« ニューヨークの亡霊 | トップページ | エラゴン 遺志を継ぐ者 »

2006年12月15日 (金)

スクールデイズ

School_daze いじめられっ子、世にはばかれ!

■あらすじ■

わずか0歳で芸能界デビューし、天才子役として一世を風靡した相沢晴生は、両親(鶴見辰吾いとうまい子)の離婚問題に巻き込まれ、
「普通の子供に戻りたい!」と世間に惜しまれつつ8歳で引退。

その8年後。。。
普通の子供に戻っても、いいことなんてまるでなかった高校生の晴生(森山未來)は、再起をかけて超人気学園ドラマ『はみだし!スクール☆デイズ』のオーディションを受け、見事に合格する!

晴生はドラマの熱血教師、鴻ノ池先生(田辺誠一)に強い憧れを抱き、少しずつ影響されていくのだった。

しかし、ドラマの役にのめり込むあまり、ドラマと現実のバランスが崩れだしてしまい、ついには実生活にも鴻ノ池先生が登場するようになり・・・。

(2005/日本) ★★★

-----------------------------

高校では、いじめられっ子の晴生。 
折角、掴んだ再デビューの役柄は、面白がって付けられた本名のままに、いじめられっ子の役。
現実世界とドラマの状況が限りなく近いところから、映画は始まる。

現実世界の晴生の担任教師は、松尾スズキ
晴生がいじめられているのを薄々知っていながら、見て見ぬふりをしているダメ教師。

一方、ドラマの鴻ノ池先生は「3年B組 金八先生」のような熱血教師。
(ドラマの中で)いじめられて追い詰められていた晴生を、体当たりで助けるような先生だ。

現実とドラマが平行して描かれるけど、
ドラマシーンは いかにもTV的な作りになっているので、混乱することもなく楽しめました。

特に、階段落ちのシーンは この映画の沸点でした!
晴生、
晴生の唯一の友だち・佐治(金井勇太)、
晴生の母親。
なんだか知らないけど、ドラマと現実がリンクし始める。。。

階段落ちまでの前半は、なかなか面白かったけど、
そこから後半は微妙でした。。。

晴生が困難な状況になると突然現れる、鴻ノ池先生は可笑しかったけど、
それって全部、晴生の・・・と思うと、切ないような悲しいような。。。

そんなことになってしまったのも、両親や担任教師が頼りなく、模範となるべき大人が晴生の周りに居なかったからかもしれない。
しかも、それって、今の世の中の的を得てる気がする。

現実とドラマの境目が晴生の中で曖昧になり、ついには暴走し始めるのは、
もはや面白がって見ていられなかった。

それでも、どよ~んと落ち込んだまま終わるのではなく、
ハンバーグにはちゃんと火が通っていたし、少しは救われるラストでした。

けれど、スクリーンには映らなかった部分では、まだまだ晴生に困難が待ち受けているわけで、決してハッピーエンドじゃないんだよね。
そんな訳で、なんとも言えない思いが強く残りました。

鴻ノ池先生の田辺誠一は、真面目で可笑しくて、
晴生の母親役のいとうまい子は、可愛いのに壊れている演技が印象的。

他の登場人物にも、細かな癖や設定が用意されていて、キャラクターはよく作りこまれてました!

|

« ニューヨークの亡霊 | トップページ | エラゴン 遺志を継ぐ者 »

DVD etc.」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/13084311

この記事へのトラックバック一覧です: スクールデイズ:

« ニューヨークの亡霊 | トップページ | エラゴン 遺志を継ぐ者 »