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2006年8月 4日 (金)

10億分の1の男

Intacto 世界一強運で不幸な男。

■あらすじ■

飛行機が墜落し237人中たった1人生き残った、銀行強盗犯のトマス(レオナルド・スバラグリア)。
入院している彼の前に、保険会社のフェデリコ(ユウセビオ・ポンセラ)が現れ、ある提案をする。
それは、逃亡する手助けをする代わりに、ある“ゲーム”に参加すること。

そのゲームでは、他人の“運”を奪って戦い、最後にゲームに勝ち残った者は「世界一の強運」を持つサミュエル(マックス・フォン・シドー)と対決することになる。

一方、刑事のサラ(モニカ・ロペス)は、病院から逃げ出したトマスを追う。

(2001/スペイン) ★★

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他人に触れただけで“運”を奪うことが出来るらしい!
それはどうやら、より強い“運”を持っているほうが、弱い方から奪えるらしい。

“運”を奪う。
そんなことが有り得る世界をオープニングでしっかり提示。
サミュエルがエレベーターに迫ってくるシーンは、“強運”って言うより
もはや“念力”でも身につけているんじゃないかと思うほどに偉大な力を感じました。

サミュエルとフェデリコは、いわゆる師匠と弟子ってやつです。
いつまで経っても追い越せない偉大すぎる師。 
主役はトマスなんだろうけど、屈折したフェデリコがいい感じです。 

サミュエルに自分の“運”を奪われたフェデリコは、サミュエルに対抗し得る人材を探していて、そこに現れたのがトマス。

しかしねぇ~、飛行機事故での生存者ってのは分かるけど、なんでトマスを強盗犯にしなくちゃいけなかったんでしょう・・・。
“強運”を持っていても、楽に生活は出来ないってこと?
サラに2人を追わせたかったのも分かるけど、そのサラも自動車事故で生き残った“強運”を持っていて・・・と、三つ巴の様相を呈してくる。

それに公衆電話で逆探知されたり、結構ドジなところがあるトマスに、本当に強運があるのか疑問を持ってしまいます。
ゲームに敗退したのにサミュエルに対決を挑むのもどうなのかと思うし、結末も予想出来ちゃう。
サミュエル、サラ、トマス。 
誰が勝ってもおかしくない展開だったら面白くなっただろうけど、誰が勝っても納得いかない感じ。
もっとハラハラドキドキの展開を期待したのに。

他人の“運”を使ってゲームをするのは、まるでカードゲーム。
強いカードを持っているほうが勝つし、勝てばカードが増える。
しかも、林の中を目隠しで走ったり、変なことばっかして運を試す(笑)。

でも、ゲームに使われた人間が持ち主と運命共同体のような関係にあるのは、ちょっと興味を惹きました。
運命を左右されるくらいに影響を及ぼすなんて。

「ラッキー」「アンラッキー」な部分が露骨に表れていたら、もっと面白くなったかも。
“運”を奪われてすぐに蜂に刺されるとか(笑)、なにかしら不幸に襲われたりして。 

映画の中では“強運”を持っていても、幸せそうな人って出てこなかったのも意外な感じですね。
サミュエルは孤独だし、
トマスは愛してるけど恋人と別れないといけなかった(?)みたいだし、
サラは夫と子供を事故で失ったトラウマを抱えている。
運だけじゃ幸せにはなれないし、万能じゃないってこと? 

私だったら宝くじを買うけどな。
それで1等が当たったら、かなり幸せだけどな。 
って言うのは下世話な人間の考えることでしょか(笑)。

レオナルド・スバラグリアは「ユートピア」に出てた人だね。
「ユートピア」の時の方がずっと格好良かった。

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