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2007年4月18日 (水)

蒼き狼 地果て海尽きるまで

Aoki_ookami 大河ドラマ in モンゴル

■あらすじ■

部族間の闘争が激化していた12世紀のモンゴル。

ボルジギン族の長、イェスゲイ・バートル(保阪尚希)に略奪されたホエルン(若村麻由美)はイェスゲイの子供を出産。
テムジンと名付けられた。
その子が、のちにモンゴルを統一したチンギス・ハーンに成長する。

14歳になったテムジン(池松壮亮)は父親と嫁取りに出かけ、ボルテと婚約する。
しかし、先に帰った父親は対立する部族に殺害されてしまう。

母親が敵から略奪された身である事を理由に、部下たちから見捨てられ、部族はテムジン一家を置いて去ってゆく。
その地に留まり、細々と暮らすテムジン一家だったが、血を分けた腹違いの弟から罵しられ、テムジンは弟を手にかけて殺害してしまう。

やがて青年に成長したテムジン(反町隆史)はリーダーとしてのカリスマ性を発揮。
そしてボルテ(菊川怜)を妻に迎え、次第に勢力を拡大するのだったが・・・。

(2006/日本・モンゴル) ★☆

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モンゴル建国800年記念作品。

だからって、なぜ日本人キャストでこの映画を作ったのか、よく分からないですけど、
オール・モンゴルロケなら、キャストもモンゴル語(?)を喋るくらいの意気込みが欲しかった。

なんかね、日本語のセリフが妙に時代がかっていて、大河ドラマを見ているようでした。
「そなた」とか「アッパレ」とか、モンゴル語にもあるの?

映画はどこまで史実なのか、よく判らなかったんですが、
テムジン(チンギス・ハーン)の母親はメルキト族の出身で、そこの首長と結婚していたんだけど、新婚ホヤホヤの時にボルジギン氏族の族長に略奪されて、テムジンを産んだんですね。

テムジンの父親である族長が死ぬと、そのことからテムジンは本当にボルジギン氏族の血筋なのかを疑われ、部族のみんなが離れていってしまう。
出生の秘密に悩むテムジンだったけど、その後、同じことが自分の息子にも起こってしまう。

ようやく妻に迎えたボルテを今度はメルキト族に略奪されてしまう。
ホエルンがボルジギン族に略奪された行為をメルキト族は根に持って、その報復に来たのだ。
半年後に取り返した妻ボルテのお腹の中にはすでに・・・。

どちらの子か分からないまま生まれた我が子を愛せないテムジンは、子供に“よそ者”と言う意味のジュチ(松山ケンイチ)と名付ける。

こうして、自分の出生に悩んでいたはずのテムジンから、父に愛されないジュチは苦悩へとテーマがすり替わっていきました。

親子2代に渡って因果が巡るのは興味深かったですけど、チンギス・ハーンの人間性がイマイチ不明でした。

特に、チンギス・ハーンのカリスマ性みたいなものが、全く描かれていなかったように思います。

部族のみんなに見放され、一時は家族だけしか残っていなかったのに、やがてポツリポツリと人々が戻り、勢力を盛り返してくる。
遂には、他部族から人々が流入してきて、一大勢力に発展する。

そこのところで、何故、ジャムカ(平山祐介)じゃなくてテムジンなのかが、全く説明されません。
なんでだろーね。で、終わってしまっているのです。
大事なところじゃないのかなー。

モンゴル部族統一を夢見た野心家のジャムカに比べると、テムジンは望んで望まれてモンゴル統一を果たしたって言うより、成り行きでそうなっちゃったって感じがしました。

だから、統一を果たして「王」になる時の即位式も、あまり感動しなかったです。

焦点がぼやけすぎた印象ですが、一番頂けなかったのは女兵士クラン(Ara)のエピソードでしょうか。

それまで、テムジンには愛妻家の印象を持っていたので、一気に好感度が下がりました(笑)。

しかも、クラン役のAraは日本語が下手すぎてビックリです。
韓国の16歳が大抜擢されたってことで注目してたんですが、抜擢した意味はあったのかな?
角川春樹は気に入っているみたいですけど。

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