インタビュー・ウィズ・シリアルキラー
そして、事件を担当した刑事自身によって書籍化された本「死体を愛した男」を基にTV映画化された作品。
■あらすじ■
1983年、ワシントン州グリーン・リバー沿いから同一犯による他殺体が次々と発見される。
連続殺人犯“グリーン・リバー・キラー”として事件は注目を集めるが、捜査は進まない。
担当刑事ライカート(サム・ジェーガー)は現場から離れているケッペル警部(ブルース・グリーンウッド)に助言を求める。
ケッペルはかつて史上最悪と言われた連続殺人鬼バンディ(ケーリー・エルウェス)を追い詰めたものの、最終的に自分の手で逮捕することが出来ずに自信を失っていた。
そんな矢先、ケッペルの元にフロリダ刑務所に服役中のバンディから手紙が届く。
それは、殺人鬼としての経験から、グリーン・リバー事件の捜査に協力すると言う申し出で・・・。
(2004/アメリカ) ★☆
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WOWOW放映時のタイトルは「グリーン・リバー・キラー 死体を愛した男」でした。
ややこしいんだけど「グリーン・リバー・キラー」と「死体を愛した男」は、別々の事件の犯人のことです。
並べてあると、「グリーン・リバー・キラー」が「死体を愛した男」なのかと思っちゃうよね。
どっち付かずの題名はどうなのかとも思うけど、内容もどっちつかずに進んでました。
しかし「インタビュー・ウィズ・シリアルキラー」というタイトルの方が、本作を上手く言い表している気がします。
捜査に行き詰ったライカート刑事がケッペル警部に助言を求める“グリーン・リバー事件”。
フロリダ刑務所では、殺人鬼バンディとケッペル警部の面会が行われる。
バンディこそが「死体を愛した男」。
8人もの女性を次々と殺害しているが、すべてを自供したわけではなくバンディの事件には、まだ“謎”が残っている。
当時、捜査を担当したケッペルとバンディの因縁。
多くが重なる「グリーン・リバー連続殺人事件」と「死体を愛した男 テッド・バンディ事件」が平行して描かれていく。
犯人の心理を理解しようと、心を闇に染めていくケッペル警部。
そんなケッペルを心配する新米刑事ライカートと、楽しんでいるかのようなバンディ。
しかし、ラストでストーリーは大きく舵を切る。
ケッペルは死刑を間近に控えたバンディに真実を話させようとする。
面白くはないけど、本当にあった事実として関心を持って見る事が出来ます。
死刑囚が獄中から継続中の事件に捜査協力をしたこのケースは、「羊たちの沈黙」のモデルなんだそうです。
事実を明らかにした途端に犠牲者の数が一気に増えたところが一番、驚愕でした。
私の母はバンディを演じたケーリー・エルウェスの枕詞に「“アナザー・カントリー”の」って付けるんですけど、私は「“SAW”のDr.ゴードン」って言われた方がピンとくる。
世代間ギャップですね~(笑)。
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