ゲス・フー/招かれざる恋人
1967年の「招かれざる客」を白人と黒人の立場を入れ替えてリメイク。
オリジナルはシリアスみたいだけど、これはコメディでした!
■あらすじ■
NYで暮らす白人青年サイモン(アシュトン・カッチャー)の恋人は、アフリカ系アメリカ人のテレサ(ゾーイ・サルダナ)。
一方、郊外で暮らすテレサの父親パーシー(バーニー・マック)はひそかに調べた結果、娘の恋人が一流企業で働く好青年だと分かり一安心。
結婚25周年を祝う銀婚式に、娘の恋人が来ることを承諾する。
しかし、サイモンがデンゼル・ワシントンやタイガー・ウッズのように逞しい黒人だと思っていたパーシーは、やって来たサイモンが白人だったことにショックを受ける。
なんとかパーシーに気に入られようとするサイモンだが、ことごとく裏目に出てしまい・・・。
(2005/アメリカ) ★★★
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まだまだ人種差別は根強いとは言え、リベラルにもなってきた中で、黒人家庭に白人青年が乗り込む!って言うのが新鮮でした。
最近、映画の中での黒人やヒスパニック系の描かれ方が、見直されつつあるように感じます。
けれど、まだまだ映画の中には不可解な法則(?)や縛りがあるみたいですね~。
白人の相手役には、白人。
黒人の相手役には、白人以外。
この法則は結構、きっちりしてるみたい。
どこが圧力をかけているのか知らないけど(見当はつく)、そろそろ垣根を飛び越えても良さそうなもの。
そして、次にアジア人の描き方も見直して欲しいです(笑)。
さて、映画の方は日本で言うと・・・
「お嬢さんを下さい!!」
「娘はやれんっ!!」
ってな感じの典型的なホーム・コメディ(こんなセリフは出てきませんが・笑)。
オヤジと娘の恋人の意地の張り合い。
しかも、肌の色を除いたら、小さなことをつつき合っている。
反目しあっている2人なのに、どこか微笑ましくも見えてしまうのです。
特にカー・レースのシーンは可愛かった~(笑)。
想定通りに行きつくラストも嫌みがなくて○(マル)。
パーシー役のバーニー・マックのギョロ目は威圧感がスゴイ。
あんな目で見られたらタジタジになってしまいそうです。
サイモンとテレサが前向きで、口汚く罵りあったりしないのも、2人の愛を裏付けているようで良かったです!
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