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2006年11月 2日 (木)

父親たちの星条旗

Flags_of_our_fathers ポール・ウォーカーを探せ!

■あらすじ■

太平洋戦争末期。
硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やす事態に陥っていた。
そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。
この瞬間を捉えた1枚の写真が、戦争に疲弊していたアメリカ国民を熱狂させた。

星条旗を掲げる6名の兵士、マイク(バリー・ペッパー)、フランクリン、ハンク(ポール・ウォーカー)、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるが、
その後、祖国に帰還したのはドク(ライアン・フィリップ)、アイラ(アダム・ビーチ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)の3人だけだった。

国民的英雄として熱狂的に迎えられた彼らは、戦費を調達するための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回るが・・・。

(2006/アメリカ) ★★★☆

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戦況を変える力を持った1枚の写真。
アメリカ人なら誰しもが知っているであろう、その写真を私はこの映画で知りました。

そして、何よりも驚いたのが、あの写真をそっくりそのまま再現した巨大なモニュメントが存在していること。
それは、まさにアメリカ勝利のシンボルでした。

この映画は「硫黄島からの手紙」との2部作として、アメリカと日本の双方から“硫黄島の戦い”を描くと言うのでも話題ですよね。
脚本は「クラッシュ」のポール・ハギス、監督はクリント・イーストウッド
製作としてスティーヴン・スピルバーグも参加しているので、戦闘シーンはかなりリアルでした。

けれど、アメリカ側から描かれた“硫黄島の戦い”と言う匂いはほとんど感じなかった。
確かに戦闘シーンも出てくるし、それは過酷で悲惨な戦いだったけど、この映画を観て“硫黄島の戦い”を知った気になれなかったのです。

戦闘シーンのほとんどが、帰還した兵士達のフラッシュバック(回想)として描かれます。
それは同時に彼らのトラウマでもある。

だから、苦戦していた硫黄島での戦いの、どの時点で擂鉢山を落とし星条旗を掲げたのかや、その後の戦闘の成り行きについては詳しく分からなかった。
戦いぶりについては「硫黄島からの手紙」に期待していればいいのかなー?

タイトルが示すとおり、「父親たちの星条旗」にまつわるエピソードを紐解いてゆく映画。

写真に写った6人のうち、無事に帰還できたのは3人だけ。
そのうちの一人、ドクは息子たちに何も語らずこの世を去ってしまう。
ドクの息子ジェイムズは、生前の父の人生を探し始め、何故、父が何も語ろうとしなかったのかを探り当てる。

そして、アイラとレイニーの人生も知ることになるのだけど・・・。
戦闘の最中にいる時と、神輿に担がれている時と、祭りの後の落差が凄まじい。

好きで写真に写ったわけでもなく、その写真だって たまたま撮られたもの。
真実は隠されたまま、都合のいい事実だけが並べられていく。

何故、自分はこんなところにいるのだろう?
仲間は命を懸けて戦っていると言うのに。
自分は、英雄なんかじゃない。 たまたま写真に撮られただけなのだ。

そうは思っても、状況が許さない。
国民は勝利を信じたいし、政府はお金が必要。

国民的英雄として熱狂的に迎えられ、3人の思いは封殺される。

“英雄(ヒーロー)”なんていない。
それを望む状況が生み出すのだ。

観ていてそんなことを思っていたので、このメッセージには共感しました。
でも、すっごい淡々と描かれてる。

フラッシュバックのカットも多くてビックリしたけど、人物紹介が続いたのにも出ばなをくじかれちゃった。
名前と顔を一致して覚えられなくてさ・・・(;_;)
記憶力が試されてるよっ!!

ドクたちのリーダー的存在マイクにバリー・ペッパーが、
ドクの相棒で、童顔のイギーにジェイミー・ベルが出てたのは分かった!

他にも、ハンク役でポール・ウォーカーが出てたのね。
あんまり出演作も見てないしポール・ウォーカーの顔って覚えられないんだよね。
言い訳?(笑)

最初の方で、ドクが早口に写真のメンバーが違うと指摘するシーンがあるので
要チェックです!

誰が誰だか特定するのが大変でした。。。

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