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2006年12月 2日 (土)

★リポート★

近所の大学の映画祭に行ってきました。

そこで2度目の「ヨコハマメリー」を鑑賞したのですが、作品の素晴らしさを改めて感じました。
上映後に「ヨコハマメリー」の中村高寛監督を囲んでトークショー(座談会)があり、大変、興味深い内容だったので報告したいと思います。

「ヨコハマメリー」は、ドキュメンタリーのようなドラマのような、
メリーさんの影を追っているような映画の内容でしたが、実は監督がミスリードを施していることもあったようです。

監督は『種を蒔いた』と表現していましたが、
もちろんそれは、演出や指示といった具体的なことではなく、
元次郎さんにメリーさんの話を向けたり、シーンの取り直しを幾度もすることで、元次郎さんの気持ちをメリーさんに向かわせていったようなのです。

もう一度、メリーさんに会いたい。
もう一度、メリーさんの前で歌いたい。

元次郎さんがそんな想いに至るまでに、そんな裏話があったなんて驚きでした。

もちろん人の気持ちは分からないもの。
元次郎さんがメリーさんに会いたいと思わなければ、あのラストシーンは生まれなかった訳だけど、
元次郎さんが亡くなり、メリーさんも亡くなった今となっては、あのラストシーン以外は考えられないです。

それに、監督の意図や恣意的なものが、ほとんどスクリーンから伝わってこなかったので、元次郎さんが心からメリーさんに会いたいと思うまで、ちゃんと待っていたのでしょう。

それから作品を制作中(!)に、3年ほど北京電影学院に留学してドキュメンタリーを学ばれていたそうです。
春・夏・冬の休み休みに帰国しては、少しずつ作品の撮影を進めていったとか・・・。
すごいですね!(笑)

そこでのお話のなかで、図らずも「ウィンター・ソング」で謎だった、リン(金城武)が北京に留学する理由が判明しました!

何故、自由に映画を作れる香港から、わざわざ規制の厳しい中国(北京)に留学するのか謎だったんです。
ところが、この「北京電影学院」は世界有数の映画学校なのだそうです。
日本の映画学校よりも、はるかに内容は充実しているようです。

しかも中国の国立の学校なのに、外では観る事の出来ない映画も、内(学校)では自由に観る事が出来るのだとか!
世界の名作を観る授業もあるらしい。

だから、チャン・イーモウ、チェン・カイコーなど、世界に名を馳せる監督が生まれたのですね~。
これには得心がいきました。

中国に存在する“映画の学校”は、この北京電影学院だけだそうなので、きっとリンはこの学校に通っていたのだと思います。

でも、そうすると、また新たな「謎」も生まれてしまう・・・。
この学校は「全寮制」らしいのです。
リンはアパートを追い出されていなかった??

私はちょっと、「ウィンター・ソング」にツッコミを入れすぎですね(笑)。

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