« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | クィーン »

2007年5月 4日 (金)

バベル

Babel 世界は狭い。。。

■あらすじ■

モロッコの険しい山間部を走る一台のバス。
そこに乗り合わせた一組のアメリカ人夫妻、リチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)。

ところが、遠くから山羊飼いの少年が放った銃弾が運悪くスーザンの肩を直撃する。

一方、夫妻がアメリカに残してきた幼い子供たち(ネイサン・ギャンブルエル・ファニング)の面倒をみていたメキシコ人の乳母アメリア(アドリアナ・バラーザ)。
息子の結婚式に出るため帰郷する予定が、夫妻が戻らず途方に暮れる。

仕方なく、子供たちも一緒に連れて甥のサンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が運転する車で、メキシコへと向かう決断をする。

捜査の結果、ライフルの書類上の所有者は、日本人の会社員のヤスジロー(役所広司)だと判明する。
ヤスジローの妻は半年前に自殺し、ショックを受けた高校生の娘チエコ(菊地凛子)との心の溝も大きくなりつつあった。

聾唖(ろうあ)であるチエコは何かにつけて父親に反抗し、満たされない日々に孤独と絶望を募らせ・・・。

(2006/メキシコ) ★★★

-----------------------------

3大陸4言語というスケールや、予告編の印象からグローバルな映画を想像していました。

蓋を開けてみたら意外にもパーソナルな映画だったので驚きでした。

モロッコの兄弟やアメリカ人夫妻、日本の親子、乳母と子供たち・・・
描かれるのは小さなつながり。
そこでのディス・コミュニケーション。

些細なすれ違いが摩擦を生んで相互理解を隔ててしまう。

中には世界中に知り合いがいる人もいるだろうけど、それでも、地球上に生きる全ての人と知り合えるわけじゃない。
ほんの一握りの人と関わりあって、一人ひとりの世界が築かれている。
世界って、とても小さいなぁ。

だけど、どこかで他の人と必ずつながっていて、どんどん世界は大きくなる。

そんなことを感じつつも期待が大きかっただけに、ストーリーに深みがなくてメッセージが弱い気がしました。

悪い映画ではないけど、心揺さぶられるものがなかったし、人に勧めたくなるような映画ではなかった・・・って感じかな。

悲劇ばかりではなく、かすかな希望を感じさせるラストにもなっているけど、
メキシコ編のアメリアや、モロッコの兄弟のことが引っかかって、そう単純に希望と感じることも出来なかったです。

ただ、日本編の高校生たちの描写は、外国人が撮ったにしては美化され過ぎず、イメージの押しつけもせずに、“のーてんきぶり”がかなりリアルに映ってるんじゃないかなぁ。
ちょっと情けなくもあるけど・・・。

けど、チエコの家はブルジョワなんですね!
庶民とかけ離れた豪華なマンション(億ション?)に住んでいました。

それから、モロッコ編の弟クンは初めてライフルを手にしたにしては、狙撃の腕前が上手すぎです。
生まれてきた環境が違っていれば、オリンピックの射撃で金メダルが取れたかも。。。

|

« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | クィーン »

Cinema 2007」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/129220/14945271

この記事へのトラックバック一覧です: バベル:

» 映画「バベル」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Babel 我々は十分賢くなったので、塔を建て、天に届かせよう・・・、そして主は町と塔を見て、言われた彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう・・・ アフリカ(モロッコ)、アメリカ(ロス、メキシコ)そしてアジア(東京)の3... [続きを読む]

受信: 2007年5月 5日 (土) 01時54分

» 【劇場映画】 バベル [ナマケモノの穴]
≪ストーリー≫ 壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。(goo映画より) 「アモーレス・ペロス」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ... [続きを読む]

受信: 2007年5月15日 (火) 22時40分

» バベル−(映画:2007年58本目)− [デコ親父はいつも減量中]
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊地凛子、二階堂智、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラーザ 評価:71点 公式サイト (ネタバレあります) ケイト・ブランシェットと菊....... [続きを読む]

受信: 2007年5月19日 (土) 18時45分

» 「バベル」 [やまたくの音吐朗々Diary]
公開中の映画「バベル」を観賞。監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、アドリアナ・バラッザ、菊地凛子、エル・ファニングほか。仲たがいしていたアメリカ人夫婦のリチャードと... [続きを読む]

受信: 2007年5月20日 (日) 15時11分

« ブラッド・ダイヤモンド | トップページ | クィーン »