プレステージ
■あらすじ■
19世紀末のロンドン。
若き奇術師アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)は、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。
しかしある日、ミルトンの助手を務めるアンジャーの妻ジュリア(パイパー・ペラーボ)が、水中脱出に失敗し死亡する事故が起きる。
事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだ。
その事故を境にアンジャーとボーデンの仲は決裂。
ボーデンがサラ(レベッカ・ホール)と幸せな家庭を築いていることも、アンジャーの復讐心に油を注ぐことになってしまう。
そして、ついにはお互いに報復を繰り返す事態に発展する。
そんな中、ボーデンは新しいマジック「瞬間移動」を披露する。
そのマジックを見たアンジャーは、オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)という美しいアシスタントを得て、ボーデンよりも華麗なステージを開催するが・・・。
(2006/アメリカ) ★★★★
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マジックの基本は「プレッジ(確認)」「ターン(展開)」「プレステージ(偉業)」から成り立つのだそうな。
へえ~。
でも、マジック対決の映画かと思ってみていると、肩透かしを食うかもしれません。
マジックそのものよりも、復讐に取り憑かれた男(ヒュー・ジャックマン)がメインでした。
アンジャーは、ボーデンへの復讐心から、ボーデンよりも優れたマジックを求め、やがてマジックそのものに取り憑かれていく。。。
ヒュー・ジャックマンが、時にエネルギッシュに 時にスマートに演じていて、素敵でした~。
マジックを考え出すカッター(マイケル・ケイン)とコンビを組んで、華麗で洗練されたパフォーマンスで人気を得る“グレート・ダントン(ヒュー・ジャックマン)”。
誰にも見破られないマジック「瞬間移動」を生み出した“THE プロフェッサー(クリスチャン・ベール)”
そんな2人の修行時代から、復讐合戦の泥沼、パフォーマンス中の“グレート・ダントン”の死・・・と時系列をずらして描かれています。
監督は「メメント」「バットマン ビギンズ」のクリストファー・ノーラン。
今回も質の高い作品でした。
でも、注意しないと複雑な構造がちょっと分かりにくいかもしれません。
私が戸惑ったのは「誰が何を読んでいるのか」です。
ボーデン(クリスチャン・ベール)のところから盗んだ日誌をアンジャー(ヒュー・ジャックマン)が読む。
読みながら書き綴ったアンジャーの日誌を、今度はボーデンが手に入れて読む。
中盤までいくと、こういう構造だったと判明するのですが、最初は何がなんだかサッパリでした(笑)。
どっちがどっちのことを言っているのかも良く分からないので、声でヒュー・ジャックマンかクリスチャン・ベールかを判断してたくらいです。
けど、中盤までは結構、面白かったです。
手の込んだ復讐合戦になるので。
ストーリーも、最初に提示された「“グレート・ダントン”の死」へ向かって、突き進んでいきます。
でも、ニコラ・ステラ(デヴィッド・ボウイ)の発明品が何か分かると、「“グレート・ダントン”の死」の謎も一気に解けてしまいます。
しかも科学じゃなくて、SFだし・・・。
一方、ボーデンのトリックは、物凄い古典的。
と言うより、ちょっとズルイかも。
2人いるのは分かってたけどさ、そんなこと知らないもん(笑)。
そういう訳で“驚愕のラスト!!”を期待して見てもカルタシスは得られないです。
面白かっただけにラストがもったいないな・・・と言う感じもするけど、全体的に楽しめたので良しとします。
そう言えば、スカーレット・ヨハンソンは思いのほか活躍しなかったですね。
もっと出番があるか、裏があるのかと思ってたんですが・・・。
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