« マリー・アントワネット | トップページ | ディパーテッド »

2007年1月22日 (月)

それでもボクはやってない

Soredemo_bokuha_yattenai シロとクロ。
グレーの場合は、、、クロ?

■あらすじ■

就職活動中のフリーター金子徹平(加瀬亮)は、会社の面接へ向かう満員電車で痴漢に間違えられて、現行犯逮捕されてしまった。

連行された警察署で容疑を否認すると、そのまま留置所に拘留されてしまう。
その後も一貫して無実を主張するものの、結局、徹平は起訴される事に。

徹平の無実を信じる母(もたいまさこ)や友人の達雄(山本耕史)の依頼で、ベテラン弁護士の荒川(役所広司)と新米の須藤(瀬戸朝香)が徹平の弁護を引き受け、いよいよ徹平の裁判が始まる・・・。

(2007/日本) ★★★☆

-----------------------------

裁判って怖いですねぇぇぇ。
人を裁くって、恐ろしいことですねぇ。

たしか、2009年に裁判員制度の導入が決まっているんですよね・・・。
余程の事情が無い限り、辞退って出来ないんでしたっけ?
ああ、怖い。

疑わしきは罰せず。
そんな言葉はどこへやら。

裁判が始まってからは、その裁判を傍聴しているかのような気分になってしまいました。

後半は裁判のシーンが続いて、ちょっと単調になってくるので、宣伝で謳われているような、エンターテインメント作品とは言い切れないと思うけど、退屈せずに見届けられます。

興味を引いたのは前半!
留置所に入れられてからの生活ぶりや、検察庁の地下にある「同行室」(←初めて知った!)について。

留置所で徹平のお世話を焼いてくれる怪しい同房者・三井(本田博太郎)の存在が面白かったです!
この人は“詐欺師”で捕まった設定なんですね。
なるほど、それで徹平に擦り寄ってきたんですねぇ~(笑)。

裁判が始まってからは、そんな軽妙なやり取りもなく粛々と進行していくので、だんだん重くなっていきました。

一つの証言をめぐって、十人十色の答弁が出てくる。
嘘なのか、思い込みなのか・・・?
見ている方も判断がつかない。

真実は一つしかないはずなのに、人によって“真実”も違う場合があるのだと気付かされました。

裁判官から見た真実。
裁判官からは見えない真実。

人を裁くのにノルマや実績がついてくるなんて、考えたことがなかったです。
嘘みたいな話だけど、裁判官の心象で判決を下されるなんてたまったものじゃない!と思う。

警察にしてもそうでしたが、
裁判は公平なもの、公正なものっていう幻想が崩れ去りました。

ラストシーンに登場する言葉が重く響きます。

|

« マリー・アントワネット | トップページ | ディパーテッド »

Cinema 2007」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/13656459

この記事へのトラックバック一覧です: それでもボクはやってない:

« マリー・アントワネット | トップページ | ディパーテッド »