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2006年11月25日 (土)

アマロ神父の罪

Crime_of_padre_amaro 教会スキャンダル。

■あらすじ■

メキシコ・アルダマ地方。
ここに将来を嘱望された若きエリート神父アマロ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が赴任してくる。
司教から有望株として大きな期待を寄せられている彼は、いずれローマへ行くための見習いにと、教会の司祭ベニト神父(サンチョ・グラシア)のもとに送られてきたのだった。

しかし、アマロはベニト神父の秘密を知りショックを受ける。
ところが、そんな彼も美しく信仰心に篤い16歳の少女アメリア(アナ・クラウディア・タランコン)と親しくなるうち、自らの心の中に許されぬ感情が芽生えていることに気づく・・・。

(2002/メキシコ) ★★★

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麻薬密売組織から金を受け取り、資金洗浄に手を貸す神父。
汚れたお金であっても、人々の役に立つことには違いない。

一方で、麻薬密売組織から貧しい農民を守るため、ゲリラ組織を支援する神父もいる。
信条の違い。
同じ神に仕えながら、何が彼らを隔てているのか。

教会の腐敗を提示してはいるものの、思っていたより踏み込んで描かれてなかったです。

思い描いていた理想と現実のギャップを知ったアマロ神父が、どう立ち回るのかにも注目していたのですが、長いものに巻かれるばかり・・・。
たしかに、そのほうが楽だけど。。。

そして、アマロ神父の関心事は教会のゴタゴタから、アメリアに移ってしまう。

相手役のアメリアが16歳のティーンエイジャーに見えないので、あまりスキャンダラスな感じがしないのは残念です。
それに、もっと露骨にいやらしい手段で口説き落とすのかと思ってました(笑)。
アメリアの信仰心に漬け込むのかと・・・。

アメリアのボーイフレンドだった新聞記者クンも、もう少し喰らいついて腐敗を暴いて欲しかった。
前半はアマロ神父と対立する存在として、いいポジションにいたのに、後半はサッパリ。
しかも、あんなラストだもの。
上手いように使われてしまっただけなんて、悔しいじゃない。

そして、優しい表面とは裏腹に、野心をたぎらせたアマロ神父の本性が、次第に見え隠れ。
野心家のアマロ。 夢見るアメリア。
2人の隔たりが大きくなるにつれて観ている方も戸惑ってしまう。

アマロ神父ってこんな奴だったの?
しかし、アマロ神父の苦悩が、自分の保身にばかりに向いていたのは、ちょっとガッカリです。

堕ちるところまで堕ちてしまったアマロ神父に、もはや同情も共感も覚えないけど、そこまで固執させる教会の富と権力ってどんなものなのでしょう?
神父ってそんなにオイシイ仕事なのかな~。

悲しいかな私には信仰心がないので「衝撃の問題作!」と言うほどの衝撃や、センセーショナルな印象は受けなかったです。

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