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2007年1月29日 (月)

ニワトリはハダシだ

Niwatori_ha_hadashi_da 不思議なエネルギーに満ちた作品。

■あらすじ■

京都府、舞鶴。
知的障害を持ちながらも、人並みはずれた記憶力を持っている15歳の少年サム(浜上竜也)は、潜水夫のチチ・守(原田芳雄)と2人暮らし。
在日朝鮮人のハハ・澄子“チンジャ”(倍賞美津子)は、サムの教育方針を巡ってチチと対立し、妹・千春“チャル”を連れて別居していた。

そんなある日、サムは偶然にも、警察の汚職を示す重要証拠の盗難車の形やナンバープレートを覚えていたことから、事件のもみ消しを謀る警察と暴力団によって誘拐されてしまう。

サムをなんとか救い出そうと、チチ、ハハ、そして養護学校の担任・桜井直子(肘井美佳)が奔走するが・・・。

(2003/日本) ★★★☆

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知的障害を持った少年サム。
彼を暖かく見守って育てているチチ。
離れて暮らすハハ。
無邪気に兄を慕うチャル。

一風変わった家族関係に驚いていると、話は検事の汚職事件にぶつかっていく。

小さく始まった話が、突然大きくなるので、汚職の話は「誰が?何が?」と、ちょっと分かりにくかったですが、ストーリーがもう少し進むと ようやく全体像が見えてきました。

舞鶴が汚職事件の舞台って言うのにも、多少 違和感を感じましたが、ストーリーそのものは面白かったです。
ただ、警察が非合法的な手段に出たり、検事と暴力団がつながっているなんて信じたくない話です。

東京から真相解明に乗り込んできた若手警察官の加瀬亮
長いものに巻かれて生きている地元警察官の塩見三省
権力にも臆せず立ち向かう養護学校の先生。

模範になれる大人は誰ですか?

私利私欲に目が眩んで生きている大人。
権力に抗えない大人。

ドロドロした世界の中で、信念を持って立ち向かう若い2人が爽やかでした。

映画の途中に 在日朝鮮人の悲しい歴史も織り込んで、一見バラバラな要素を一本の映画に昇華させていているのも凄いと思います。

バラバラなんだけど、全てを包み込んでしまう不思議な力強さがありました。

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» (今日の映画)ニワトリはハダシだ [Kozmic Blues by TM]
ニワトリはハダシだ (2003/日) Chicken Is Barefoot [続きを読む]

受信: 2007年4月29日 (日) 19時58分

» ニワトリはハダシだ 100%満足 [もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)]
タイトル:ニワトリはハダシだ ジャンル:社会派ヒューマンドラマ/日本/PG12 映画館:イメージフォーラム2(108席) 鑑賞日時:11月21日(日)16:00から、約45人 私の満足度:100% こんな作品がみれて嬉しい。 オススメ度:80% また見に行く予定。 支離滅裂になる一歩手前で勝負するような あとひとつつめこまれると見ている私も破綻しそうな 展開であったが、文句なしに感動できた。こまかいところは、 映画を見たあとに、シナリオを読んでも、時系列や位置関係で、 よくわからないところがあるが... [続きを読む]

受信: 2007年9月20日 (木) 05時54分

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