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2007年3月29日 (木)

バッテリー

Battery 白球に込められたもの。

■あらすじ■

中学校入学を目前に控えた春休み。
原田一家は、病弱な弟・青波(鎗田晟裕)の療養のため、岡山県の祖父(菅原文太)の元へと引っ越してくる。

青波の兄、原田巧(林遣都)は、少年野球の天才ピッチャー。
自分の才能に絶対的な自信を持ち、それゆえに他者を寄せ付けない孤独な一面を持っていた。
母親(天海祐希)も病弱な弟・青波を大切にするあまり、巧との間に微妙な距離を置いてしまう。

そんな巧の前に、同級生の永倉豪(山田健太)が現れる。
巧の才能に惚れ込んでいた豪は、巧とバッテリーを組むことに。

中学校にあがった2人は早速、野球部に入部するが、そこで待ち受けていたのは、監督・戸村(萩原聖人)による部員への徹底した管理と支配だった。

それでも、監督との衝突もいとわず自分を貫く巧は、次第に豪との絆を深めていくが・・・。

(2006/日本) ★★★★

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原作は、児童文学だからと侮れないくらいに面白いです!
文庫版で5巻まで読んだので、4/5発売の最終巻が今から楽しみ♪

小説を実写にするのは難しいものだけど、かなり良い出来ではないでしょうか。
巧と豪。
2人のバッテリーを中心に据えつつ、横軸もちゃんと展開されていて、特に巧と母親の関係がクローズ・アップされていました。 

原作では、じぃちゃんと母親の確執があったりして、周りにいる人にも焦点を当てているので、気になる人には是非、原作を読んでほしいです!
映画版はそこをバッサリ切って“巧と豪”に焦点を絞ってますが、映画として成功してると思います!

そんな2人のバッテリー、
巧も豪も、原作のイメージ通りで驚きました!
特に豪役の山田健太クンの笑顔には癒されるぅ~(笑)。
カワイイよね。

寡黙な巧役の林遣都クンも、キリリとした表情がスクリーンに映えて良かったです。
巧は、自分の気持ちを滅多に言葉で表現したりしないので、豪に自分のことを正直に話すシーンに重みが出てました。

自分の信念を曲げずに大人とも対等に渡りあう巧は、次第に周りと軋轢を生み出してしまい、やがて自分の力ではどうすることも出来ないものがあると知っていく。

受けてくれる相手がいてこそ、初めて投げられる自分の球。
そして、傷つかないように大事に守っていたもの。

言い訳を覚えて、手抜きを覚えて大人になってしまった私には、巧がまぶしく映ります。

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