キャスティング・ディレクター
豪華出演陣が見所?
いえいえ、この映画、見所が無いところが見所なんです!
えーと、、、素直につまらなかったと書くべきですね(笑)。
■あらすじ■
ハリウッド・ヒルズに住む、キャスティング・ディレクターのエディ(ショーン・ペン)は、ドラッグに頼りながら辟易たる日々を送っている。
と言うのも、居候の同業者ミッキー(ケヴィン・スペイシー)が、エディの恋人だったダーリーン(ロビン・ライト・ペン)と付き合っているのが癪の種。
ダーリーンに未練たらたらのエディは、そのことでミッキーに突っ掛かってばかりいる。
そんなある日、友人のアーティ(ゲーリー・シャンドリング)が家出娘のドナ(アンナ・パキン)を手土産に連れて来る。
一方、悩み多き売れない俳優フィル(チャズ・パルミンテリ)は、女のことでエディに相談を持ちかけてばかり。
フィルを慰めようと、エディは娼婦のボニー(メグ・ライアン)を呼び出すが・・・。
(1998/アメリカ) ★☆
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ショーン・ペンとケビン・スペイシーの共演。
否応なしに期待が高まる!
けれど、アカデミー賞受賞俳優が2人も揃って、どうしたことでしょう。
舞台劇の映画化らしいのですが、そもそも映画化する必要があったのかな??
ハリウッドの裏事情を描いている・・・というより“ドラッグ漬け”で、言いたい放題の映画だった。
その内容も薄っぺらで、右から入って全部、左に抜けていきました。
えーと、彼らが話していたことって何だったっけ・・・。
唯一、ミッキーがエディに対して“フィル”のことを批判するシーンで、
エディがフィルを構う心理分析をして見せるところは、なるほどって感じで痛烈でした。
でも、かなり どうでもいい話が大半を占めてましたね。
ケビン・スペイシーは髪を染めていて、金髪です。
それだけで、風貌が怪しいんですけど!!
対するショーン・ペンは、ドラッグでラリってばかり。
この演技でベネチア国際映画祭の男優賞を受賞しているだけあって、迫真の演技ではあるけれど・・・。
思い込みが激しくて、自分の思うとおりにいかないと気がすまない。
精神的に幼稚なところが嫌です。
こんな奴、見放されても良さそうなのに、エディに付き合う連中も分からないわ。
所詮、同じ穴のムジナってこと?
ま、お金やコネがある限り、エディには“誰か”が寄って来るんだろうね。
エディとミッキーが、真面目に仕事をしているシーンって無いけど。
ショーン・ペン扮するエディのミューズを、実生活のパートナーであるロビン・ライト・ペンが演じていたのは、説得力があって面白かったです。
ダーリーンが一緒だとエディは“一人前”に見えるのに、その関係が崩れると、途端に不安定になってドラッグにひた走る。
なんだか、実際のショーン・ペンの姿にダブりそうで・・・(笑)。
おっと!失言ですね。
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