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2007年3月 5日 (月)

ボビー

Bobby 事件。
そして、そこに居合わせた人々。

■あらすじ■

1968年6月5日。
次期アメリカ大統領候補としてカリフォルニア州選挙を勝利したロバート・F・ケネディ“愛称ボビー”は、その夜、アンバサダーホテルで暗殺される。

その16時間前。
アンバサダーホテルでは、人種も年齢も境遇も異なる人々が集まり、それぞれに不安や苛立ち、辛い現実に直面していた。

(2006/アメリカ) ★★★

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ジョン・F・ケネディが暗殺されたのは「JFK」を見て知ってましたが、JFKに弟がいて、その弟も暗殺されて亡くなったのは知りませんでした。

そんなよく知らない“ボビー”が暗殺されるまでの16時間。
“ボビー”本人に焦点を当てているのではなく、そこに居合わせた人々に焦点を当てているのが特徴です。

だから結構、ストーリーが見えてきませんでした。
登場人物の数だけエピソードがあるけど、サクッとかじるだけで深入りしません。

主な登場人物とエピソードはこんなカンジ↓

待遇の悪さに嘆く厨房の従業員(フレディ・ロドリゲスジェイコブ・バルガス)と、そこを仕切る料理長(ローレンス・フィッシュバーン)。

公平を謳う支配人(ウィリアム・H・メイシー)は、影で電話オペレーター(ヘザー・グラハム)と不倫中・・・。
そんな支配人に差別的だとクビを切られる厨房マネージャー(クリスチャン・スレイター)。

支配人の妻(シャロン・ストーン)は、夫の不倫に勘付きながらも同じホテル内で美容室を切り盛り。
そこに訪れたのが、結婚式をあげる花嫁(リンジー・ローハン)。
実は彼女が結婚を決意したのは、ベトナムに徴兵されてしまう同級生(イライジャ・ウッド)の命を救うため。

ホテルでの公演を控えたアル中の歌手(デミ・ムーア)と、ヒモ状態の旦那(エミリオ・エステヴェス)。

スイートルームに宿泊した夫婦は、旦那(マーティン・シーン)が精神科医にかかり、妻(ヘレン・ハント)も外見ばかりを気にして、どこかギクシャク。

ロバート・F・ケネディを支える側近の2人(ジョシュア・ジャクソンニック・キャノン)は選挙対策に余念がないが、チェコから来た新聞記者(スヴェトラーナ・メトキナ)に付きまとわれる。

選挙活動をサポートする学生2人(ブライアン・ジェラティシア・ラブーフ)は、ハメを外してヤクの売人(アシュトン・カッチャー)から“LSD”を手に入れる。
ハイになった彼らが訪れたレストランにいるのは、女優を夢見るウェイトレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。

ホテルのドアマンだった初老の男性(アンソニー・ホプキンス)は、元同僚(ハリー・ベラフォンテ)とロビーでチェスを楽しんでいる。

~・~・~・~

誰に感情移入するわけでもなく、その時代を切り取った映画なのでしょう。
当時を知らない私ですが、“LSD”“ベトナム戦争反対”のキーワードから、なんとなく“あの時代”と言うのが伝わってきました。

そんな時代に必要とされた希望の光。
理想を語るボビーの言葉は、その時の人々が欲していたものだったんですね。

散漫だった印象のエピソードが、事件、そしてボビーの演説に終結していくところは、なかなか良かったです。

今、聞いても、理想を語るボビーの言葉には心動かされるものがありました。
現在でも、当時の理想と程遠いからかもしれません。。。

でも、最後は、何故“ボビー”が暗殺されなくてはいけなかったのかが、全く分からなくてポッカリ穴が空きました。
いつの時代にも、反対勢力はいるんでしょうけど。

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