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2007年3月27日 (火)

ステップ・アップ

Step_up バレエとストリート・ダンスの融合。

■あらすじ■

ボルチモアの貧しい家庭に育ち、将来に希望を抱くこともない不良高校生のタイラー(チャニング・テイタム)。
ある時、事件を起こした彼は、裁判所から罰則として名門芸術学校での奉仕活動を命じられ、清掃員をするハメに。。。

しかし、そこでタイラーは、住む世界の違うバレリーナ・ダンサーのノーラ(ジェナ・ディーワン)と出会う。
ケガをしたパートナーの代役を探していたノーラは、タイラーのダンスを見て自分のパートナーに抜擢する。

初めはバレエという慣れない世界に戸惑っていたタイラーだったが、レッスンを重ねる中で、次第にダンスに対する情熱が高まっていく。
そして同時に2人の間にも特別な感情が芽生え始めていくが・・・。

(2006/アメリカ) ★★★

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ヒップ・ホップに乗せてクラシック・バレエを踊るなんて面白そう!と思ったけど、そこまでカチッとしたダンスじゃなかったです。
当たり前か(笑)。

それに、もっとダンスがメインに来るかと思っていたけど、以外とドラマ重視だった印象です。

主人公は里親に育てられているタイラー。
将来の展望も描けず、自分が何をしたいのかも分からない青年。

一方のノーラは、明確な目標を持ち、夢の実現に向けて自分を追い込む日々。

ひょんなことからノーラのダンス・パートナーになったタイラーは、ノーラに触発され、またノーラもタイラーに惹かれていく・・・。

2人がラブモードになるのは、まぁ許すとしても、要所要所の肝心なエピソードがあまりに軽くて、心に響かない。

特にノーラのボーイフレンドと、ルーシー(ドリュー・シドラ)のボーイフレンドの扱いが酷いです。
ストーリーの都合上、邪魔になったから別れさせるために女の子とイチャイチャさせてるみたいだったりして、コテコテの展開。

ガールズたちは、もっと、ちゃんと、タイラーやマイルズ(マリオ)と向き合って、迷いに迷ってどちらかを選べばいいと思う。
映画では、付き合っている彼氏への信頼が揺らいで、別の男に走っているようで想いの深さが伝わってきません。

タイラーやマイルズだって、ホントに好きだったら彼氏から奪うくらいの覚悟があっていいはずだよね。
でも何故か、この映画では主導権があるのは女性の方なのです。

だから物別れしても、絶対ノーラからタイラーに侘びを入れに行ったりしないのだ!
再びパートナー不在の窮地に立っても、ノーラは一人で切り抜けようとします。
なんて、たくましいのでしょう!

そんなノーラと比べてしまうと、タイラーの貧弱さが一層際立ちました。
結局、彼女に引っ張られる形でタイラーは「あること」を夢見るんだけど、それが割りとちっちゃな夢なんだよね(笑)。
それが実現した後は?どうするの?どうしたいの?

バレエとストリート・ダンスや、ヒップ・ホップなんて、異色の組み合わせだし ネタは面白いと思うけど、
手堅くまとめ過ぎたというか、閉塞感を自ら打破するようなエネルギーがもう一歩足りなかったです。

踊ることに理解のなかったノーラの母親がいきなり、コロッと態度を変えるのも不自然でした。
願わくばノーラのダンスを見てから心変わりをして欲しかったし、ノーラ自身が母親に理解を求めて欲しかったです。

他にもタイラーがノーラとのダンス特訓に精を出して友人と軋轢が生まれるくだりも、きちんと話していれば解決したはず。
あまりにディスコミュニケーションなのが気になります。

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