛な行動が不可解に映る。
それに“あの人”が殺されたのって、いつなんでしょう?
行方不明になったのは5年前になっているから、5年前に殺されたのかなって思ったんだけど、
そうだとして、その時の犯行にスンミンは加わっていたんだよね?
スヨンの年齢設定は知らないけど、ちょうどスヨンの自殺未遂でスンミンと再会した頃にあたりそう。
でも、何故、スヨンの元彼まで殺さなくちゃいけなかったのかな?
スヨンの暗い過去を知ってしまったから?
だとしても、あの「写真」が持つ意味がよく分からない。
みんなで“あの人”を殺した記念にも取れるけど、そうすると みんな笑顔なのが不気味だし、“あの人”の殺害時期まで変わるよね。
「親切なクムジャさん」でも、みんなで殺害して、その証拠&口封じのために記念撮影をするシーンがあったけど、一様に暗い顔をしていた覚えがあります。
「写真」は事件の核心を付くようで、何も教えてくれない。
謎について考え出すと辻褄が合わなくなるので、考えるのは もうやめます(笑)。
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