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2007年7月25日 (水)

迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-

Rumor_has_it 迷ってても浮気はダメ!!

■あらすじ■

ニューヨーク・タイムズの死亡記事欄を担当しているサラ(ジェニファー・アニストン)は、恋人ジェフ(マーク・ラファロ)と婚約中。
しかし、幸せの絶頂とは程遠く、結婚に対しての不安がぬぐえない。

妹アニー(ミーナ・スヴァーリ)の結婚式に出席するためジェフと共に故郷バサディナに帰ったサラは、そこで両親の結婚にまつわる“ある噂”を耳にする。
どうやら、サラの家族は映画にもなった小説『卒業』のモデルらしいのだ!
サラの亡き母が結婚式直前に連れ去られた花嫁で、サラの祖母キャサリン(シャーリー・マクレーン)が主人公の青年を誘惑したミセス・ロビンソン。

自分の出生に疑問を感じたサラは、両親の結婚の謎を探るべく、かつて母を連れ去ったボー・バローズ(ケヴィン・コスナー)を探し出す・・・。

(2005/アメリカ) ★

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恋人たちの予感」「ミザリー」の ロブ・ライナー監督作品。

『卒業』でダスティン・ホフマンが演じていたベンジャミンのモデルとされる人物を演じているのは、ケヴィン・コスナー。
ダスティン・ホフマン本人が演じていたら、もう少し笑えたかも。。。

と言うか、『卒業』をモチーフにしているとしながら、全然違うじゃないですかー!

主人公ベンジャミンが、ロビンソン夫人に誘われて関係を持った挙句、その娘エレインと恋に落ちて、結婚式に略奪。
って言うのが、映画版の『卒業』。

この映画で『卒業』のモデルとされる出来事は、
ボー・バローズは以前、キャサリン夫人だけでなくその娘とも付き合っていたこともあるプレイボーイ。
メキシコで休暇中のボーの前に、1週間後に結婚式を控えたキャサリンの娘(=サラの母親)が現れる。
故郷パサディナでは駆け落ちだと大騒ぎに!
しかし1週間後、何事も無かったようにアール(リチャード・ジェンキンス)と結婚する。

どこが『卒業』???

あの有名な結婚式会場から花嫁連れ去りシーンが無い『卒業』なんて『卒業』じゃなぁ~い!!
この映画でポイントになっているのは、母親とその娘が同じ男と関係を持ったってことだけなんだよね。
そこに、今度は「孫(=ジェニファー・アニストン)」まで加わります。
おいおい。

自分探しが深みにハマって、祖母と母親とも関係を持った相手とメイク・ラブ。。。なんて、マリッジ・ブルーとか、そういうものを通り越してます。
 
すべてはその朝始まった」の時は、クライヴ・オーウェンともヴァンサン・カッサルとも、お似合いじゃなかったけど、
今回の相手役、マーク・ラファロとはかなりお似合いでした!
作品の雰囲気も良さ気だったのに、何故にこのような好感度の低い役柄を演じるかねぇ・・・。

裏切られたマーク・ラファロの言い分は、ごもっともです。
至極真っ当なことばかり言うから、劇中はマーク・ラファロの味方になってました。

でも、ラストはハリウッド・エンディング。。。
収まるところに収まって、ジ・エンドのお決まりの展開にゲンナリでした。

そういえば、この映画。
『卒業』の小説発表年からジェニファー・アニストンの年齢設定を差し引いているためか、なぜか1997年に時代設定されてます。

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2007年7月24日 (火)

すべてはその朝始まった

Derailed すべては出来レースの上に・・・

■あらすじ■

チャールズ(クライヴ・オーウェン)は、愛する妻子と幸せに暮らす会社員。
ある日の通勤電車でのこと。
財布を忘れて困っているチャールズに、金融会社で働く聡明な女性・ルシンダ(ジェニファー・アニストン)が助け舟を出す。
ルシンダにもチャールズと同じように愛する娘がいることを知り、次第に2人は打ち解けて話すようになる。

やがて2人は親密さを増し、ついに想いが高じて場末のホテルに入ってしまう。
しかし、そこへ突然、銃を持った暴漢(ヴァンサン・カッセル)が押し入ってきて・・・。

(2005/アメリカ) ★

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クライヴ・オーウェンとヴァンサン・カッセルに挟まれると、どうしてもジェニファー・アニストンが貧弱に見えてしまいます。
役柄も、ちょっと役不足でしたかねぇ。

電車での出会いから、すでにクライヴ・オーウェンの鼻の下が伸びてるのに苦笑してしまいました。
そう言えば彼は、「クローサー」でも、スケコマシ男を演じていて厭らしさ爆発でしたよね~。
こういう演技が上手いんだか地なんだか良く分からないけど、あまりにも目がランラン☆としちゃっているのが、苦手だな(笑)。

ストーリーは一応、不倫ものサスペンスな訳です。
飢えたオオカミみたいになってるクライヴ・オーウェンは、どうにかジェニファー・アニストンとホテルへチェック・イン。
けれども、肝心なところを前にして強盗が侵入、ジェニファーはレイプされてしまう・・・。
けどここで、ストーリーが読めてしまうんですよね。

※注意【以下、ネタバレ有】…未見の方はご注意ください。

ジェニファーがレイプされちゃうのは意外な展開に思えるけど、これだと収拾つけるのが難しくなっちゃう。
だから、ジェニファーとヴァンサン・カッセルはグルなんだな、2人で仕組んでるんだなって、読めてしまいます。

ヴァンサン・カッセルからの脅迫が続いて、クライヴ・オーウェンはいいところなし。
なかなかのダメッぷりです。

ようやく仕組まれたことに気付くも、一人で解決しようとしたりして、そこからは警察に任せればいいのに・・・なんて思いながら見ていました。

ラストにちょっとしたサプライズが用意されていたけど、面白かったー!と思わずうなるカンジじゃなかったです。

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2007年7月22日 (日)

傷だらけの男たち

Confession_pain 傷だらけになった経緯は・・・

■あらすじ■

2003年のクリスマス。
刑事ポン(金城武)と上司ラウ(トニー・レオン)は、かねてから追跡していた連続殺人犯をついに逮捕する。
しかしその夜、ポンが帰宅すると、そこには既に息絶えた恋人の姿があった。
そして、ポンは彼女が妊娠していたことを知る。

その3年後。
警察を辞職し私立探偵になったボンの生活は一変、酒びたりで自堕落な日々を送っていた。
一方のヘイは億万長者チャウ(ユエ・ホア)の娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と結婚し、キャリアもプライベートも順風満帆。

そんなある日、チャウが自宅で惨殺される事件が起きる。
父の死に不審を抱いたスクツァンは、ポンに捜査を依頼するのだが・・・。

(2006/香港) ★★★

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ハリウッド・リメイクするほどの作品かなぁ?って疑問が湧くけど、ハリウッド版にはレオナルド・ディカプリオが(金城くんの役の方で)出演するらしいので、上映された暁には観に行っちゃうんだろうなぁ~。

さて、この映画。
「インファナル・アフェア」の監督作ってことで、大いに期待を寄せていました!
しかし、なんとも微妙な出来。
うう~ん。
主演の2人は悪くないけど、なかなか盛り上がらないんですよね。

犯人がトニーって言うのが最初からバレバレなので緊張感に欠けるのかも。

トニーが犯人なのを観客には見せちゃっているけど、金城くんはそれを知らないわけで、
金城目線で映画を進行させると作中の金城くんが事件に追いつくまでが長いんです。

トニーの身辺に出没する怪しげな男の存在も謎めいてばかりでしたけど、
トニーの犯行がバレちゃうかもーとか、コイツが実は真犯人なのかもとか思わせるようなことも無く、サスペンス的に物足りなかったです。

トニーが何故、そのような犯行に及んだのかは最後にならないと分からないけど、一気に独白で説明されてしまうので、ちょっと頭の中が混乱しました。

それに、独白だけじゃ因縁の説明に頼ってしまっていて、肝心の報復行為に説得力を持たせるだけのトニーの痛みが伝わってこなかったのが残念です。

今回ばかりは、主演2人の顔を立てるような作りではなく、ポンの視線からストーリーを進めた方が良かった気がします。

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2007年7月21日 (土)

アルティメット

Banlieue_13 ビックリ人間大会。

■あらすじ■

2010年のパリ。
郊外の“バンリュー13”地区は、治安悪化のために市内から隔離され、いまや完全に無法地帯と化していた。
そんな中、この地区で育ったレイト(ダヴィッド・ベル)は、街からドラッグを一掃しようとギャングのボス、タハ(ラルビ・ナセリ)にたった一人で立ち向かっていた。

しかし、妹ローラ(ダニー・ヴェリッシモ)をタハにさらわれた挙句、レイト自身が警察に逮捕され投獄されてしまう。

その6ヵ月後。
政府のつくった時限爆弾がタハに盗まれ、“バンリュー13”地区に持ち込まれたことが判明する。
爆発までに残された時間は24時間。
武術の達人でもあるエリート潜入捜査官ダミアン(シリル・ラファエリ)に爆弾解除の任務が託されるが、未踏の地のため準備が足りない。
そこで、投獄されていたレイトを案内役として同行させることになるが・・・。

(2004/フランス) ★★★

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CGなし、ワイヤーなし、スタントなしの肉体アクション映画。

とにかく展開がスピーディで(途中、中だるみもあったけど)矢継ぎ早に信じられないアクションが繰り広げられ、目がクギづけでした(笑)。
なんなの?この人たち!!
身のこなしが、普通じゃないよ!!

思いつくのは「YAMAKASI」(←未見です)の人たちだけど・・・と思って調べてみたら、やっぱりそうだった。

レイト役のダヴィッド・ベルは、「YAMAKASI」に出ているパフォーマンス・グループの“パルクール”の創始者なんだって!
でも、本人は「YAMAKASI」には出なかったそうなので、実質この映画が映画デビュー作になるみたい。

一方、ダミアン役のシリル・ラファエリは、総合格闘技ののワールドカップで優勝経験もある武術家だった人で、スタントマンとして活躍した後、俳優としても活躍してるみたい。

私は運動神経がゼロですが、人間ってすごいなーって感心しちゃう程に無駄の無い動き。

ストーリーそのものに派手さは無いけど、勧善懲悪の世界がコンパクト(85分)にまとまっているので、深く考え込まずに鑑賞できました。

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2007年7月16日 (月)

★今後の更新頻度について★

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を先行上映で見てしまったので、今月はもう劇場鑑賞予定作品がありません。。。

来月もあまり興味を引くような作品が公開されないので、しばらくブログの更新は(今まで以上に?)のんびりモードになるかと思われます。

7/28~公開の「リトル・チルドレン」が気になりますが、都内なのでちょっと無理かなぁ。
「ブリッジ」も結局、観に行けなかったし・・・。

劇場鑑賞作が無くともDVDとかWOWOWで映画を観れたらいいんですけど、今年の夏は時間が無くてそうもいかないようなのです(泣)。

とりあえず、まだアップしてない「ダイ・ハード4.0」と「傷だらけの男たち」の記事を、今月中になんとかしたいです。
時間があったら取りこぼしている映画たちも、どうにか記事にしてあげたい・・・。

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2007年7月14日 (土)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Harry_potter_and_the_order_of_the_p 一皮向けたハリー・ポッター!

■あらすじ■

ホグワーツ魔法学校の5年生進級を目前に控えたハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、ある日、いとこのダドリー(ハリー・メリング)と一緒にいるところをディメンターに襲われる。
ハリーはとっさに守護霊の魔法を使いディメンターを追い払うが、魔法界では人間界での魔法使用が禁止されており、ホグワーツ魔法学校を追放されかねない立場に追い込まれてしまう。

そのことについて魔法省でハリーの聴聞会が開かれるが、ヴォルデモート卿の復活が起因と証言したダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)のおかげでハリーは無罪放免。
無事にホグワーツ魔法学校の5年生に進級する。

しかし、魔法省の魔法大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)は、ダンブルドアが魔法大臣の地位を狙い横取りするために闇の帝王“ヴォルデモート”が復活したと吹聴していると勘ぐり、防衛術を教える教師としてドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)を学校全体の監視役として送り込んでくる。

一方、ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)は仲間を集め、“あるもの”を狙って暗躍し始める。
その兆しを誰よりも早く察知したハリーは、ロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)たちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成するが・・・。

(2007/イギリス・アメリカ) ★★★★☆

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今回のデヴィッド・イェーツ監督はTV出身で長編映画は初めてだと言うので、見る前からかなり不安を抱いておりました・・・。
が!そんなことは杞憂でしたね!
次回作も任されたって言うのも納得の出来映え!

前作の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」は、イベントを消化するのに精一杯なカンジがしたけど、今回は作風にも独自色が出ていてグッと映画に深みが増してました!

それに前作からイギリス人監督になったけど、4作目はまだハリウッド+イギリス映画って感じだったのに、今回はグンとイギリス映画っぽい雰囲気になってました!

音楽も、今までのジョン・ウィリアムズ路線から、完全に脱却!
このことは映画に多大な影響を与えていました。
ダニエル・ラドクリフをはじめ、演じる俳優陣も大人になったけど、映画そのものも次の段階に到達したって感じです。

デヴィッド・イェーツ監督は、今までCGを使ったことが無いらしいのですが、そんなことを感じさせない出気映えです。
ちゃんとツボを抑えて作られていて、ラストの魔法バトルは見所のひとつでした。

今までのハリー・ポッター・シリーズでは、3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」が1番好きなんですけど、5作目の今作も同じくらいのお気に入りになりそうな予感・・・!

だってだって、シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)と、ルーピン先生(デヴィッド・シューリス)が再登場ですもの~♪
そこに、アクの強い新キャラが続々登場して、ピリリとスパイスになっていました。

闇の防衛術の新任教師ドローレス・アンブリッジはイメルダ・スタウントンが嬉々として演じていて、さすがの演技力。
ピンクの服装は映画の中で超~目立ってます!

ちょっと変わった女の子ルーナ・ラブグッド(イヴァナ・リンチ) は、ハリーの初恋の君チョウ・チャン(ケイティ・リュング)より可愛くて、存在感があった(笑)。

他に、ちょっとしか出番が無いのに、強烈な印象を残していたのが、べラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)。
シリウス・ブラックのいとこで、ヴォルデモートの手下“死食い人”のひとり。
次回作ではもっと出番が増えるはず・・・。

今回もあまり出番は多くなかったスネイプ先生(アラン・リックマン)も、次回作ではどーんと出番が増えるハズなので、今から楽しみ~。

結構、持ち上げ気味の記事ですけど、気に入らない点ももちろんある。
前作でも登場したマッドアイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)の魔法の目は相変わらずオモチャみたいだし、ヴォルデモート卿のヴィジュアルも祈り届かず前作のまま変更なし。
けど、それはシリーズものの宿命で、下手に変えられないって言うのも分かってます。

だからこそ今回、今までのハリー・ポッター・シリーズと打って変わってシビアな映画にシフト・チェンジさせた功績は大きいと思う。
それに、原作だと5巻目のハリーって、かなり嫌な奴だったんだよね。
映画は上手く体制への反発に置き換えてあって、原作よりも好感の持てるハリー像を提示してくれてました。

それでも、今までもそうだったように内容の端折りは結構あるので、原作を読んでいない人が見ると展開の速さについていけないところもありそうです。

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2007年7月13日 (金)

レミーのおいしいレストラン

Ratatouille ネズミはネズミ。

■あらすじ■

すぐれた鼻と舌を持つネズミのレミーは、一流シェフになるのが夢。
ある日、レミーは嵐で家族とはぐれてしまい、パリのとある一軒のレストランに辿り着く。
なんとそこは、レミーが尊敬する今は亡き名シェフのグストーの店だった。

そこで料理の才能ゼロの見習いシェフ・リングイニが、店の大事なスープを台なしにしてしまうのを見たレミーは、思わず味を整えに走る。
それを目撃していたリングイニは、自分に料理の才能がないことからレミーの力を借りることを提案。
こうして彼らは秘かにコンビを組むことになるのだが・・・。

(2007/アメリカ) ★★★

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見る前は、レストランにネズミ!?ネズミが料理!?
ちょっと、不衛生じゃない?
って思ったけど、予告編を見たら手を洗ったりしてて可愛かったです。
ビンに閉じ込められて川に捨てられそうになる時のレミーの表情とか、複式呼吸でお腹が凹んだりしてる所とか、可愛すぎる。

世界一有名な某ネズミのキャラクターは好きじゃないんですけど、何気に「マウス・ハント」とか「スチュアート・リトル」とか見ているので、ネズミ自体はそんなに嫌いじゃないのかも知れないです。

ストーリーは単純明快で中盤までは面白かったんですけど、後半の展開はちょっとどうかな・・・。

レミーがリングイニの頭の上に乗って、髪の毛で彼を操縦するのは、オイオイって感じだったけど、あまりにも想定外のことだったからビックリしました。

しかし、リングイニが実はグストーの息子で・・・と言うエピソードは、最後にはグストーの店を潰してしまうとなると必要だったのかちょっと疑問です。

グストーの現レストラン・シェフのスキナーと、料理評論家のイーゴは、いかにもな悪人顔をしているんだけど、顔が濃い割りに中身が薄い印象。
評論家のイーゴはラストで人が変わったようになってしまうし、グストーが星を落とした理由も良く分からないままです。

ディズニーらしい円満解決と言えばそうなんだけど、人間とネズミの共存共栄はミッ○ーマ○スだけで充分だよ。
ミッ○ーは、もはや擬人化されすぎて、ネズミじゃない気もするけど。

兎にも角にも、ネズミの大群が厨房で料理している映像は、あんまり心踊るものではなかったです。

そう言えば、本編前に「リフテッド」っていう短編アニメが上映されたんですが、これが結構面白かったです!
2匹の宇宙人が出てくるんだけど、くすくす笑っちゃった。

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2007年7月11日 (水)

ボルベール〈帰郷〉

Volver 秘密とユーモアとスパイスと。。。

■あらすじ■

失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ(ペネロペ・クルス)。
だが彼女の留守中、夫(アントニオ・デ・ラ・トレ)が15歳になる娘パウラ(ヨアンナ・コボ)に関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。

愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷のラ・マンチャに住む叔母(チュス・ランプレアベ)が死んだ」と知らせが入る。

ライムンダの姉ソーレ(ロラ・ドゥエニャス)が叔母の家に駆けつけると、そこには大昔に火事で死んだはずの母(カルメン・マウラ)の亡霊がいる。
ソーレは慌てて逃げ出すが、向かいに住むアグスティナ(ブランカ・ポルティージョ)の家で行われた叔母の葬儀で、亡くなった母親は1人暮らしだった叔母を心配して、世話をしにあの世から戻ってきていた、という噂を聞く・・・。

(2006/スペイン) ★★★☆

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「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」に続くペドロ・アルモドバル監督の女性讃歌3部作なんだそうですよ。

ペドロ・アルモドバル監督作は「トーク・トゥ・ハー」と「バッド・エデュケーション」しか見ていないけど、作風に独自性を感じます。
今回も濃厚で、アルモドバル節炸裂なカンジ。

けどね、何と言ってもペネロペ・クルス!
彼女の魅力がくっきりスクリーンに描写されていて、魅了されました。
特に、胸の谷間?(笑)
トイレシーンが話題になっていたけど、そこよりも台所に立つペネロペを真上から捉えたバスと・ショットが印象に残りました。
キレイな谷間!!

あと、タンゴの名曲「ボルベール」をペネロペが歌うシーンは、声質が違うので吹き替えだってバレバレだったけど、タンゴ歌手の身振りや口の動きを完璧にマスターしたらしいです。

ストーリーも意外性があって、結構惹きつけられました。
娘のパウラの父親が実は・・・とか、
死んだはずの母親が実は・・・とか。

女性ばかりが登場するけど、意外にも結束力はそんなに感じなかったです。
女性が集まる映画って結構、一致団結して物事を進めたりするものが多い気がするんだけど。。。

各人が秘密や悩みを抱えていて心からは打ち解けない、そんな微妙な距離感が今時っぽいカンジなのかな。

でも、レストランの経営を口八丁で強引に引き継いだり、
夫の死体処理を女友達にお金で手伝ってもらったり、
父親を殺した娘は何事も無かったように過ごしていたり、
ちょっと都合良過ぎで出来過ぎなカンジも受けました。

カンヌ国際映画祭では、ペネロペ・クルスをはじめとする6人の出演女優が、主演女優賞に輝きました。
けど、何も6人にあげなくても・・・って気もする。

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2007年7月 9日 (月)

憑神 (つきがみ)

Tukigami 貧乏神はモノノケ・・・?

■あらすじ■

時は幕末。
別所彦四郎(妻夫木聡)は、下級武士とはいえ、代々将軍の影武者をつとめてきた由緒ある家柄の次男。
文武両道に優れ将来を嘱望されていたが、些細な事件をきっかけに婿養子に行った先から離縁され、兄夫婦(佐々木蔵之介鈴木砂羽)のもとで肩身の狭い日々を過ごしている。

そんなある日、彦四郎は昌平坂学問所のライバルで今では軍艦頭取に出世した榎本武揚と再会する。
榎本が成り上がったのは、向島の“三囲(みめぐり)稲荷”にお参りしたお陰だと、専らの噂・・・。

酒に酔って転げ落ちた土手のふもとに“三巡(みめぐり)稲荷”を発見した彦四郎は、手を叩いてお祈りする。
しかし、そこは災いの神を呼び寄せるお稲荷様で・・・。

(2007/日本) ★☆

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起承転結はきっちりしてるんだけど、話が進むほどに どんどんつまらなくなっていく映画でした。

うだつの上がらない下級武士が神頼みしたのは、災いの神様を祀った祠だった、と言う導入から、最初の貧乏神(西田敏行)に取り憑かれるまでは、まだ良かったです。

如何せん、続く疫病神を演じるのが赤井英和
なぜ、相撲取りの姿なのか(まわし姿ではありません。浴衣を着ています。)も良く分からないけど、役不足の感が否めません。

3番目に登場する死神は森迫永依チャンが演じていて、さらに格落ちします。
普通、逆じゃないですかね?

貧乏神のパートは笑えるところもちょっとあって、コミカルな作品なのかな~って思ったけど、疫病神のパートになると雰囲気がガラッと変わりました。
いや、周りの出演者は同じなので、赤井英和の存在感が映画の中で異質すぎたと言うべきか・・・。
その違和感を笑いのオブラートで包むでもなく、そのまま演技続行なのが苦しい。。。

死神のパートにしても引き込まれるものがなくて、かなりどうでも良かったです。
それに、無理して恋愛を絡ませないほうが良かったと思う・・・。
死神と心中って、意味不明だもん。

そもそも、登場する神様たちは主人公に甘すぎる!
10年に1度、否、100年に1度の秘儀「家替え」をしてもらってピンチを切り抜けていくけど、主人公に都合良過ぎる展開は、ちょっと興ざめでした。

その主人公の魅力も乏しくて、著しく説得力を欠く映画になってしまっています。

この映画は、幕末の武士の時代が終わる頃のお話なので、主人公が武士としての己に目覚めるサブ・ストーリーが用意されています。
しかし、ラストはそこがメインになっていました。
だったら、最初から“武士の本懐”を中心に据えていたほうが、一本筋が通ったと思います。

結局、何を伝えたいのか焦点が定まらずにふらふらしているので、最後の主人公の覚悟がイマイチ伝わってこない・・・。

自分には妻子がいるから…と、言い逃れをしていたわりには、自分の信念を優先させるわけだし、父親に刀を向ける息子とのわだかまりも充分に解決したとも思えない。

何よりも元妻の実家を没落させたのに、その後のフォローが団子と握り飯だけって・・・。
蕎麦屋に金貨をあげるのと比べると、かなり酷いよ。

神様なのに、悪霊退治の呪文が効くのも変だった。。。

しかし、彦四郎の母を夏木マリが演じていたので、別所家のシーンは安心して見ていられました。

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2007年7月 3日 (火)

善き人のためのソナタ

Lives_of_others 監視国家の中で喜びを知る。

■あらすじ■

1984年、壁崩壊前の東ベルリン。
国家保安省“シュタージ”の局員ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は国家に忠誠を誓う真面目で優秀な男。

ある日彼は、劇作家ドライマン(セバスチャン・コッホ)と舞台女優である恋人のクリスタ(マルティナ・ゲデック)を監視し、反体制の証拠を掴むよう命じられる。
早速ドライマンのアパートには盗聴器が仕掛けられ、ヴィースラーは徹底した監視を開始する。

しかし、音楽や文学を語り合い、深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは知らず知らずのうちに共鳴していくのだった・・・。

(2006/ドイツ) ★★★★

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今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。

東西冷戦時代のの東ベルリンを舞台にした映画には「グッバイ!レーニン」があるけど、今回、シュタージと呼ばれる国家保安省の局員が主人公となっているため、さらに一歩踏み込んだ映画となっているようです。

でも、何はなくとも主人公のヴィースラーを演じた役者さん(ウルリッヒ・ミューエ)ありきの映画でした。
国家に忠誠を誓う生真面目男の役だけど、この人の風貌に清潔感と穏やかさがあるので、冷たい感じがしないもの。
絶対に笑わないけど。。。

冷たい心が解けてく映画じゃなくて、持っていたものが触発されて顔を出した…。 
そんな映画になってます。

けど、どこでヴィースラーの善き心が目覚めたのかは微妙ですね。
ドライマンがピアノで“善き人のためのソナタ”を弾くところがポイントなんだろうけど、決定的なものには感じなかったです。

ドライマンを監視するキッカケになったのは、クリスタにお熱の大臣が恋人のドライマンの存在を邪魔に思ってのことだったんだろうけど、ヴィースラーも「ドライマンは怪しい」と言ってました。
この時点で、すでに彼の中に触発されるものがあったのではないかとも考えられます。
カフェでの出来事を思うと、ヴィースラーもクリスタに好意を持っていたとも考えられるし・・・。

ドライマンとクリスタの同棲生活を覗く事で刺激になったり、ドライマンが読んでいる本を拝借したり、
徐々に監視対象へ親近の情が湧くのは分かるんだけど、もう少し説得力が欲しかったです。

それとは別に、信念を貫き通す強き心と、権力に与する弱き心も対比して描かれていたように思い、興味深かったです。
密告、、、と言うことになるのですが、やはり自分の身は可愛いのですね。
「権力」の前では「愛情」は勝てないのかなぁ。
と言うより、「「権力」の前では「女性」ってだけで立場が弱くなってしまいますね。
でも、それ以前にも背徳行為をしてたし、クリスタの愛情の深さが映画ではあまり感じられなかったのが残念です。

ヴィースラーとクリスタの取調室でのやり取りは、ヴィースラーがどのような意図を持っているのか掴みきれなかったために、緊迫感に欠けました。
けど、その後の行動を見ると、すでにある程度の覚悟はしてたのかな・・・と思えてくる。
でも何故、そこまで・・・。

ちょっと中途半端なような、いまひとつな印象だったのですが、ラストシーンにきてジュワッと感動が心に沁みました。

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2007年7月 2日 (月)

舞妓Haaaan!!!

Maiko_haaaan 舞妓さんに会いたいっ!

■あらすじ■

鬼塚公彦(阿部サダヲ)は鈴屋食品・東京本社で働く平凡なサラリーマン。
しかし彼は、高校時代に修学旅行先の京都で舞妓に出会って以来、熱狂的な舞妓ファンとなり、いつかは“舞妓はんとの野球拳”という究極の夢を抱いていた。

まだ“お茶屋”で舞妓と遊んだことがない公彦だったが、念願の京都支社への転勤が決まり、彼女の大沢富士子(柴咲コウ)を捨てて京都入りする。

はじめは“一見さんお断り”の壁に跳ね返されるものの、お茶屋の常連だった社長(伊東四朗)から“仕事で結果を出せば連れて行ってやる”と言われ、しゃかりきに働き、ついにお茶屋デビューを果たす。
そして公彦は、いよいよ念願だった舞妓との野球拳を実現しようとするのだが・・・。

(2007/日本) ★★★

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京都には修学旅行で1度だけ・・・という旅行嫌いな私です。
でも、いいですね~♪ 京都!!
お寺巡りしたいなぁ。
それでもって、舞妓さんにバッタリ出会いたーい!!(笑)

ハイテンションな主人公にはのっけから笑わされてしまったし面白かったんですが、
面白いところと、そうでないところの差が激しい気がしました。

後半にいくにつれて、笑えるところも少なくなっていったし・・・。

特に映画についていけなくなったのは、主人公のライバル?内藤貴一郎(堤真一)が、野球選手→俳優→ボクサー→シェフ→市長に立候補・・・と華麗な転身を遂げるところでしょうか。
コメディと分かっていても、ありえないでしょって思うもん。

それなのに、ライバル心むき出しの主人公は、サラリーマン→野球選手→俳優・・・(以下略)と、会社の金とコネを使って同じ舞台に立とうとする。
ここでは「ありえない×ありえない=爆笑」という方程式にはならないんですよね。。。
一人の社員のために無駄金使う会社ってどうなのよ~って思うもの。

舞妓さんは可愛かったし、面白い部分もたくさんあったのに、核になるところが弱いです。
主人公の舞妓さんに対する熱意は伝わってくるけど、アッサリ彼女をふったり、額の傷を見て告白の言葉を間違えたり、最後まで好感度は低いままでした。

ライバル・内藤貴一郎も、結局市長になって何がしたかったのか、何のために「一見さんお断りお断り」の条例を出そうとしたのか良く分からなかった。
主人公との関係に気付いて駒富士(柴咲コウ)のダンナになった意図も消化不良でした。

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2007年7月 1日 (日)

ゾディアック

Zodiac 「ゾディアック事件」入門。

■あらすじ■

1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こる。

それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。
それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。
さらに、手紙には謎の暗号文も同封されており、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行すると脅迫文が添えられていた。

以来、同紙の記者エイブリー(ロバート・ダウニー・Jr.)と風刺漫画家グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)は、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。
一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキー(マーク・ラファロ)とアームストロング(アンソニー・エドワーズ)も取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが・・・。

(2007/アメリカ) ★★★★☆

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題材は全米初の劇場型連続殺人事件、しかも未解決。
監督はデヴィッド・フィンチャーだし、大注目してました!!

予告編では、60年代の雰囲気とジャジーな音楽がちょっとオシャレな感じ。
その辺、デヴィッド・フィンチャーらしさがなくて評判がイマイチなのかもしれないですね。
私はデヴィッド・フィンチャー監督よりも「ゾディアック事件」そのものに興味があったので、かなり楽しめました。

未解決事件なので犯人が判明しないことは承知の上だったけど、ラストにコイツが怪しい・・・と示唆されているからか、そのことでのフラストレーションが溜まることも無かったです。
「セブン」の方がはるかにフラストレーションの溜まる映画でした(笑)。

2時間37分とかなり長いけど、「ゾディアック事件」に興味津々だったので、それほど長いとも感じなかったし、むしろもっとディープに事件のことが知りたくなってしまいました。

映画は「ゾディアック事件」よりも、その事件に取り憑かれて人生が狂わされていく男たちが中心。
グレイスミスは担当記者でも担当刑事でもないのに、ひとりで奮闘しちゃいます。
しかし、メラニー(クロエ・セヴィニー)との突然の再婚や、風刺漫画家を辞めた後の職が何なのかとか、ちらほら気になる点もあったりしました。

他にも、左手文字・右手文字の違いや、シリアルキラーの人格なんかが出てきたときには、もしや犯人は多重人格者!?なのかとも思ったりしたけど、それについては触れて無かったですね。
違うのかな。

後半の映写技師さん宅では、いきなりサスペンス風にドキドキの展開。
怖い目に遭うくらいなら真相なんか知りたくないけど、それでも頑張るグレイスミスはかなりの物好きだよね。
それを安全なところから観るだけの私は贅沢だな~。

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