緑玉紳士
■あらすじ■
老舗メガネ屋<眼鏡紳士>の跡取息子、グリーンピース(声:ワタナベイビー)は、店には置けないような変テコなメガネを売りたいがため、トランク一つで家出をした。
たまに・・次元を間違えて、人間界のピラフに紛れ込み子供を泣かしたりすることもあったが、商売するなら大都会と思い、大きな赤い吊橋を渡り、摩天楼輝く<テーブルスクウエア>へと向かう。
そこで、封印が解けてドクロコインから抜け出したメガネ大好き悪魔・ジョーカー(声:我修院達也)に、命より大事な商売道具の変テコメガネがいっぱいつまったトランク奪われてしまう。
(2004/日本) ★★★☆
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丸くて、緑の憎いやつ・・・そう! 緑玉紳士とはグリーンピースのこと。
ネガメ屋の息子が変てこネガメを売りたいがために家出をして・・・との前書きですが、映画の中ではそんなことには一切、触れられません!
へぇ~、実は家出中だったのね。
“○×□”“△※☆%”。。。言葉にならない声で話して、セリフがない。
けれど、見ているうちになんとなくキャラクターを理解して、会話も通じてしまうのは、それほどに表現力があるからなのでしょう。
それに、この作品を映画(ちなみに48分)にするまで、コツコツと1年半も部屋にこもって、たった一人でコマ撮りしてた・・・なんて話を聞いてしまうと、
ちょっと、ちょっと、この渾身の労作を一目見てあげてよって宣伝してあげたくなる(笑)。
準備期間も入れると4年半もかかったらしいです。
フレンチ・ナレーションから始まる出だしと言い、テーブルを反転すると世界が変わるオープニングといい、面白くてちょっとオシャレ。
何かやってくれそうな予感を抱いてしまいます。
そうして始まった本編で最初に登場するのはピンキー(声:田中要次)!
チラシを見ながら、ずっとピンキーはジョーカーの手下だと思い込んでいたので、早々に誤解が解けて良かったです(笑)。
案外、ストーリーは普通(?)だったので、オープニングで期待したほどには見所がないなぁ・・・などと感じていたのですが、ラストに来ました!
トイレが登場してからが、この映画のハイライトでしたっ!!
ただの料理人かと思っていた執事(バトラーという名前らしい)が、意外にも大活躍。
トイレットペーパーのシーンはベタな作りながらも、笑ってしまいました。
そして、待ち受けるラスボスはもちろんジョーカー!
対決の舞台になるのは、屋上トイレ・・・!!
えっ!トイレ?
最終決戦の舞台がトイレだなんて、かなり意表をつかれました(笑)。
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