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2006年10月25日 (水)

O[オー]

O シェイクスピアの「オセロ」現代版。

■あらすじ■

全寮制の名門私立高校バスケットボール部の花形プレーヤー、オーディン(メキー・ファイファー)。
そんな彼に暗い嫉妬を募らせているチームメイトのヒューゴ(ジョシュ・ハートネット)。

オーディンは学園のマドンナ的存在の学長の娘デジー(ジュリア・スタイルズ)と交際しているばかりか、バスケットボール部のコーチを務めるヒューゴの父グールディング(マーティン・シーン)からも、目を掛けられている。
自分よりもオーディンを溺愛する父に傷つくヒューゴに追い討ちをかけたのは、
オーディンが受賞したMVPを分かち合いたいと指名したのが自分ではなかったこと。

ヒューゴの邪悪な心に火がつき、オーディンを陥れ破滅させるための罠を仕掛ける。

(2001/アメリカ) ★★★☆

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監督はティム・ブレイク・ネルソン
「オー・ブラザー!」や「シン・レッド・ライン」に出ている俳優としてのティム・ブレイク・ネルソンしか知らなかったけど、監督や脚本なんかもこなすマルチな人なんですね。

映画の原作はシェイクスピア劇の「オセロ」。
でも、内容は知りません。。。

時代背景や舞台を現代のアメリカの高校にアレンジしているので、原作のどこをどういう風に変えてあるのか気になりました。
いつか原作の方も見てみたいな。

そんな訳で、シェイクスピアの「オセロ」を知らずに見たけど、普通に面白かった。

嫉妬、羨望、成り代わり願望・・・。
人間誰しも持っている歪んだ心が、あるキッカケで暴発する。

策略家のヒューゴがどんな企みを考えているのか、最初はまるで分からなかったけど、甘い蜜を舌にはべらせ、毒を吹き込み、やがて企みの形が見えてきてから面白くなってきた。

けど、もう少し、友人関係を深く絡ませて欲しかったかも。
ヒューゴとデジー、ロジャーとデジーの関係が浅くて、上辺だけで企みが成功してて、ちょっと出来すぎの感じを受けちゃう。

セリフに出てきてから気付かされたんだけど、このキャンパスには黒人がオーディン一人しかいないんだね。
はじめから異質な存在。
でも、ヒューゴ・パパに気に入られたり、学園のお嬢様をゲットしたりと、あまり人種差別は感じさせない。
アメリカでは差別は避けて通れなそうな問題だけど、そこは原作(イギリス)に寄るのかな。

何をやってもドジなロジャー(エルデン・ヘンソン)が、どう絡んでくるのか心配してたら、「やっぱり!」ってな結末でした。
仲間選びは慎重にしないとね!

一気にすべてが破綻してゆくラストは、もう少し「圧巻」とでも言うべき、畳み掛けるような衝撃がほしかったです。 
ちょっと弱かった。
思いの他、死人が続出したのは予想外でしたが。。。

「オセロ」は人物の名前。 
「O[オー]」の中では、オーディンに当たります。
だから、タイトルの「O(オー)」は、オセロの「オー」であり、オーディンの「オー」?

でも、「O(オー)」=「0(ゼロ)」、つまりは「NOTHING」なのかなって思いました。
結局、ヒューゴは何も手に入れることが出来ないんだよね。

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