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2007年1月31日 (水)

幸せのちから

Pursuit_of_happyness ルービック・キューブって難しい!
いまだに解けない私です・・・(※「STAY/ステイ」参照)。

■あらすじ■

1981年、サンフランシスコ。
実の父を知らずに育ったクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、5歳の息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)には 決して同じ思いをさせまいと心に誓っていた。

しかし、大量に買い込んだ新型医療機器は思うように売れず、家賃も払えない生活が続く。
そして、愛想を尽かした妻リンダ(タンディ・ニュートン)に去られた上に、家賃滞納で立ち退きを命じられてしまう。

そんな生活から抜け出そうと、クリスは証券会社の養成コースに応募し研修生となるが、採用されるのはたった一人だけ。
しかも、半年間の研修期間は無給だ。

やがてモーテルに泊まるお金も尽きた父子は、ついに過酷なホームレス生活を余儀なくされるが・・・。

(2006/アメリカ) ★★★

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妻に去られ、家を失い、お金も底をつく。
まさに、ドン底から這い上がったサクセス・ストーリー。

だけど、成功話よりも親子愛を強く感じさせる内容でした。

ウィル・スミスと、その実の息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスの親子共演も話題ですよね。
さすが親子! 
息がピッタリで微笑ましいです。

特にクリストファーは、本当に健気で可愛らしくて良かったです。

でも、クリス(ウィル・スミス)の頑張りは「息子第一」が前面に出ていて、研修がどれだけ狭き門で、クリスがどれだけ優秀なのかが良く分からなかった。。。
頑張っているのは、すごく伝わってくるんだけど・・・。

それに、骨密度を計測する機器のセールスを毎日続けても、そんなに売れなかったのに、研修期間中の週末だけを使って完売させてしまったのも、あれ?って思いました。
突然、バカ売れ?
値引き販売でもしたのかな~。

でも、盗まれても取り戻して、骨密度計測器を全部完売させたのはアッパレですね!

懐寂しいと心まで暗くなってしまいがちだけど、一文無しになってもユーモアを忘れない。
2人でタイムマシンごっこを始めるシーンが印象的でした。

ちゃんとクリスの愛情が息子に届いているから、
「いいパパだよ」
ってクリストファーもパパに言うんだよね。

いい話だと思うけど、感動するってこともなく、「良かったね」で終わってしまったのが残念。。。

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2007年1月30日 (火)

イノセント・ボイス 12歳の戦場

Innocent_voices 過酷な現実。

■あらすじ■

1980年代、エルサルバドル。
内戦の勃発以来、政府軍と反政府ゲリラ(FMLN)との襲撃戦が、すぐ間近で日常茶飯事のように起きていた。

父親がアメリカに去って以来、一家の大黒柱となった11歳の少年チャバ(カルロス・パディジャ)も、恐怖や不安を押し隠して暮らしている。

そんな子供たちにとって、政府軍の兵士たちは恐怖の対象。
と言うのも、政府軍は集落や学校までトラックで乗りつけると、12歳を超えた少年たちを有無を言わさず連れ去り、兵士に仕立てて過酷な戦場へと送り出すのだった。

そして、ついにチャバも12歳の誕生日を迎え・・・。

(2004/メキシコ・アメリカ・プエルトリコ) ★★

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“少年兵”の問題は、現在でも存在しています。
特にアフリカでは人身売買も含めて、まだ問題の根が深いようですが、あまり日本では報道されていないような気がします。

かく言う私も、問題になっているってことくらいしか知りません。

そんな訳で、少年から見た徴兵の実態を描いた映画と言うので、関心を持って観ていたのですが・・・何故か、とてもイライラするのです。

原作は、13歳でアメリカに亡命したオスカー・トレスが綴った、自身のノン・フィクション。
だから、描かれていることは実話。。。
そして、それに心を痛めなければいけないのだろうけれど・・・。

前半の日常生活を営んでいる時に、突如、戦闘に巻き込まれるシーンでは、本当に身が竦む思いがしました。

まさに気が休まる暇が無い。
あれじゃあ、母親がチャバを心配して、口うるさく小言を言うのも当たり前ですよね。
自分の命を粗末にしないため、自分の命を自分で守るため、
外出禁止時間前に家に帰ることを約束させる。

けれども、遊びたい盛りのチャバは言いつけを守ることが出来ない。

こっぴどく母親に怒られるけど、このお母さんの怒りが痛いほど分かる。
チャバを失いたくないからこそ、いつも言い聞かせているんですよね。

それなのに、その後のチャバの行動は どんどん大胆になって、周りの人間を危うい立場に置く。
そこにイライラさせられました。

ハラハラさせられる分にはいいんですけど、チャバは 自ら渦中に飛び込むようなものなので、死んでも自業自得って感じなのです。
むしろ、他人までを危うい状況に置くのでタチが悪いかと。。。

内戦下にあっては子供らしさが失われ、早く大人になることを迫られるのかも知れませんが、チャバには“自制心”が足りないような気がします。

チャバを中心とした、その周辺の出来事しか描写されないので、内戦状況や少年兵の実態を知るには視野が狭すぎる作品かも。。。

いい映画なんでしょうけど、私の心には響いてきませんでした。

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2007年1月29日 (月)

ニワトリはハダシだ

Niwatori_ha_hadashi_da 不思議なエネルギーに満ちた作品。

■あらすじ■

京都府、舞鶴。
知的障害を持ちながらも、人並みはずれた記憶力を持っている15歳の少年サム(浜上竜也)は、潜水夫のチチ・守(原田芳雄)と2人暮らし。
在日朝鮮人のハハ・澄子“チンジャ”(倍賞美津子)は、サムの教育方針を巡ってチチと対立し、妹・千春“チャル”を連れて別居していた。

そんなある日、サムは偶然にも、警察の汚職を示す重要証拠の盗難車の形やナンバープレートを覚えていたことから、事件のもみ消しを謀る警察と暴力団によって誘拐されてしまう。

サムをなんとか救い出そうと、チチ、ハハ、そして養護学校の担任・桜井直子(肘井美佳)が奔走するが・・・。

(2003/日本) ★★★☆

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知的障害を持った少年サム。
彼を暖かく見守って育てているチチ。
離れて暮らすハハ。
無邪気に兄を慕うチャル。

一風変わった家族関係に驚いていると、話は検事の汚職事件にぶつかっていく。

小さく始まった話が、突然大きくなるので、汚職の話は「誰が?何が?」と、ちょっと分かりにくかったですが、ストーリーがもう少し進むと ようやく全体像が見えてきました。

舞鶴が汚職事件の舞台って言うのにも、多少 違和感を感じましたが、ストーリーそのものは面白かったです。
ただ、警察が非合法的な手段に出たり、検事と暴力団がつながっているなんて信じたくない話です。

東京から真相解明に乗り込んできた若手警察官の加瀬亮
長いものに巻かれて生きている地元警察官の塩見三省
権力にも臆せず立ち向かう養護学校の先生。

模範になれる大人は誰ですか?

私利私欲に目が眩んで生きている大人。
権力に抗えない大人。

ドロドロした世界の中で、信念を持って立ち向かう若い2人が爽やかでした。

映画の途中に 在日朝鮮人の悲しい歴史も織り込んで、一見バラバラな要素を一本の映画に昇華させていているのも凄いと思います。

バラバラなんだけど、全てを包み込んでしまう不思議な力強さがありました。

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2007年1月28日 (日)

最後の恋のはじめ方

Hitch デート・コンサルタントって何?

■あらすじ■

好きな女性にアプローチできない不器用な男性たちに的確なアドバイスを与えるデート・コンサルタントのヒッチ(ウィル・スミス)。
実はヒッチ自身が、大学生時代に大失恋を経験し、その体験から始めた商売だった。

ある日ヒッチは、コール財団のセレブ、アレグラ(アンバー・ヴァレッタ)に恋をしたという小太りの冴えない会計士アルバート(ケヴィン・ジェームズ)からの依頼を受ける。
ヒッチの指導を受けて順調に事が運んでいくアルバート。

一方のヒッチも、ある夜サラ(エヴァ・メンデス)という女性と出会い、デートにこぎつける。

しかし、彼女はゴシップ記事専門の記者で、新聞でデート・コンサルタントの正体を暴露してしまう・・・。

(2005/アメリカ) ★☆

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運命的な出会いをプロデュースして、デートを取り付ける。
ありそうで無さそうな、あこぎな職業。

けれど、太っちょアルバートの恋を応援するところで、どうなるのか興味津々。
アルバートにとってアレグラは、あまりにも高嶺の花。

ところが、ヒッチのアドバイスに従って、徐々にアレグラに近づいていくアルバート。。。

一方のヒッチは、サラとのデートに準備万端。
けれども、やること裏目に出てばかり。。。

ウィル・スミスの軽妙な演技はいいのに、何故かヒッチとサラのデートは全然、面白くないのです。
恋愛熟練者(?)の駆け引きなんて、見ていてトキメかないよ。

それに、2人とも職業に見合ってないような豪華な部屋に住んでいて、現実的じゃない。
ださい部屋に住んでいたら、「映画」にならないんだろうけど・・・。

特にヒッチの職業は、デート・コンサルタント。
善意で始めたとは言え、客は口コミだけだし、数をこなすと言うより質で商売している感じです。
かなりの報酬を貰っていないと、あんな部屋には住めそうに無いよね。

けれど、新聞でヒッチが裏でアルバートを操っていたと暴露され、アレグラに問いただされて答えた言葉は、「何もしていない」。

それで、結構な報酬が貰えるなんて、なんて美味しすぎる職業なんだ!

サラとの付き合いも、最初はただのナンパだったのに、
最後は一目惚れだった!とか言い出して、「あれ?」って思いました。
だったら、もう少し運命的なものを感じさせるような演出が欲しかったです。

良かったところは、頑張る(踊る)アルバートくらい・・・。

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2007年1月27日 (土)

ブラザー・ハート

Ill_sleep_when_im_dead 3年前に何が??

■あらすじ■

ギャングの世界から足を洗い、田舎で静かな生活を送っていたウィル(クライヴ・オーウェン)は、ある日、弟のデイビー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)が自殺したことを知る。

誰からも愛され、器用に裏社会を生きていた弟が、何故?

検死の結果、デイビーの遺体にはレイプされた痕跡が残っていた。
ウィルは弟の無念を晴らすため、戻るつもりのなかった裏社会に、再び足を踏み入れる決意をする・・・。

(2003/イギリス・アメリカ) ★

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兄 : クライヴ・オーウェン
弟 : ジョナサン・リース・マイヤーズ
兄の恋人 : シャーロット・ランプリング
敵 : マルコム・マクダウェル

どうですか!このキャスト!!
なんかスゴイです(笑)。

でも、かなり地味~な話でした。
クライヴ・オーウェンはもっさりしていて格好良くないし。

ピシッとスーツで決めるのはラスト10分だけなので、覚悟して見た方がいいかも・・・。

そもそも、この映画ってジョナサンがいきなりレイプされちゃって、自殺しちゃうってところが肝なんですよね。

男の人でも、強姦されたら自殺するほど傷つくんだっていうのが、なんだか信じられなかったです。
考えてみれば当たり前なんだけど、実感に乏しいと言うか。。。
どこか、男はもっと図太いものだと思い込んでいたのかもしれないです。

突然の弟の自殺に疑問を抱いた兄ウィルが、自殺の原因を突き止めようとするのだけれど、どうやらウィルは以前、この町を仕切れるほどの器の持ち主だったらしい。

ウィルの帰還を喜ぶもの。
ウィルの滞在を疎うもの。

ウィル自身は縄張り争いから身を引き、引退した身だけれど、弟の自殺の原因を知り怒りが込み上げる。

そうして、静かに静かに終盤へと向かっていくのです。

もっと派手な映画なのかと思っていたので拍子抜けでした。

マルコム・マクダウェルの動機もイマイチ理解できなかったです。
猿のマーキングのようなもの? (え? 違う?)

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2007年1月26日 (金)

ライアー

Deceiver IQ151 vs. IQ122

■あらすじ■

エリザベス・ロスタフ(レニー・ゼルウィガー)という娼婦が、胴体を切断された惨殺死体で発見される。

事件の容疑者として富豪の子息ウェイランド(ティム・ロス)は、
ブラクストン(クリス・ペン)とケネソウ(マイケル・ルーカー)のふたりの捜査官に、ポリグラフ(嘘発見器)を使って尋問を受けることになるが・・・。

(1997/アメリカ) ★★

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嘘つきは誰だ?
って言う推理物サスペンス。

一応「どんでん返しもの」なんだけど・・・
犯人は見当がつくし、最終的に その通りに落ち着くので「やられたっ!」って感じが全く無いです。

ところどころに挟み込まれるフラッシュバックに、“ヒント”と“ミスリード”を組み込んでいるのかと思ったけど、話を“補強”しているに過ぎませんでした。
なぁ~んだ。

ですがティム・ロスとマイケル・ルーカーの熱演は、なかなかの見所!
ひとり置いてけぼりを食っているクリス・ペンには、もっと重要な役目を与えて欲しかったな(笑)。

「天才 対 天才」のIQ対決でもあったけど、病気とかクスリとか・・・なんか反則って気もするんだよね。
もっと頭脳を駆使した心理戦かと思ってました。

限りなくクロに近い容疑者。。。
けれど、どんなに揺さぶりをかけても、決して落ちない。
彼には“絶対に自分は自白しない”という自信があるし、一発形勢逆転の隠しアイテムがあるのだ。

真実に近づいていくにつれ、裏社会と関係したりして「完全犯罪」とは言い難い状況が判明(と言うか、最初から怪しいんだけど!)。
なんだか、しっくり来ませんでした。

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2007年1月25日 (木)

メリンダとメリンダ

Melinda_and_melindaライフ・イズ・コメディ!
     or
ライフ・イズ・ドラマ?

■あらすじ■

マンハッタンのビストロにたむろする劇作家たちが、「人生は悲劇か、喜劇か?」と議論を戦わせている。
やがて彼らは、同じ状況設定からまったく別の方向へ展開する、2つのストーリーを編み出す。

ある日、ローレル(クロエ・セヴィニー)とその夫で俳優のリー(ジョニー・リー・ミラー)が、プロデューサーのご機嫌を取ろうと催したホーム・パーティに、彼らの古い友人であるメリンダ(ラダ・ミッチェル)が突然押し掛けてくる。
彼女の様子からすると、何か深刻な事情がありそうで・・・。

一方の喜劇のヒロイン、メリンダ(ラダ・ミッチェル)は、
映画監督スーザン(アマンダ・ピート)とその夫で失業中の俳優ホビー(ウィル・フェレル)が開いたパーティに同じように飛び込むが・・・。

(2004/アメリカ) ★★

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ウディ・アレン監督作品。
今回、ウディは出演してないです。

悲劇と喜劇。
2通りに進むストーリーが交互に描かれるんだけど、割りと定石通りに展開していくのでどうなるかが読めちゃう。
喜劇作家と悲劇作家が生み出した話なので、そこがポイントなのかもしれませんが。。。

悲劇のヒロイン・メリンダは、不倫の果てにその相手からも浮気され、情緒不安定で落ち着きがなくボロボロ状態。
魅力的とは言い難く、感情移入も出来ないです。

そんなメリンダを暖かく励まし労わる友人たちは、すごく親切でいい人たちですね。
私だったら、メリンダとはあんまり友達でいたくないです(笑)。

悲劇バージョンは、メリンダが痛々しくてあんまり好きになれません。

ローレルの夫リー(ジョニー・リー・ミラー)が浮気している場面をメリンダが見てしまうのも、観客にその後の展開を納得させるためで、メリンダが「見て、どうした」ってことが描かれて無いのが変でした。

一方、喜劇のヒロイン・メリンダは離婚で落ち込んではいるけれど、明るく前向き。
そんなメリンダに、ホビー(ウィル・フェレル)は恋をしてしまう。

そんな訳で、喜劇の主役はメリンダではなく、ホビーに変わってしまいます。
妻がいながらメリンダに恋をしてしまったホビーが空回りするところが笑いの中心でした。
ウィル・フェレルがひとり頑張っています!

傷心のホビーがゴージャス美女を紹介されてのぼせちゃうところでは、もしかして欲求不満が解消できたら誰でもいいんじゃ・・・なんて思いましが、ちゃんと落ち着くべきところに着地して終わりました。

メリンダ役のラダ・ミッチェルがダメだったってことではないけど、
ヒロインを「不幸せにする」「幸せにする」ってことだけで、ヒロインそのものに魅力が感じられないのが残念でした。

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2007年1月24日 (水)

不都合な真実

Inconvenient_truth 地球について考えよう!
温暖化について、もっと知ろう!

■あらすじ■

二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることで地球の気温が上がる「地球温暖化現象」。
これにより海水面の上昇や異常気象、巨大ハリケーンの発生、生態系の変化といった事態が引き起こされている。
このままいけば、植物や動物、そして人類は危機的な状況に陥ってしまう。

早くから、この地球温暖化問題に着目していた元米副大統領のアル・ゴアは、環境問題に関するスライドを世界中で開催し、人々の意識改革に乗り出している。

そんなゴア元副大統領の講演活動の日々に密着し、豊富なヴィジュアル素材と巧みなトークで分かりやすく構成された鮮やかな講演の模様を紹介するドキュメンタリー。

(2006年/アメリカ) ★★★☆

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この映画を観て、いまさら啓蒙されるようなことは無かったけど、分かりやすく「地球温暖化現象」について解説していて理解が深まります。

ユーモアも交えて観客を惹きつけ、飽きさせないようにも工夫されてました。
日本人向けじゃないですけど(笑)

見ていて気になったのは「地球温暖化は嘘」という反論に対して、丁寧に反証していることです。
日本で、国会議員が「地球温暖化?ありえないよ~」なんて言おうものなら、バッシングにあうことでしょう(笑)。
地球温暖化は周知の事実であり、重点的に取り組むべき問題ですからね。

アメリカではどのくらい議論がなされているのか不明ですが、議員が「地球温暖化」を否定しているなんて、ちょっと考えられないかも。
まさに、それを認めるには「不都合」過ぎるのでしょうね。

献身的に活動するアル・ゴア氏。
2000年の選挙で彼が当選していたら、世界は今よりも良くなっていたかも・・・
って言うのは言い過ぎかもしれませんが、少なくともアメリカは「京都議定書」を受け入れていたかもしれないですよね。

もともとゴアの実家ではタバコを栽培していて、タバコが肺がんに関係していることが分かっても栽培を続けていたこと。
長年、タバコを吸い続けていた姉が若くして肺がんで亡くなったこと。
そして、タバコの栽培をやめたこと。

ゴアが何故、それほど環境について熱心なのか。
その原点が見えてくるような構成にもなっていて、かなり好感が持てました。

事実を知ること。
その事実を意識すること。

そして、実行すること。

帰り道、ふと、日本の「クールビズ」「ウォームビズ」のことが思い浮かんで、環境を意識するという姿勢で見れば、あれはそれなりの役目を果たしていたかも・・・と思ったのでした。

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2007年1月23日 (火)

ディパーテッド

Departed ハリウッド風 ボストン・ソースがけ スコセッシ焼

■あらすじ■

マサチューセッツ州ボストン。
犯罪者一族に生まれ、自らの生い立ちと訣別するために警察官を志したビリー(レオナルド・ディカプリオ)。
一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)に育てられ、スパイとなるべく警察に送り込まれたコリン(マット・デイモン)。

2人は互いの存在を知らぬまま同じ警察学校で学び、それぞれ優秀な成績で卒業する。

やがて、コリンはマフィア撲滅の最前線に立つ特別捜査班“SIU”に抜擢され、コステロを標的とした捜査活動に加わる。

しかし、ビリーはその優秀さと出自を買われ、コステロの元へ潜入するという極秘任務を命じられる・・・。

(2006/アメリカ) ★★★

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オリジナルの「インファナル・アフェア」は超えない。
それは分かっていました。
その上でどんな映画になるのか気になっていたけど、見事にアメリカ色に染まっていました。
その点だけは評価できる気がします。

たぶん、オリジナルの「インファナル・アフェア」を観ていなかったら、もう少し楽しめたんだろうなって思います。

でもいかんせん、オリジナルの面白さを知ってしまっているので、
オリジナル未見でこの映画を面白いと思っている人は、ちょっとモッタイナイかも・・・というのが本当のところです。

そこそこ良く出来てるけど、傑作じゃないよねって感じ。

でもね、この映画って実はアメリカのボストンを舞台にした、地域色の強い映画だと思うので、実際のところその周辺事情も分かってないと本当の意味では、この映画の面白さが分からないのかも・・・なんて思いました。

初っ端からイタリアン・マフィアとアイリッシュの話から始まり、しかも語りべはジャック・ニコルソン!
おや?と思っているうちにマット・デイモンが出世して、最初だけ見るとマットが主役みたいに見えます(笑)。

やっとレオが登場したと思ったら、ディグナム巡査部長(マーク・ウォールバーグ)に圧倒されてるしね(笑)。

実のところ、レオとマットよりもマーク・ウォルバーグの演技が一番印象に残りました。
アカデミー会員もそうだったのか、マークはアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました!
おめでとうー!

けど、マーク・ウォールバーグの地元は そもそもボストンだというので、地元っ子を演じるのは どおりで上手いはずだよね。

ケンカ売っているのか?と思わせるほどズバズバものを言うディグナム。
それを丸く収めるクイーナン警部(マーティン・シーン)の丁々発止のやり取りは、仲が悪いんじゃなくて相性が良い証拠なんですね!

細かいところを見るといろいろ詰め込まれていそうなんだけど、全体的にいまひとつな感じがしてならないのは、スリルが足りないからでしょうか。。。
全くハラハラドキドキしない!

コリンの上昇志向も描ききれていないような気がしたし、ビリーの苦悩も伝わりにくかったです。
2人とも、男の“色気”が感じられませんでした。。。

ジャック・ニコルソンは怪演していましたが、あまりに欲剥き出しなのが・・・。
セリフも卑猥でアメリカ流でした(苦笑)。

3部作にする話が浮上しているみたいですけど、個人的にはやめてほしいです。
もちろん、製作されたら見ますけど(笑)。

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2007年1月22日 (月)

それでもボクはやってない

Soredemo_bokuha_yattenai シロとクロ。
グレーの場合は、、、クロ?

■あらすじ■

就職活動中のフリーター金子徹平(加瀬亮)は、会社の面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。

連行された警察署で容疑を否認すると、そのまま留置所に拘留されてしまう。
その後も一貫して無実を主張するものの、結局、徹平は起訴される事に。

徹平の無実を信じる母(もたいまさこ)や友人の達雄(山本耕史)の依頼で、ベテラン弁護士の荒川(役所広司)と新米の須藤(瀬戸朝香)が徹平の弁護を引き受け、いよいよ徹平の裁判が始まる・・・。

(2007/日本) ★★★☆

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裁判って怖いですねぇぇぇ。
人を裁くって、恐ろしいことですねぇ。

たしか、2009年に裁判員制度の導入が決まっているんですよね・・・。
余程の事情が無い限り、辞退って出来ないんでしたっけ?
ああ、怖い。

疑わしきは罰せず。
そんな言葉はどこへやら。

裁判が始まってからは、その裁判を傍聴しているかのような気分になってしまいました。

後半は裁判のシーンが続いて、ちょっと単調になってくるので、宣伝で謳われているような、エンターテインメント作品とは言い切れないと思うけど、退屈せずに見届けられます。

興味を引いたのは前半!
留置所に入れられてからの生活ぶりや、検察庁の地下にある「同行室」(←初めて知った!)について。

留置所で徹平のお世話を焼いてくれる怪しい同房者・三井(本田博太郎)の存在が面白かったです!
この人は“詐欺師”で捕まった設定なんですね。
なるほど、それで徹平に擦り寄ってきたんですねぇ~(笑)。

裁判が始まってからは、そんな軽妙なやり取りもなく粛々と進行していくので、だんだん重くなっていきました。

一つの証言をめぐって、十人十色の答弁が出てくる。
嘘なのか、思い込みなのか・・・?
見ている方も判断がつかない。

真実は一つしかないはずなのに、人によって“真実”も違う場合があるのだと気付かされました。

裁判官から見た真実。
裁判官からは見えない真実。

人を裁くのにノルマや実績がついてくるなんて、考えたことがなかったです。
嘘みたいな話だけど、裁判官の心象で判決を下されるなんてたまったものじゃない!と思う。

警察にしてもそうでしたが、
裁判は公平なもの、公正なものっていう幻想が崩れ去りました。

ラストシーンに登場する言葉が重く響きます。

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2007年1月21日 (日)

マリー・アントワネット

Marie_antoinette キャンディーカラーのファッションと甘いスウィーツに埋もれて。

■あらすじ■

14歳のオーストリア皇女アントワーヌ(キルスティン・ダンスト)は、母マリア・テレジア(マリアンヌ・フェイスフル)の意向によりフランス王太子のもとへと嫁ぐことに。

フランスへ渡り、王太子妃マリー・アントワネットとしてヴェルサイユ宮殿での生活が始まるが、その実態は朝から晩まで大勢のとりまきに監視されて生活する、不自由なものだった。

さらに、15歳の夫ルイ(ジェイソン・シュワルツマン)は、まるで彼女に興味を示さず、世継ぎを求める声がプレッシャーとなってマリーにのしかかる。

そんな孤独や不安を紛らわそうと、おしゃれや遊びに夢中になり贅沢三昧を繰り返すマリーだったが・・・。

(2006/アメリカ・フランス・日本) ★★★☆

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なんて美味しそうな映画なんでしょ。
甘い匂いが漂ってきそうな程にスウィーツに囲まれ、贅沢なフリルに誘惑される。

ソフィア・コッポラが監督。
マリー・アントワネットにキルスティン・ダンスト。
それだけで、これがマリー・アントワネットの人物伝じゃないことは歴然。
だってフランスが舞台なのに、英語だものね!(笑)

そんな訳でどんな映画なんだろうって見ていたら・・・
マリー・アントワネットを等身大の女の子として描いた映画でした。

でも、前半はマリーがフランス王室に嫁いで、その仕来たりや慣習に戸惑い窮屈に感じるエピソードが多くて興味深かったです。

朝起きて着替えるだけなのに、大勢の目にさらされて一連のやり取りをしなくてはいけなくて、着せ替え人形のように黙って受け入れるしかないマリー。
「バカみたい」
そう笑い飛ばしてみても、ヴェルサイユの常識は吹き飛ばない。

それから、朝食のシーンもヘンテコで可笑しかった。
食事を一緒にとるでもなく、ご機嫌伺いというより、ほとんど覗きに来ているかのような人々。
夫のルイは無口で、マリーから話し掛けなければ口も利かない。

そんなマリーは次第に贅沢によって心の隙間を埋める術を覚える。
ゴージャスなドレス。
華奢なパンプス。
デコレーション・ケーキ。

自分を守るために、周りを自分の好きなもので埋めてゆく。

その中で訪れたつかの間の恋。
マリーはスウェーデン貴族のフェルゼン伯爵(ジェイミー・ドーナン)に恋焦がれてしまう。

あくまでもソフィアは一人の女の子としての映画を通すので、フェルゼンとの行為を不義だとか大げさにはせずサラサラと流してしまう。
夫のルイとの関係でも同じでした。

だから、なんとなくドラマが弱いんですよね。。。
フェルゼンとの恋も、ルイとの関係も、同盟に揺れるマリーの立場も、困窮するフランス財政の中のマリーの立場も、ふわふわとどこか掴みどころが無いのです。

務めを果たして子供を授かり、離れでプライベートな空間を持ったマリーが見せる安らかな表情。

等身大のマリー・アントワネットに、ソフィアが何を言わせたかったのかは分からなかったけど、悲劇的な最後を思っても映画のマリーは充実した人生だったと、何故か納得してしまったのでした。

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2007年1月19日 (金)

ラッキーナンバー7

Lucky_number_slevin 描き込み不足?
見えない背景を想像できるかどうか・・・。

■あらすじ■

空港のロビーで、青年の前に現れた謎の車椅子の男。
男は、20年前の幸運のナンバーにまつわる残酷な物語を語り始める。

一方、不運続きの青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、友人ニックを頼ってニューヨークへとやって来た。
しかしニックは不在で、ひょんなことから知り合った隣に住む女性リンジー(ルーシー・リュー)と一緒にニックの行方を捜し始めることに・・・。

そんな矢先、スレヴンはニックと間違えられてギャングによって拉致されてしまう。
敵対する2人の大物マフィア、“ボス”(モーガン・フリーマン)と“ラビ”(ベン・キングズレー)からスレヴンは借金の返済を迫られるが、
その裏で、凄腕の暗殺者グッドキャット(ブルース・ウィリス)の影がちらつく。

(2005/アメリカ) ★★★

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かなり豪華な出演陣!
それぞれのキャラクターも個性的で、面白いことは面白いんだけど・・・。
物足りなさっていうより、いぶかしさが残ってしまいました。

空港で語られる「20年前の物語」。
その話がちょっと長いのと、当て馬が7番だったので、この話が関わってくるのは想像できちゃう。
それはいいとして、グッドキャットが何故そういう行動を取ったのかは最後まで謎ですよね。
実はいい人なんてつまらんですぞ。

それに、嘘が見抜けるという“ラビ”も、グッドキャットの嘘は見抜けなかったってことですよね。
胡散臭く近づいて、借金を取り立てるよう言い寄ってくるなんて、充分に怪しい行動だと思うのだけど?

“ボス”vs“ラビ”の構図もトリッキーで面白いけど、なんでいがみ合っているのかが分かりにくかったです。
ハイテンションなルーシー・リューお姉さんも、役に合っているのかいないのか良く分からない感じ(笑)。

個性的なキャラクターと設定、それをつないでストーリーを作っただけのような感じがちょっともったいない。
もう少し、ストーリーに厚みがあれば良かったな~。

プリコウスキー刑事(スタンリー・トゥッチ)まで、一枚噛んでいたのは見抜けなかったけど、なんとなく想定内に収まってしまいました。
映像もそんなにスタイリッシュって感じもしなかったし・・・。

種明かししたら大したこと無い話なんだよね。
やっぱり、そこが弱いのかな・・・。

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2007年1月16日 (火)

キーラ・ナイトレイ

Keira Knightley

  • 誕生日:1985年 3月 26日
  • 出身:イギリス ミドルセックス
  • 父親は舞台俳優のウィル・ナイトレイ、母親は劇作家のシャーマン・マクドナルド
  • 「スター・ウォーズ エピソード1」では、ナタリーの影武者役に大抜擢。

主な出演作:

公開待機作:

  • 「ザ・ベスト・タイム・オブ・アワー・ライブス(原題)」…共演はシエナ・ミラー&キリアン・マーフィ。
  • 「The Duchess」…故ダイアナ元妃の祖先に当たるデボンシャー公爵夫人ジョージアナを主人公にした伝記ドラマ。 共演はレイフ・ファインズ。
  • 「リア王」…共演にアンソニー・ホプキンス。

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ダブリン上等!

Intermission 君にたどり着くまで、遠く回り道。

■あらすじ■

アイルランド、ダブリン。
チンピラのレイフ(コリン・ファレル)は、目的のためには手段を選ばないようなヤツ。
目下、人生計画中の彼は、銀行強盗を企てている…。

一方、恋人のデイドラ(ケリー・マクドナルド)の気持ちを試すため別れ話を持ち出して、本当に別れることになってしまったスーパーの従業員ジョン(キリアン・マーフィー)。

しかも、彼女がすでに妻子持ちの中年男と付き合っていると知りショックを受ける。
同僚オスカー(デヴィッド・ウィルモット)は、傷心のジョンをナンパに付き合わせる。

デイドラの妹サリー(シャーリー・ヘンダーソン)は、失恋の痛手から口ひげをはやし 自分の殻に引きこもる日々。
バス運転手のミック(ブライアン・F・オバーン)は、横転事故を起こして解雇されてしまう。
ワイルドなジェリー刑事(コルム・ミーニイ)は、TV出演がご破算になり意気消沈。

誰もが行き詰まりの状態から抜け出そうと、ついに事態は暴走を始める…。

(2003/イギリス・アイルランド) ★★★★

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数人の登場人物の物語が、同時にいくつも展開してつながっていく。
こういう映画って大好き!

この映画は小粒な印象だけど、キャラクターのメリハリも効いてて面白かった♪
何より、キリアン・マーフィーが出てるし!(←結局そこかっ!)

コリン・ファレルが主役なのかと思ったら、誰が主役と言うことも無い映画でした。
一応、メインに設定されているストーリーが“ジョン”だったので、キリアン・ファンの私は大満足♪ 

他方、コリン・ファレルのファンの方は不満が残る映画かもね。
オープニングで強烈な印象を与えて登場するのに、見せ場はそこだけ(笑)。
思っていたより小さい役回りでした。

似てないけど、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と「トレインスポッティング」を思い出しました。
そこまでパンチのある作品じゃないけど、誰か(何か)を求めて切羽詰った人たちというのは、かなり共感しやすかったです。

邦題は「ダブリン上等!」
原題は「Intermission(=中休み)」

だいぶ、印象が違うタイトルだなーって思ったけど、
最後まで見ると「Intermission」ってタイトルが響いてきた☆
この映画が、ジョンのラブ・ストーリーだったって分かるから。

だからって邦題が、そのまんま「インターミッション」じゃ伝わらない感じだよね。
邦題ってムズカシイな!

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2007年1月14日 (日)

カミュなんて知らない

Whos_camus_anyway カミュなんて知らない世代のための「異邦人」入門?

■あらすじ■

都内にある某大学の授業の一環として「タイクツな殺人者」が映画製作されることとなり、学生たちは大忙し。

ところがクランクイン直前になって、主演に予定されていた俳優が突然降板してしまう。

助監督の久田(前田愛)は急遽、代役に演劇サークル出身の風変わりな青年・池田(中泉英雄)を確保し、ほっと一安心する。

しかし、監督の松川(柏原収史)は、長年付き合ってきた腐れ縁の恋人ユカリ(吉川ひなの)から執拗につきまとわれるなど、映画の撮影は何かとトラブル続き。

一方、学生たちから映画「ベニスに死す」の主人公をもじって“アッシェンバッハ”とあだ名をつけられている指導教授の中條(本田博太郎)は、美しい女子大生のメイ(黒木メイサ)にひそかに淡い想いを寄せていた・・・。

(2006/日本) ★★★☆

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2000年5月に愛知県で実際に起きた、高校生による老婆殺人事件。
その動機は、「人殺しを経験してみたかった」。

この事件を題材にしたノンフィクション・ノベル「タイクツな殺人者」を映画化することになった大学生たちの人間模様を描いた作品。

オープニングの長回しから、なかなか面白かったです。
いくつもの映画のタイトルがセリフに出てきて、映画愛にも溢れた作品でした。

でも、映画の内容は“高校生の不条理殺人”。
ラストの映画撮影で老婆を殺害するシーンは、生々しくて圧巻でした。
入れ子状(?)のような、本当に殺害しているかのような演出も効いてました。
ちょっと、びっくりしたもの!

そこに至るまでの、学生たちの恋愛模様は現代的でしたね。
あの娘もいいな♪この娘もいいな♪
松川監督(柏原収史)は、自業自得のような気もします(笑)。

神出鬼没でストーカー体質の“アデル”こと、ユカリ(吉川ひなの)は、同性の私から見てもかなりウザイと思ったけど、元ネタが「アデルの恋の物語」なのだそうで、ちょっとその映画が観てみたくなっちゃった!

「ベニスに死す」を元にした“アッシェンバッハ”中條教授は、物悲しいというかなんと言うか・・・。
大山(田口トモロヲ)とメイのカップルは、ちょっとやりすぎ?な感じもしました。
スープをズゥーズゥー飲んだり。。。同じセリフを強調したり。。。
レストランのシーンは、全体的に見ても別の映画、別の空間のようでした。

映画「タイクツな殺人者」の中で、犯人の高校生を演じる池田(中泉英雄)と
監督と浮気している脚本担当の綾(たかだゆうこ)は、独特の雰囲気を持った人ですね~!
たかだゆうこは、戸川純に似ているんですか?

戸川純なんて知らない。

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2007年1月11日 (木)

イン・ハー・シューズ

In_her_shoes 仲良し? ライバル? 同志?
姉と妹のホントのところ。。。

■あらすじ■

フィラデルフィアで弁護士をしているローズ(トニ・コレット)の家に、妹のマギー(キャメロン・ディアス)が突然 転がり込む。

やむなくローズは妹を家に居候させるハメになったものの、何かにつけ性格のだらしないマギーに、ローズは怒りを爆発させてしまう。
その腹いせとばかりにマギーは、ローズの恋人ジムをベッドに引っ張り込んでしまうが、
それをローズに目撃されてしまい家を追い出されることになる。

行き場を失ったマギーは、亡くなったと聞かされていた祖母エマ(シャーリー・マクレーン)のいるフロリダへ向かう・・・。

(2005/アメリカ) ★★★☆

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弁護士として働くキャリア・ウーマンの姉ローズ。
けれど、容姿にコンプレックスを持っていて、ガチガチのスーツに黒いパンプスの戦闘服は外せない。
本当はオシャレしたい! ピンヒールで闊歩したい!
でも、自分には似合わないと思い込んで、自分への慰めに履きもしない靴を買ってきてはタンスの肥やしに・・・。

一方の妹マギーは、抜群のスタイルと美貌を持ち合わせているものの、
難読症のために行きあたりばったりの生活を続けている。

対照的な姉妹をトニ・コレットとキャメロン・ディアスが上手く演じていて良かったです。
そこに祖母のエマが加わって、家族の秘密が明かされていく・・・。

父親と祖母の確執。
姉と妹の確執。
マギーと盲目の教授の出会い。
ローズとサイモン(マーク・フォイアスタイン)の恋の行方。

内容量たっぷっりなのに、どれもそつなく上手にストーリーが展開していて、
互いに絡み合っているのが良かったです。
特に母親について触れるところでは、内容が内容だけに重くなるのかなぁって思ったけど、そこまで重くもなくてちょうどいい感じでした。

ローズとマギーが不和を乗り越えて、互いを求め認め合う姿が 私には新鮮で、“姉妹”ってこんな感じなのか~と思ったりしました。
でも、最初は、この姉妹は1才違いくらいだと思ってました。
だんだん、年の離れた姉妹なのだと分かって、ふ~ん・・・って(笑)。

最後に結婚式でマギーが姉に詩の朗読をするシーンが感動的でしたが、
年が離れていても互いの存在をリスペクトしあうなんて、私の知らない世界をのぞき見ました!
姉妹って、羨ましいような、そうでもないような・・・。
仲が良ければいいけど、こじれると大変そうだもんね(笑)。

この映画には、“困ったチャン”がたくさん出てくるけど、私が一番「困った人だよ!」って思ったのは父親でした。
前妻と後妻に、“問題あり”な人を選んじゃうなんて、父親は何かそういう人を引きつけちゃうタイプなのかな~?

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2007年1月 8日 (月)

処刑人

The_boondock_saints 美形兄弟のガン・アクションを上回る強烈なインパクトを放つのは、ウィレム・デフォーの怪演! 

■あらすじ■

サウスボストンの精肉工場に勤めるマクマナス兄弟、
コナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)。

二人は行きつけのバーでロシアン・マフィアとトラブルを起こし、翌日、自宅を襲撃されて相手を殺してしてしまう。
FBI捜査官のポール・スメッカー(ウィレム・デフォー)が事件を担当し、マクナマス兄弟の正当防衛が認められ無事釈放される。

しかし、留置場の中で兄弟は、“悪人を処刑せよ”との神の啓示を受けとる。

出所した兄弟は早速、大量の武器を調達し、ロシアン・マフィアのボスが集まるホテルへ向かうのだが・・・。

(1999/アメリカ・カナダ) ★★★★

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※注意【ネタバレあり】…未見の方はご注意下さい。

法で裁けない悪人を処刑する・・・。
設定が「パニッシャー」や「DEATH NOTE デスノート」に近いものを感じました。

キャラクターや演出もかなり劇画的だったので、コミック原作なのかと思うほどだったけど、違うのね。
監督のトロイ・ダフィーが、脚本を書いたそうです。

信仰心が篤く仲のいいマクナマス兄弟。
同じ職場(精肉工場)で働き、同じ部屋に住み、同じバーでビールをあおる。
コナーもマーフィーも男前なのに、いつも一緒につるんで遊んでいるのがカワイイです(笑)。

そんな兄弟の評判も上々なうえに、殺した相手がロシアン・マフィアだったことから早々に釈放が認められてお咎めなし!
しかし、泊まった留置所の中で、コナーもマーフィーも神からの啓示を受け取る。

悪なる者を滅ぼし、善なる者を栄えさせよ。

それからというもの、“悪い奴”を処刑してゆくマクナマス兄弟。
次々と“悪人”が殺されてゆく連続殺人事件に頭を悩ませるウィレム・デフォー捜査官。

このマクナマス兄弟の銃撃戦をウィレム・デフォー捜査官が「解説」してくれるところが楽しいです!
しまいには、事件の目撃者ならぬ、当事者のような視点で語り始めます。
それほどまでに、この事件に入れ込み、ついには犯人とその意図を突き止める。

けれど、そこでウィレム・デフォー捜査官は立ち止まってしまうのだ。
法で裁くことの出来ない悪人ども。
彼らを裁く“処刑人”たちの行為を、心のどこかで正しいと感じている。。。

マクナマス兄弟とウィレム・デフォー捜査官の視点が一致してしまう後半戦は、ちょっとつまらなくなってしまいましたが、楽しませてもらったので、まあいいかと言った感じ。

ウィレム・デフォーには、単純な動機で軽く動くマクナマス兄弟と、対になる存在。
もしくは、法と理想の間で揺れる中間点でいて欲しかった気がします。

兄弟と同化してしまうのは、存在価値が低くなっちゃうし、兄弟の主張を補強するばかりで一方的に思えるので・・・。

それでも、ゲイ・エピソードや女装姿には、ケラケラと笑わされちゃって 映画の中でのウィレム・デフォーのインパクトはピカイチ☆でした!

ラスボスがもう少し「こいつ“悪い奴”やっちゃな~」って感じがすると、良かったな。

マクナマス兄弟に差し向けられた最強最悪の殺し屋エル・ドゥーチェ(ビリー・コノリー)との対決も、実はパパでした、、、なんて、ちょっと、ええっ~?って感じ。

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2007年1月 6日 (土)

ツバル

Tuvalu 時間の止まったプールからの脱出。
目指すは夢の国“ツバル”!

■あらすじ■

とある国の荒れた土地の一角に建つ、うらびれた室内プール。
そこはかつての賑わいを失い、常連客も数えるほど。
しかし、盲目のカール(フィリップ・クレー)がオーナー兼監視員としてプールを仕切り、威厳を保っていた。

カールの息子アントン(ドニ・ラヴァン)の夢は、船長になって航海に旅立つこと。 
けれど、一度もプールの外に出たことが無く、屋上から外の景色を眺めるばかり。

そんなある日、元船長の父親(ジョコ・ロジッヒ)と連れ立ってプールにやって来たエヴァ(チュルパン・ハマートヴァ)に、アントンは一目惚れする・・・。

(1999/ドイツ) ★★★★

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ずっと、観たかった作品なので、ついに鑑賞できて嬉しい~!

ドイツ人のファイト・ヘルマー監督の長編デビュー作です。
でも、キャストも様々な国から集められてて、無国籍映画の雰囲気でした!

映画はプールを舞台にした一風変わったラブ・ストーリーなんだけど、
カールとアントンの親子の確執あり、アントンの兄グレーゴル(テレンス・ギレスピー)の陰謀あり、個性的な登場人物の面々と、一括りに出来ないお話でした。

そして、モノクロ撮影されたフィルムに色付けされた映像が、ファンタジックでどこかノスタルジックな雰囲気を与えて、とぉっても素敵!!

もし、これがカラーだったら、かなり印象が変わるんじゃないかなー。
アントンのドニ・ラヴァンの顔はちょっと、強面だし!(笑)

けれど、モノクロ・フィルムに、セピアやブルー、グリーンの色が乗り、異色なキャラクターたちを優しく包む。。。

ほとんどセリフなく展開するけど、たまに飛び出すセリフは万国共通の言葉か不思議な言葉。 
世界中の人が理解できるように、いろんな言葉を組み合わせて作られたセリフなんだそうです。

セリフがなくても俳優さんたちの表情やジェスチャーで、ストーリーの内容が追えるのだからすごい!

父親から一切の外出を禁止されているアントン。
もういい大人なのに、大人になることを禁止された子供のよう。
父親から靴(許し)を貰わない限り、彼はビーチサンダルのまま。 
いつまで経っても大人になれない。

けれど、そんなアントンはプールの心臓である1本のピストンを奪い返すため、
とうとう未知の世界へ一歩を踏み出す!
父親の許しなんか要らない。
アントンの時間が動き出す・・・。

そのアントンの兄グレーゴルは、どうやらプールの乗っ取りを企んでいて、老朽化したプールに検査官を送り込むばかりか、
アントンにある事から不信感を覚えたエヴァに取り入って、アントンとの仲を裂いてしまう。

エヴァ役のチュルパン・ハマートヴァは「ルナ・パパ」の女の子。 
「グッバイ・レーニン!」では、ダニエルくんの相手役の看護婦さんを演じてました。

そのエヴァが、プールの中を全裸で泳いでいるシーンがなんとも素敵でした。
小悪魔って感じでもないのに、ちょっとズル賢くて憎めないお茶目な女の子なんだよね。
くるりくるりと変わる表情が愛らしい。
エヴァがどうしてアントンに興味を持つのか不思議だけど、そんな疑問も飲み込んでしまう包容力も感じます。

プール存続のために力を貸してくれるホームレスの人たちや警官のおじさんには、ほのぼのさせられちゃった。
ボタン集めが趣味の受付係マルタ(カタリナ・ムルジア)も良かったです!

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2007年1月 3日 (水)

アラビアのロレンス

Lawrence_of_arabia スクリーンで観るべき映画!

■あらすじ■

第一次世界大戦が勃発し、アラビアはドイツと手を組むトルコ帝国の圧政下にあった。

1916年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス少尉(ピーター・オトゥール)は、トルコへの反乱に意気込むアラブ民族の現状を確かめるため現地に向かう。

そこで、ロレンスは近代武力の前にアラブ反乱軍の非力を痛感。
アラブ種族をまとめ上げ、ゲリラ戦に打って出ることを、反乱軍の指揮者ファイサル王子(アレック・ギネス)に進言する。

ロレンスは、ハリス族首長アリ(オマー・シャリフ)と、ホウエイタット族首長アウダ(アンソニー・クイン)の協力を得て、トルコ軍の重要地点アカバを攻略することに成功。
その成果をカイロに報告すると、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられ、アラビアに舞い戻る。

だが次第に、自分が軍上層部に利用されていることを知り、アラブ種族も部族間の対立からロレンスを裏切ってゆく・・・。

(1962→1989/イギリス) ★★★★☆

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1962年(第35回)アカデミー賞7部門受賞。

今回、鑑賞したのは89年に復元されたと言う227分の「完全版」です。

圧倒的なスケールで描かれる映像に、映画館で見るべき作品なのだと強く感じました。
特に、砂漠のシーンが素晴らしいですね!
雄大! 壮大! 
そんな言葉じゃ追いつかなくて、人が米粒みたいに ちっちゃい~!

灼熱地獄の砂漠を渡るシーンが、とても好きです。
太陽が昇る前までに渡らないと死ぬと言われ、ただひたすら歩き続ける。
そうしてやっと、抜けたって思ったのに、ためらいも無く引き返すことが出来るロレンスと言う人物。

しぶしぶ、いやいやロレンスに付き合っていたアリも、きっとここでロレンスのことを認めたのだろうと思います。

それなのに、その命懸けの行為を無にするかのような出来事がロレンスを襲い、無力感と罪悪感に苛まれることになってしまう。

これは、アラビアのために一人奔走した実在のイギリス人のお話。
しかし“英雄”と祭り上げられ、その名声を利用され、裏ではアラビアを巡る利権が渦巻いていた。

後半になるほどに、ロレンスの苦悩が浮き彫りにされ、疲弊してゆくのが悲しかったです。
潜入した町で敵軍に捕まり、恥辱を受けたロレンスの人の変わりよう・・・。
それでも、ロレンスに付いてゆくアリの友情。

アメリカの記者から「砂漠のどこに惹かれるのか」と聞かれ、

「清潔さ」

そう答えたロレンス。
それまでの高潔だった印象に、潔癖症、完璧主義者というキーワードが浮かんできました。

乾いた大地を愛し、融合したかったロレンスの願い。
けれど、彼の出自を変える事は出来ず、どんなにアラビア装束を身にまとっても肌は白いまま。
どんなに英雄と担がれ注目を浴びても、どんなに功績を残しても、アラビア人になることは出来ないのだ。

失意のまま砂漠と別れを告げる。

時代背景を知っていると、より映画を楽しめるのかもしれませんが、私のように無知でも案外 平気でした。
ロレンスの心のバランスが徐々に崩れてゆくところに、注目してみてしまいました。
ピーター・オトゥールの演技が素晴らしかったです!

そして、男気を感じさせるオマー・シャリフがめちゃくちゃ格好良かったー!
アレック・ギネスも存在感が際立っていました。

単純なヒーロー物やスペクタクル巨編と違ったアプローチで、“アラビア”と“ロレンス”を描いているのが良いですね! 

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2007年1月 1日 (月)

★ごあいさつ★

明けましておめでとうございます。

今年も世界の片隅から、ひっそりと映画の感想を発信したいと思います。
無精者ですが、どうぞ、よろしくお願いします。

さて、今年はどんな映画に出会えるのかな??
詳しくは判らないけど、結構気になる作品が多くて困る・・・けど、嬉しい(笑)。

上半期で、大いに楽しみにしているのは「パリ・ジュテーム」です!!

パリ1区~18区までを舞台にした5分間のショート・フィルム。
18本あったら、どれか好きなのがありそうだよね。
でも、監督と出演者の顔ぶれがハンパなく豪華なのです!

他に、前売り券を買っちゃったので「マリー・アントワネット」は絶対に見るよ!
ソフィア・コッポラ作品が全国公開だなんて、なんだか感慨モノです!
作品のチカラ? はたまた、アカデミー効果?
田舎人にとっては、近くのシネコンで上映してくれるのは有難いことです。 感謝。

あとは、単館系の作品をどこまで拾えるかですねぇ・・・。
うぅぅ~ん、、、なかなか観に行けないけど、頑張りたいです。

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