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2006年9月 6日 (水)

グエムル 漢江〈ハンガン〉の怪物

The_host 突然変異で怪物になったのが一匹だけで良かったね。

■あらすじ■

韓国で一番大きな河、漢江。 
そこに正体不明の怪物〈グエムル〉が現れた!
河の近くで売店を営むパク一家の目の前で、休日を楽しんでいた人々が次々と襲われる。
地獄と化した河岸で、長男カンドゥ(ソン・ガンホ)が目を離した隙に、中学生の娘ヒョンソ(コ・アソン)がグエムルにさらわれてしまう。

家長のヒボン(ピョン・ヒボン)とカンドゥの元に、次男ナミル(パク・ヘイル)と長女ナムジュ(ペ・ドゥナ)が駆けつける。
ヒョンソの死をきっかけに家族全員が集まるが、グエムルはウィルスの宿主だと発表した政府に、一家は隔離される。

しかし、カンドゥの携帯にヒョンソから助けを求める電話がかかってきて・・・。

(2006/韓国) ★★★☆

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2匹も3匹も、100匹も、あんなのが出てきたら困るけど、本当に1匹だけだったのかな?
いきなり人を襲い出したわけではないだろうし、漢江の河岸付近で行方不明事件の頻発、正体不明の生物の目撃情報がなかったのかなぁと、ちょっと現実的に見始めちゃった。
でも他にも、ご都合主義的なストーリー展開はやや散漫してました。

が、ハリウッド並みの怪物映画を韓国で作って見せてくれたことを評価したいです! 
グエムルのVFXはメイド・イン・コリアじゃないらしいけどさ、すごいじゃないの! 
あの怪物!! 
走り、踊り(?)、跳ねる!

でもイメージとは違って、意外とネバネバしてなかったです。
元魚だし、もう少しぬるっとしているかと思ったんだけど。
怪物=粘液!ってハリウッド映画を見て刷り込まれているのかな(笑)。

ポン・ジュノ監督の作品は「殺人の追憶」と「ほえる犬は噛まない」を見たけど、ここぞと言うポイントをことごとくハズして脱力させる監督だね。

家族の絆をしっかり描いているところは韓国的でしたが、今回は米軍駐留問題も絡めて、政治批判も色濃い。
かなり極端にも感じました。

特にそんな極端の“極”にいるのが、カンドゥ。
人一倍、娘思いなのだが、何をやっても上手くゆかないダメ親父。
どんな状況下でも眠れる特技を持っていて、弟妹からはマヌケと思われている。

純真って言うより、物事を深く考えないタイプなんだろうね。
だから自分を上手く表現することが出来なくて、ろくに話も聞いてもらえない。
でも、あそこまで酷い仕打ちを受けるとちょっと笑えない。

あまりにシニカルなので、笑えるパートは怪物のグエムルのところだけでした。
すべってこけたりして、お茶目だった!

政府も軍も医者も当てにはならなくて、一家4人でグエムルに立ち向かうけど、助けてくれたのは社会の底辺にいるホームレスだけだったのも皮肉でしょうか。

しかし、爽快感とは無縁なので、スカッとしたい人には向かないです。

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