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2006年9月30日 (土)

ナショナル・トレジャー

National_treasure 安心ジェリー・ブラッカイマー印。

■あらすじ■

その昔、テンプル騎士団の財宝は、その子孫である秘密結社フリーメイソンによって米国に持ち込まれた。
歴史学者で冒険家でもあるベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、先祖が聞いた“秘密はシャーロットと眠る”という言葉を手がかりに財宝の行方を捜してきた。
そして実業家のイアン(ショーン・ビーン)の協力の下、ようやくシャーロットという名の船を探し当てる。
しかし、それは次なるヒントの一つに過ぎず、財宝のありかが「アメリカ独立宣誓書」に隠されていることを示していた。

ゲイルは、財宝を独り占めしようと企むイアンと決別。
相棒のライリー(ジャスティン・バーサ)、国立公文書館で働くアビゲイル(ダイアン・クルーザー)と共に、謎を解き明かしていく。

(2004年/アメリカ) ★★☆

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ジェリー・ブラッカイマーの先見眼には、すごいものがあるね。
小説「ダ・ヴィンチ・コード」が世界的にベストセラーになっている中、いち早く謎解きトレジャー・ハントものを製作。
映画版「ダ・ヴィンチ・コード」の一歩も二歩も先に出て、ヒットを飛ばして続編も決定です。

映画の中身には、つっこみを入れずにはいられない感じもしたけど、
ウンチクにかまけたりもせずに、見ている人を楽しませるエンターテインメントを作ることに徹しているのは感心します。

オープニングから一面が雪に覆われた北の大地で大爆発。
別に、わざわざそんな場所に設定しなくてもどうにでもなっただろうに、
おそらくスケール感を出したいがためだけに、無駄にお金をかけて大冒険!

けれど舞台は現代のアメリカ。
財宝のヒントが隠されていそうなところが、地味でさほど興味を引かないのも残念でしたが、大冒険と呼ぶほどにはアドベンチャー活劇しないのです。

管理社会のハイテク機器に囲まれた現代では、トレジャー・ハントはミッション・インポッシブルに挑戦することを求められるらしい(笑)。
厳重なはずのセキュリティ・システムが、2方向から盲点を衝かれるのもオカシな話ですが、迫り来る敵との攻防戦に全くハラハラしない!

全編を通してそうだったのですが、手に汗握る瞬間が全くなくて、主人公がピンチに陥っても何故か安心して見続けていられるのです。

暗号解読のため、走っては一時停止、走っては一時停止の繰り返し。
いつものジェリー・ブラッカイマー特有のこれでもか!これでもか!と畳み掛けるような怒涛の展開もなく勢いを感じませんでした。

それでも、最後まで見ちゃうけど(笑)。

紋切り型の登場人物ばかりだったのも、残念でした。
一癖も二癖もある人が出てきたら良かったな。

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