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2007年6月13日 (水)

あるスキャンダルの覚え書き

Notes_on_a_scandal 今日の友は、明日の敵・・・。

■あらすじ■

おもに労働者階級の子供たちが通うロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校。
ここで歴史を教えるベテラン教師のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、厳格すぎるゆえに生徒ばかりか同僚教師たちからも疎まれる孤独な存在だった。

そんなある日、新しい美術の担当教師シーバ(ケイト・ブランシェット)が赴任してくる。
美しいシーバは皆の注目を集めるが、バーバラもそんな彼女を注視していた。

そして、ある出来事をきっかけにシーバと親しくなったバーバラは、シーバの自宅に招待される。
そこにいたのは、年の離れた夫(ビル・ナイ)、反抗的な娘、ダウン症の息子。
思い描いていた上流階級の家庭生活とは違っていたが、シーバと友情を深めることにバーバラは喜びを感じる。

ところがある時バーバラは、シーバと男子生徒(アンドリュー・シンプソン)の情事の現場を目撃してしまい・・・。

(2006/イギリス) ★★★★

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ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの共演・・・。
2人とも演技派なだけに、それだけで、見たいっ!と思ってしまいます。

事実、見応えは充分でした!
92分と短い上映時間ながら、短く感じませんでした。
たぶん、内容が濃いからかな?

15歳の教え子と不適切な関係を持ってしまう美貌の美術教師シーバと、そのスキャンダルをネタにシーバを絶対服従のペットとして手元に置きたいオールド・ミスのバーバラ。

バーバラの本性が露わになってくるあたりは、映画に緊迫感も出ていてゾクッとしました。
さすがジュディ・デンチ。 上手い~。怖い~。

人の噂は広がるのが早いものらしいけど、バーバラが仕込んだ種があっという間に開花して、シーバを追い詰めていたのには、ちょっとビックリしました。

シーバのスキャンダルのネタは、実際にあった事件から取られているけれど、映画では道徳的な結末になっていました。
この点だけは、事実の方がショッキングすぎて、映画は勝てないですね(笑)。

※シーバのスキャンダルの元ネタ。
1997年、当時35歳で4人の子持ちだった小学校教師メアリー・ケイ・ルトーノーは、13歳の生徒と性的関係を持ち、彼の子供を妊娠、出産。
児童強姦で逮捕されるも、仮釈放中に接近禁止を言い渡されていた教え子と密会して2人目の子供を妊娠、出産。 
実刑判決を受け刑期を務めた後、その教え子と2005年に結婚した。

けれど、この映画はこのスキャンダルをメインに取り上げた映画ではないのです。
私も見る前は、てっきりそうなんだと思ってたんですけどね(笑)。

これは、支配欲の強い孤独なバーバラがシーバを手に入れようと画策するお話。
そこに、たまたまシーバのスキャンダルが絡んできているだけなのです。 
それが、大問題なのですが(笑)。

独占欲や、狡猾さ。
シーバを自分にだけ向けさせようとするバーバラの醜い行動は、なんか分かる部分もあったりする。。。

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コメント

双葉さん今晩は!

ジョディさんは「ヘンダーソン夫人の贈り物」で初めては意見して
今回は二度目なんだけどあんまりにも違うのでビックリしました
顔つきからまるで別人だものこの人は凄い俳優さんだなと
思いました。
もうこんなジョディさんは見たくないけどこの二作で彼女のファン
になりましたよ

それにしてもアメリカでの事件報道は日本でも流れたので知って
はいたけどその後の展開は初めて知りました。
結局結婚しているということはお互い本気で愛し合っていたんでしょうね

投稿: せつら | 2008年2月 3日 (日) 14時16分

>せつらさん

こんばんは!
コメント、ありがとうございます♪

ジュディ・デンチは凄い女優さんですよね!!
私はアルツハイマーを扱った映画の「アイリス」で、ノックアウトされました。
これも実話なんですけど、良かったです!
でも、あまりに重すぎるせいか、友人にススメても反応が良くありません(汗)。

あと、「ラヴェンダーの咲く庭で」も好きです!
マギー・スミスと姉妹役なのですが、年を取っても乙女なままの老女を好演!
ジュディ・デンチが本当に可愛らしいんですよ~♪

「ヘンダーソン夫人の贈り物」は、まだ観ていないので時間のある時にでもチェックしてみます!

今回のジュディさんは、とっても怖い役でしたねー!
でも、私も実は独占欲が強い人間なので、バーバラの行動を理解できてしまう自分がいました・・・。

元ネタのスキャンダルについては、私もパンフレットか何かでその後の展開を知りました。

投稿: 双葉 | 2008年2月 3日 (日) 21時17分

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