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2007年9月27日 (木)

めがね

Negame 中途半端にタソガレる。。。

■あらすじ■

まだ春の浅い南の小さな海辺の町。
空港に一機のプロペラ機が着陸し、小さなバッグを手にタラップをメガネの女性、サクラ(もたいまさこ)が降りてくる。

同じ飛行機からもう一人降りてきたのは、タエコ(小林聡美)。
大きなトランクを引きずりながら、地図を片手に旅の宿となる「ハマダ」を目指す。

たどり着いた「ハマダ」では、主人のユージ(光石研)と犬のコージに出迎えてもらうが、ユージは早々に出かけてしまいタエコは一人取り残される。

翌朝、寝ていたタエコは、足元にたたずむ常連客サクラの唐突な朝の挨拶に度肝を抜かれる。
その後も、毎朝浜辺で行われる「メルシー体操」、近所でぶらついている高校教師のハルナ(市川実日子)、笑顔でカキ氷を振舞うサクラ・・・などなど。
彼らのマイペースさに耐え切れないタエコは、ハマダを出て、町でもうひとつの民宿「マリン・パレス」に移ろうとするが・・・。

(2007/日本) ★★★

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「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」「かもめ食堂」と、何気に荻上直子監督作を全作観ていたりする私です。

前回の「かもめ食堂」が大ヒットしたからなのか、単館系の匂いをプンプンさせながら、近くのシネコンで上映してたので観てきました。

しかし、なんだかなぁ。。。

前回の「かもめ食堂」と比較してはいけないのだろうけど、主演が小林聡美だし、どうしても比べてしまいます。

それに、ストーリーに何も起こらない上、登場人物が正体不明だったりして、
よく分からない、なんだかスッキリしない気持ちが残りました。

一体、何の映画だったんだろうと・・・。

「かもめ食堂」の主人公はフィンランドで食堂を経営している女性が主人公で、お客が来なくても何とかなる!とポジティブな考えの持ち主。
だから、そこにフラフラと謎の旅行客が居ついても、一本筋の通った主人公の姿勢に安心感を感じてホッとできた。

「めがね」の主人公は、職業も不明なら、旅の動機も曖昧。
ただ、携帯の通じないところに行きたかったと言うだけで、南の島にひょっこりやって来る。
何故?
何かから逃げ出したいのか。リフレッシュしたいのか。リセットしたいのか。

観客の疑問をハルナがぶつけるけど、明確な答えは出ずに はぐらかされてばかり。
ヨモギくん(加瀬亮)が登場すると、タエコを「先生」と呼んだりするので、タエコは作家なのかなーって思ったりしましたが、結局、最後まで何者なのかが分かりませんでした。

タエコ、サクラ、ユージ、ハルナ、ヨモギ。
この5人の中でハッキリしてるのは、ユージが民宿の主で、ハルナが高校の生物の先生だってことだけ。

あまりにも情報量が少なすぎて、結局誰にも感情移入できずに、気持ちがいいのは劇中の人物だけと言う“独りよがり”の一歩手前って感じがします。

印象的だったのは、主人公のタエコがスーツケースを捨てて「ハマダ」に戻るシーンです。
スーツケースは現代社会における余分なものの象徴みたいに見えました。

前半では頑なだったタエコは、スーツケースを捨てて変わり始めます。

でも、その主人公の心変わりくらいしか映画のストーリーがないので、物足りないと言うか、手応えがないというか、面白くないのです。

「たそがれ」を映画にするのは、やっぱり難しいのかなー。

と、酷評気味ですけど、良かったのは謎の女性サクラを演じたもたいまさこさん。
この人のオーラがあってこそ、サクラが存在しえたと言っても過言ではないです。

そして、「ハマダ」のオーナーであるユージを演じた光石研さんも良かったです。
お客さん以上、友達未満の適度な距離のとり方がステキでした。
こんな民宿なら泊まってみたいかも!

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Cinema 2007」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。こちらにもコメント書かせてもらっちゃいます♪
私もタエコは作家かな~とにらんでいます。ヨモギくんが担当さんか何かで。
薬師丸ひろ子さんのクレジットが「めがねの友達」だったんですけど、これも想像におまかせなんでしょうね(笑)

投稿: Kitty | 2007年10月10日 (水) 00時02分

>Kittyさん

こんばんは。
TB&コメントをありがとうございます!

タエコは何者なのかサッパリ分からなかったですね~。
何者でもなく何者でもあるってことなのかな。
それ故、ヨモギくんの「先生!」は大きかったですよね。
一気に職種が狭まりました。

大学教授もありかなって思ったんですけど、
悠々と期限を設けず旅に出られることを考えると
作家が一番近い気がしました。

そうそう!
薬師丸ひろ子さんのクレジットは「めがねの友達」でしたよね。
役どころも怪しげな活動の主催者(?)で、ちょっと意外でした。

投稿: 双葉 | 2007年10月10日 (水) 01時08分

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受信: 2007年10月 8日 (月) 22時14分

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