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2006年11月 3日 (金)

トンマッコルへようこそ

Welcome_to_dongmakgol あったか美味しい、イノシシ交流。

■あらすじ■

朝鮮戦争が続く1950年代。
戦争とはまるで無縁の平和な村が山奥にあった。
その名は「トンマッコル」。 

“子供のように純粋”という名のその村へ、まるで導かれるようにアメリカ人パイロット、2人の韓国軍兵士、それに敵対する3人の人民軍兵士がやって来る。
顔を合わすなり、銃を持ってにらみ合う両者だが、銃や手榴弾を見たことがない村人たちは呑気なもの。

偶然から村人たちの食料貯蔵庫を爆破してしまった兵士たちは、ひとまず協力して村人たちの畑仕事を手伝うことに・・・。

(2005/韓国) ★★★★☆

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トンマッコルは理想郷。
無いと分かっていても、あるといいな~と思ってしまう。

“戦争”や“憎しみ”とは無縁の村に、ある日、お客がやってくる。

最初にやって来たのはアメリカ人のスミス(スティーブ・テシュラー)。
乗っていた飛行機が不時着して、村人たちに介抱してもらうものの、言葉が通じなくてわめいてばかり。

ケガしたスミスのために薬草を取ってきた先で、村人が連れて帰ってきたのは韓国軍の兵士2人。
ピョ少尉(シン・ハギュン)と、衛生兵のムン・サンサン(ソ・ジェギョン)。
住民たちは2人から、この国で戦争が起こっていることを聞かされて驚く。

そこに、村の少女ヨイル(カン・ヘギョン)が北朝鮮の人民軍3人―――
中隊長リ・スファ(チェン・ジェヨン)と、その部下のチャン・ヨンヒ(イム・ハリョン)、ソ・テッキ(リュ・ドックァン)を連れてくる。

たちまち、にらみ合いになる2人と3人。
そんな兵士たちに挟まれて、呆気にとられる村民たち。

彼らは武器を見たことがないのだ。

争いと無縁の村民たちは、どちらの肩を持つこともしない。
ただただ、冬を越せるだけの食料があれば、それでいいのだ。

動じない村民たちを尻目に、一歩も引くに引けない兵士たち。

国がいがみ合っているとは言え、彼ら自身に憎みあう明確な理由もない。
戦争だから、敵だから、悪い奴だから。
知り合ってみれば、そこにいるのは自分と同じ人間。
敵は己の心が生み出した幻に過ぎない。

けれど、心に凝り固まった確執はなかなか素直に消えたりしない。
でも、そんな心に「トンマッコル」は、良く効く。

ポップコーンの雨、和やかな農作業、みんなで協力してイノシシ退治。

いつの間にか、そこでの日々が愛しいものに変わっている。

しかし楽園を脅かすような出来事が起き、兵士たちは一丸となって立ち向かう決意を固める。
もしかしたら、彼らは初めて自分で守るべきものを決めたのかもしれない。

彼らが守ろうとしたトンマッコルは、理想と言う精神であり、希望なのかも。

同じ民族で戦争をしている悲劇。
そして現在も休戦中なのだと思うと、なんだか切なくなりますね。。。

後半、連合軍がスミス大尉を探しにくるところは「プライベート・ライアン」を思い出してしまいました。 
スミス大尉を救うんだ!

ファンタジックな世界観に久石譲の音楽もマッチしていて、とても良かったです。

イノシシのシーンは忘れられないほどのインパクトでした。
そして、その後の出来事にも思わずにんまりしちゃいます☆

美味しいものを食べると、無条件に笑顔になっちゃうよねっ!

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